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恋愛の携帯小説に含まれる記事が22370件見つかりました。
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拝啓 あなたへ 【No.7】
「夢があるんだ。」といつか、彼は言っていた。「学校をつくる夢。お金のない子どもも、親がいない子どもも、皆、学ぶチャンスは与えられるべきだから。誰も拒まない、そういう学校をつくりたい。」私は黙って聞いていた。彼と出会う前の私なら、きっと、"夢なんか語っちゃって"と冷ややかな目で見ていただろう。けれど今は、ちょっと"かっこいい"と思う。「でも、募金だけで学校を経営するには限界があると思うんだ。将
受験生 さん作 [209] -
拝啓 あなたへ 【No.6】
母は一瞬怯んだようだった。しかし母も負けてはいない。「あなたの言いたいことは分かるわ。でもね、どうしようもない時もあるの。現に法律でも認められてるでしょう。」「法律が問題じゃないんです。その命の尊さは、法律によって疎外されるべきものではないんです。だって、育てられないから堕ろします、なんて親のエゴでしょう。命とは可能性なんです。せめて目の前にある可能性くらい、僕は守ってあげたい。」「その子の親は
受験生 さん作 [190] -
拝啓 あなたへ 【No.5】
「そんな事言ったって…。」「こんなに素晴らしい世界を…青い空や広い宇宙、暖かい日差し、小鳥の囀り(さえずり)や皆の笑い声…そういうの知ることもできずに死んでいくなんて、自分の生が認められることなく終わってしまうなんて、そんなの…悲し過ぎる。」彼の言葉には重みがあった。何か、言葉の表面ではなく、奥深くに含まれた哀しみの響きを感じた。 私の心に、我が子に対する憐れみが生まれた。それはいつしか、愛情
受験生 さん作 [169] -
拝啓 あなたへ 【No.4】
信じられなかった。そういえば最近、生理が止まっていた。けれど、それは体調が悪いからだと思っていた。する時は、ちゃんとゴムをつけさせていたし、そうしなかったのは安全日だけだった。正直、誰の子か分からない。親は何も言わなかった。呆れて何も言えなかったんだと思う。ただ、溜め息をついていた。その時点では、『堕ろす』という選択肢しかなかった。両親にも、私にも。 産婦人科のある病院は、あの店の近くだっ
受験生 さん作 [186] -
拝啓 あなたへ
彼はいなかった。"どうしてメアド交換しなかったんだろ。"そう後悔しながら、トボトボと帰った。それでも諦められず、出かけては落胆して帰る日々が一週間に及んだ。どれもジメジメした薄暗い天気だった。ニュースではこれを梅雨入りとよんでいた。 久しぶりに晴れた明くる日、今日はなんだか会えるような気がして晴れやかな気分で家を出た。ばったり出会った、通学中の友達には「なんか今日、嬉しそうな顔してるね。」
受験生 さん作 [192] -
LOVE?Littlevampire
「好き!」 2009年 夏 8/22 初めて告られた! 小学6年 秋田李乃 ♀ 李乃には 片思い中の 須田大喜 ♂ が、いたが 今日は 後田 涼河 ♂ に告られた。 後ろから ぎゅっ と抱きしめられた。 初めてだったから 心臓がはちきれそうだ。 そして 「李乃も…」 と言ってしまった。 そう言った瞬間に 顔が近くなり… 真っ赤な顔をまじまじと見つめられ キスされた…。 李乃にとってのファース
こちゃ さん作 [255] -
幼なじみ(続編)1
「きゃ〜花ったら可愛い!」浴衣姿の私を見て母が興奮し抱きついてきた。「浴衣が乱れるからやめてよー」母は「ケチー…」と言いながら口を尖らせた。「花ったら、いつの間にか勇ちゃんと付き合っちゃってるし、お母さんのこと構ってくれないんだから…」幼なじみの勇と付き合いだして、一年が経つ。でも、学校は違うし、勇は相変わらず部活で忙しくて相手にしてもらえない。今日は隣町で花火大会があるので、勇に無理を言ってデ
フラン子 さん作 [359] -
先輩の背中?
「………………。」 私は膝から崩れ落ちた。 先輩は私に 気付いていない。 夢中になって 彼女と キスをしている…。 とても長いキス。。。 それに、 相手は 学校1いじめられっ子の 若葉ちゃん。 私とおんなじ 1年生 私とおんなじ B組だ。。。 先輩は 3年、、、、、、 なのに。 なのに。 なんで……… 私は いつの間にか大泣きしていた…。 ついに 若葉ちゃんは 私の存在に気付いたのか…。
こちゃ さん作 [197] -
GREEN:6
今日は朝から気分が重い天気も雨が降るか降らないかのどんより何より湿気が!!『かのちゃ…だいじょーぶ?』不安そうに幼き我が弟は見つめる。んもーかわいんだから『うんっ大丈夫だよ』と笑顔で返した私だったけど不安そうな顔をする…やっぱ子どもってわかるんかなそう思ってるといきなり突風が後ろからきた!『かのちゃー!!』泣き叫ぶ声に焦る私。えっ蒼真はどこ!?『捜し物はこれかな??』『蒼真!!』民族衣装に身を包
前原 琉 さん作 [209] -
拝啓 あなたへ 【No.2】
彼は窓の外を見ていた。どこを見るとでもなく、ただ窓の外を見ていた。賢そうな顔だった。机の上には紙と鉛筆が置いてある。紙の上には、何やら解読不能な文字や記号の羅列。ほんの少し興味が湧いて、彼の後ろから覗き込んでみた。見ても解るわけないのに。彼は気付いていないのか、まだ外を見ている。「この席、座っていい?」彼の前の席を指差して訊いた。反応はない。「この席、座ってもいいですか?」少し声を大きくして
受験生 さん作 [189]