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恋愛の携帯小説に含まれる記事が22370件見つかりました。

  • ひとりぐらし×2の3(2)

     ぴょろろ、と気の抜ける音がして、薬缶が蒸気を吐くまでにはたっぷり10分はかかっただろうか。コタツから這い出た灯はマグカップにコーヒーをつくっていく。 僕はその背中をぼーっとながめていた。 細い背中だ、それに思っていたより背も低いかも。肩くらいでシャギーの入った髪は、うっすらと栗色がかって、しなやかに左右にゆれる。 そう云えば、この自分の部屋で灯の顔を見るコトは何度もあった。何かにつけて上がり込
    さん作 [220]
  • motel??

    ふと、自分のジャケットがない事に気づいた。まだ向こうの部屋にあるんだ…。「私ちょっと――。」振り向くと、ジョージにジャケットを手渡された。確かに、私のジャケットだった。「…ありがとう。」「行くか。」ジョージは立ち上がり、テレビを消した。そして、そのままドアに向かった。私も渡されたジャケットを素早くはおり、ジョージの後に続いた。MOTELから離れ、道路沿いを数分歩くとバスの停留所があった。昨日、適
    さん作 [256]
  • はじめの運命 ?

    「陽子は、運命って信じるかい?」「んなもん信じねぇよ!運命なんてあったら、こんなあたしはきっとぃなぃよ」目に涙をいっぱいにためて言った。「人はね、生まれる時…もっと前、魂の時にある程度の運命を決められるんだよ。」「はっ?たましぃ?」私は、おばあちゃんがボケたと思った。「そぅ、魂の時さ。まずは親を決めるんだよ。そしてどんな兄弟がいいか、どんな人と出会ってどんな恋愛をするか、どんな人生を歩むか。」お
    たん子 さん作 [339]
  • はじめの運命 ?

    生まれてくる時人は、どんな親でどんな人と出会って、どういう人生を辿るか決められる。そぅ、まだ実体を持たない魂の時に…「おはようございます!」突然、声の高い女子高生が私(一ノ瀬陽子)の働くガソリンスタンドに入って来た。今日一人、バイトの面接に来ると聞いていたのでこの子だと思い、彼女に近づいて行った。「初めまして、バイトの面接にきました、相田仁美です!!」その娘の第一印象は、礼儀がしっかりしていて良
    たん子 さん作 [454]
  • motel??

    「30日」私はソファの横に備え付けられた冷蔵庫に近づき、あけてみた。小さめの冷蔵庫の中をのぞきみると、無造作にビールが何缶か入っているだけだった。それ以外は何もない。ジョージがこちらを見ていた。「腹減った?」「…ぅうん…。でも…買い物行かない?どこか大きなショッピングモールみたいなとこに。」ジョージがこちらに歩いてきた。そして、横から冷蔵庫の中をなぞきいた。「そうだな。何もないし。」そう言うと、
    さん作 [239]
  • 消えない過去12

    美紀が帰ってきたのだ。どうしたのかと聞くとあの男とは別れたらしい。内心うれしかったが、顔には出さなかった。俺はすごく複雑な気持ちに・・・。許していいのか、突き放して追い出したほうがいいのか。美紀が荷物をここに置きっぱなしにしていたのは、自分でもすぐ別れる予感がしていたのだろうか。結局、美紀を忘れられなかった俺は美紀が家に戻ることを拒むことなく、歓迎した。あんなにひどい仕打ちをされても許してしまう
    ニャオ さん作 [696]
  • motel?

    ドアがきしんで開いた。柔らかい日を背にうけながらジョージが入ってきた。「よく寝れた。」ジョージは静かにそう聞いてきた。「うん…。」彼はドアを閉めるため、軽く足で蹴った。そして、ソファの上に両わきにかかえたものを少し乱暴に置く。「カーテン開けるよ。」ジョージはドアの横にひいてあるカーテンをあけた。部屋に太陽の光がそそいだ。「荷物移動しておいた。」ジョージが指差した方を見てみると、私のスポーツバック
    さん作 [306]
  • noir cafe vol.4

    『27歳、目の前に座る男が気になって仕方がない』黒いアジア調のテーブルの上には豪華なタイ料理が並んでいる。香辛料の香りと湯気が食欲をそそる。「お二人の飲み物来たから乾杯しようか。」真樹くんの掛け声にみんながグラスを持つ。すでにフラフラな人もいる。「かんぱーい!」私とジュンはビールをゴクリと飲んだ。休日の一杯はたまらなくおいしく感じる。料理を食べながら周りを見ると、オープンしたばかりなのかほぼ貸し
    小椋都 さん作 [385]
  • GAME 3

    「クラスのやつらと遊ぶことになっちった。」なっちったって――先に約束してたのはこっちなのに。「あ、どっか行きたいとこあった?」黙ってる私の顔を覗き込んでくる。行きたいとこなんて別に無いよ。ただ一緒にいたかった……なんて言えるわけないし。「別に〜。」出来るだけ自然に言ってみたら、シンもあっさり離れた。「あっそ。」そっけない言葉と無表情な横顔はすごく大人っぽくて………不安になる。私の視線に気づいたシ
    るぅ さん作 [597]
  • GAME 2

    シンは私が受け持つクラスの生徒。そして、実は彼氏だったりする。初めて逢ったその日から猛烈にアタックされて………気付いたらあっさり流されてた。最初は成り行きで付き合うみたいになったけど、今は私ほんとに恋してる。顔を見るだけで、声を聴くだけで、ドキドキする。5歳も年下の男の子になんてなんか恥ずかしい……でも気持ちってどーしょーもないしね。「レイコ。」英語準備室に入って来るなり満面の笑み。可愛い。「学
    るぅ さん作 [608]

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