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恋愛の携帯小説に含まれる記事が22370件見つかりました。
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noir cafe vol.8
『27歳、無防備な朝』私と夏樹はコーヒーを飲みながら、ニュースを見ていた。どこかのコンビニに強盗が入ったとか、交通事故でお年寄りがなくなったとか、芸能人の誰かと誰かが付き合っているだとか、私たちには直接関係はない日々の出来事。「みやちゃんは今日仕事?」夏樹はチャンネルを変えながら私に尋ねる。「今日は休みだよ。」「俺らは今日も仕事です…。」夏樹はソファーの背もたれにドサッと体を投げて天井を見ながら
小椋都 さん作 [419] -
ありがとうの気持ち?
『ふ〜ん。まぁ…健君には幸せになって欲しいからさ(^皿^)/ねっ☆』すごく意味深な言葉と同時に健君の肩をポンとたたく。それを見た瞬間、あたしは胸がグッとつまったような気がした。そして二人はどういう関係なんだろう…って悲しくなった。休憩が終わり、健君は部活に戻った。あたしはバレー部が終わるまで、体育館の外にある階段に座り、さっきの場面を思い返していた。『あんた何したの?元気ないよ?』バレー部が終わ
さくら さん作 [350] -
出会わなければ…
ねぇ…どうしてあたしたちは出会ったの?もしも神様がいるのならあたしは恨むよ。この行き場の無い気持ちをいるかどうかもわからない神様にぶつけるよ。神様にしたら、いい迷惑かもね。でも何かにすがらなきゃ…ぶつけなきゃあたしは壊れてしまいそうだから…<新着メールはありません>「来ない…か」意味の無い問い合わせ。来ているはずのないメール。それでも待ち続けるあたしはバカだと思う。別れてからもうすぐ1年たつ。彼
あみぃ さん作 [431] -
春のうた
-2月-少しの寒さを感じながら、うとうとと眠たい目を開ける。「…ぅ―――ん」そばに置いてある携帯の画面を覗き込んで「えっ?やば…っ」7時40分集合まで、あと20分しかないじゃん!!「お母さんっ!時間ないじゃん!!パン注するからお金ちょ-だいっ」「遅くまで、携帯構ってるからでしょ?ご飯は?」「時間ないしっ行ってきます!」私の朝はいつも慌ただしい。夜中までメールしたり、遊んだりしてるせいだって事は分
ちか さん作 [456] -
GAME 15
「嫉妬………してるよ……。」ずっとこらえてた涙が伝うのを感じながら、まっすぐにシンを見た。「レイコ―――」「当たり前じゃない!嫉妬するし独占欲だってある!もっと触れてほしいし、いつもそばにいてほしいっ!!遊びじゃなくてっっ………」ずっと言いたかった言葉。言えなかった言葉。言わないと、いけない言葉。「私はシンだけを愛してるから…………シンも私だけを愛してほしかったよ……。」
るぅ さん作 [374] -
GAME 14
自分は棚に上げて、私を責めるわけ?だめだ。黙ってられない!「…シンこそ……昨日はどこでなにしてたわけ?ラブラブな彼女と。」「は?」とぼけるつもり?そぅはさせないわよ。眉を寄せるシンをまっすぐ睨みながら、私は爆弾を落とした。「昨日…赤木さんと抱き合いながら、好きって言い合ったりして。可愛い彼女によろしく言っといてよ。」シンが立ち上がり近づいてくる。「彼女はお前だろ。」「2番目の!?」「違うって。」
るぅ さん作 [359] -
GAME 13
見慣れた扉を開いた瞬間、鼻をついたのは泣きたくなる香り。甘いけど男を感じさせるソレは――シンの香り――「遅いし。」机に足を乗せ、腰掛けているシン。「なに…してるの……?」「待ってたんだよ。」「なんで……。」「それ、マジで言ってんの?」目を細め下唇を突き出すのは怒ってる時。やっぱり高校生だな〜わかりやすくて。っていうか、なんでそっちが怒ってるのよ。「………。」黙って下を向いた私。少ししてから、シン
るぅ さん作 [347] -
GAME 12
案の定、眼鏡の奥の瞳がつり上がった。こわい〜〜〜!「ごめんなさいっ!やりますっっ!!」慌てて職員室を飛び出してから後悔。つい出て来ちゃったけどどぅしよ〜。もう暗くなってきたから屋上は行けないし、教室はまだ生徒がいるし………なんとなく職員室も帰りにくいし………。「しかたなぃか…」結局私は英語準備室へ向かった。
るぅ さん作 [347] -
GAME 11
今シンと向かい合ったら、きっと泣いてしまう――いつもなら授業中以外はずっと準備室か職員室にいるんだけど、今日は無理だな。どっちもシンが来そうだし、特に放課後の一時を共に過ごした準備室は……今はあまり居たくない。幸い教師だけあってシンの時間割は把握できる。今までは、少しでも顔が見たくてシンが教室移動で通る廊下をチェックしたりしてた。でもこれからは逆に避けなきゃいけなぃんだなぁ〜………気を抜けば溢れ
るぅ さん作 [348] -
GAME 10
ニヤニヤする男子を愕然と見つめる。うそ…あんなとこ見られてたの?私どんな顔してたんだろ……恥ずかしい!!「わぁレイちゃん顔真っ赤!」「ぅるさぃ〜!」顔から火が出そう。もぅ最悪だぁ。「あのあとタクシーでどこ行ったの〜?」「そんなの決まってるだろ!」「キャーえっちぃ〜!!」盛り上がる生徒たち。あぁどうしよ〜!なんとか鎮めようと顔を上げた時―――シンと目が合った。椅子に深く背を預け、無表情にただ見つめ
るぅ さん作 [605]