トップページ >> 恋愛の一覧
恋愛の携帯小説に含まれる記事が22370件見つかりました。
-
壊れた心−5
かずが私の名前を呼ぶ度に期待が増していく。かずがお風呂に入るというのでお湯を溜める。湯が張り終わったので、かずが「はいるぞー」と私を誘って来る。でも…まだ答えを聞いていない私は(一緒に入っちゃいけない)と自然と思い「家で入ってきたから、洗面所で顔を洗うだけで良いわ」と答える。かずは「えーなんでなん、一緒にはいろうやぁ〇〇」と言ってくるが、私は洗面所で洗顔をする。一足先に洗顔を終え、ふと、かずの携
カーコ さん作 [191] -
魔女の食卓 32
「石崎君、わしは彼女を崇拝しそうじゃよ。でも、どうしてこれ程の店を閉店したのかね?」「三年前に母が亡くなって、店を続けられなくなったんです」「そうなのか、それは残念だな。ところで一度も聞いてなかったが、このレストランはなんという名前だったのかな?」「このレストランの名前は『サマンサ・キッチン』です」石崎武志が答えた。それを聞いた藤本の顔が、一瞬青ざめた。今までの笑顔は消え、急に深刻な表情をした。
矢口 沙緒 さん作 [411] -
壊れた心−4
かずは「こんなに怒ることか?」と言うので「私への配慮がなさすぎるやろ?」と激怒。「今度から気をつけるわ」とかずの一言。もちろん、メンバーについての尋問は行ってしまった。モンハンをしだしてから、かずの連絡は次第に薄れていった。私はそれが許せなかった。喧嘩の回数も私のかずに対する暴言も増えていった。1月12日仕事から帰り、かずと電話で喧嘩した。そのときつい本音を言ってしまった。「8年間、かずに振り向
カーコ さん作 [190] -
魔女の食卓 31
「専務が想像している以上に、彼女は専務を驚かせるはずです」「おっ!来た来た!スープが来た!」そう言った藤本は、すでにスプーンを手につかんでいた。石崎武志と藤本は、食後のコーヒーを飲みながら、今出された料理について語り合っていた。特に藤本はすっかりご機嫌で、『こんなにうまい物は食べた事がない』を何度も繰り返していた。厨房から出てきた川島美千子が、ほかのテーブルの椅子を引き寄せ、二人の座っているテー
矢口 沙緒 さん作 [395] -
壊れた心−3
4月から私とかずは遠距離恋愛になった。かずは「今生の別れじゃないんやから泣くな」って言った。私は空港の荷物チェックのギリギリのところまで見送った。泣かずに…でも涙は勝手にたくさんでてきた。私はかずを見送った後、かずが私に託していったかずの車の中で大泣きをした。涙はなかなか止まらなかった。かずは、昔からまめな人だったから、まめにメールをくれた。淋しくないようにって、ウェブカメを使って顔を見れるよう
カーコ さん作 [186] -
壊れた心−2
かずは大学生になり、私は受験生になった。私は受験勉強をかずの家でしながらも、かずと上手くインドアデートをしていた。側にいると喧嘩してもすぐ仲直りできるけど、離れているとなかなか自然に仲直りとはいかなかった。かずとは毎週土曜日がデート、夏休みなど長期休みには、毎日のように会った。かずが車を購入してからは、模擬試験の送り迎えをしてくれたりもした。私達は度々喧嘩しながらも上手くやっていた。私はセンター
カーコ さん作 [207] -
魔女の食卓 30
そう言って、料理に目を据えたまま、無意識にワインを手に取り口にした。そして今度は、藤本の目が、料理からワイングラスへと移動した。驚くべき相性。よく『この料理には、このワインが合う』と簡単に言う。しかし、これはどうだ!『合う』と言う言葉を越えている。この料理には世界中のワインの中で、このワインしか適合しない。この料理とこのワインは、この世で唯一無二の完全なる組み合わせだ。なんという料理、そして、な
矢口 沙緒 さん作 [391] -
壊れた心
それは…突然やってきた別れだった。私とかずは高校生からの付き合い。もう年月は8年も経つ。始まりは私の一目惚れの片思いと勢いに乗った告白。かずは高校の一年上のクラブの先輩だった。最初の告白は「妹としか思えない」とのこと。振られた。それでも、かずのことを好きで居続けた。結果、電話やメールで連絡をとることが多くなり、ある朝、かずから「付きあおっか」と言われ、私達の関係は始まった。私は嬉しくて、その日の
カーコ さん作 [205] -
16の差〜静かな時間〜
優美達は、夕陽を見て夜になったら夜景を見に行った。帰って来たのは、零時を廻っていた。優美達は、すぐに寝た。そして、朝。一番に起きたのは、優美だった。はやと君は、運転で疲れてると思ったから起こさなかった。優美は、レンジで牛乳を温めた。温め、終わったら少し砂糖を入れると甘くて美味しくなるのを知ってたから入れたのだ。優美は、小さい頃から大好きだった。優美は、チェリーと散歩に出かけた。優美は、違う景色だ
ミュウ さん作 [263] -
16の差〜オレンジ色の夕陽〜
{優美、海を触ってごらん。}優美は、うん。と頷いて海の所に駆け寄った。もちろん、チェリーも。{浩輔も触って。}{うん。今、触ってるよ。}{優美たち、繋がってるねぇ。}{あぁ、そうだなぁ。俺達、一緒だ。}{うん。海っていいよねぇ。}{そうだなぁ。優美は本当に海、好きだもんな。まぁ、俺も好きだけどねぇ。}{うん。}{優美、また電話するなぁ。ライブが始まる10分前だから。}{相変わらず忙しいのねぇ。頑
ミュウ さん作 [228]