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恋愛の携帯小説に含まれる記事が22370件見つかりました。
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溺れる魚 17
また次の土曜にデートの約束をしている。次の土曜が待ち遠しくて仕方がない。「岸さん、最近男できたでしょ?」仕事の昼休みに同僚の小林が鋭く指摘してきた。「そう見える?」「そりゃもう。で、相手はどんな人なんですか?」小林は興味津々といった感じで聞いてくる。「高校生よ」「……え?またまたぁ!はぐらかさないでくださいよ!」「…普通のサラリーマンよ。5つ下」「年下ですか!でも5つくらい変わらないですよね」小
ゆう さん作 [233] -
がくさい 第三場 〜遠藤ユミコの話〜
私は強い者が弱い者を馬鹿にするのが耐えられない。所詮、人間なんて大差ないのに、必死に自分より劣った人を見つけて、自分の劣ったところを隠して。安心する。そんな構図は汚い。でも、馬鹿にされてる人間も嫌い。相手に隙を与えてしまってるんだ。だから私はこういう時、苛々してしまう。クラスの強がってる奴らにも、弱者を受け入れてしまう奴にも。瀬戸ちゃんは私のそういう性格を知ってるから、素早く後藤くんのフォローに
あこ さん作 [175] -
がくさい 第二場 〜遠藤ユミコの話〜
教室に戻ると瀬戸ちゃんが駆け寄ってきた。「本、返して貰えた?」「あ、忘れてた。」純粋に忘れていた。先生に言いたいことを言って、満足しきってしまっていたから。「え〜何しにいったの。」瀬戸ちゃんは小さな口で笑った。「ないしょ。」私はわざとぼかすような言い方をした。まさか瀬戸ちゃんに言える筈のない気持ちを隠すために。他の人にどう思われようが構いっこないが、彼女にだけは、知られたくない。「え〜〜」と言っ
あこ さん作 [198] -
溺れる魚 16
私と新はホラーでも何でもない、ドキュメンタリー映画を選び、席に着いた。劇場内が暗くなり、映画が始まる。真っ暗に、なった。新の手に、自分の手を重ねる。胸の鼓動が速くなる。新がそっと私に顔を近づけてきた。「…真理さん……キス、していい?」私の耳元で、新が小声で言った。「こんなところで?」私も小声で返事する。新は黙ってしまった。「嘘。さっきのお返し」私は小さく笑って、新の頬をなでる。劇場内は暗く、映像
ゆう さん作 [345] -
星空のかなたに
今でも忘れない…あなたと見た星空を。今、私が見上げてる星空とあなたの住んでいる場所の星空もつながっているんだよね今、あなたは幸せですか?私は、大切な家族と幸せに過ごしてる…なのに、なんで10年たった今でもあなたの夢を見てしまうんだろう?もう、終わった恋のはずなのに……私は毎年、この季節が来るとあなたとの幸せだった日々を思い出し、胸がキュンと苦しくなる。遠い秋の日の思い出を…私があなたと初めて出会
Haru さん作 [678] -
月‐プロローグ‐
ねぇ、しょうちゃん。覚えてる?私が悲しい夢を見て、泣いて起きちゃった時眠たい目をこすって、優しい顔で「大丈夫、大丈夫だよ」その優しい声と、暖かい腕の中で私はもう一度深い眠りにつくの。ねぇ、しょうちゃん。また会える?私、まだ歩けないよ。
ちか さん作 [195] -
君がくれた…。
こんなにも会えないことが苦しいなら会わなければよかった。僕は君との出会いを憎んでしまいたくなる程君を想っている。でも、憎んでしまうなんて悲しすぎるから、辛すぎるからどうか、どうにかしてこの君がくれた夢のような日々を僕は、大切にしたい。そして、これからもっともっと増やしていきたい。僕の好きなキミと……。
A. さん作 [416] -
リレー小説「隣の男の子」:唯沙
第3章 第2話お昼御飯を食べたサツキは少し冷静になった。怒りも落ち着いて午後の仕事に迎えた。民夫の仕事の吸収はすごかった。1回言えば素直に覚える。いきなり部長になるだけはある。ただの御曹司の息子ではなかった。サツキは思った。(周りからの期待に答えるのも大変だよね。)そう思うと自然と民夫に優しくできた。そして1日の仕事が終わると「帰ろうか」と民夫が笑顔で言った。サツキはもう民夫にぞっこん!としか言
唯沙 さん作 [463] -
Pure LOVE〜sending e-mail〜 1
?:(むぅ〜。)携帯の画面とにらめっこすること30秒。?:「よしっ、いけ!」画面が メール送信中 から 送信完了 に変わった。彼女は 平本美華(ひらもとみか)。中学3年生、女子。身長150?。性格は明るく、有名会社社長の令嬢。〜♪美華:(来た来た。)上機嫌で再び携帯を開いた。[俺はA組。平本は?]メールの相手は 松本亮太(まつもとりょうた)。美華の同級生の男子。身長180?。控えめな性格ではある
花音 さん作 [186] -
タイムカプセル 21
あぶり出し ? 会議室に戻ると、皆は、ワクワクしながら、袋を開け始めた。 防水がしっかりしていたため、シミ一つ無い状態だった。 「ワッ!下手くそな字!」 一人の男が言った。 「本当だ。何を書いたか、読めないや!」 それぞれの袋の中には、懐かしい思い出がいっぱいだった。 「ねえ亜紀。何が入ってた?」 大石めぐみが、亜紀の袋を覗いた。 「あぁ、これこれ!」 亜紀が、袋から取り出したのは、手紙の封筒だ
内田俊章 さん作 [394]