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恋愛の携帯小説に含まれる記事が22370件見つかりました。
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(仮)永遠の絆…最後の愛…1
プロローグ梅雨は嫌いだ。特に朝から雨で午後2時頃を回ってから晴れてくると最悪だ!湿度が上がって蒸されて死にそうになる。今日は朝から鈍より曇っているから少しはマシなハズだが…今は午後3時を過ぎた所、外は今にも雨が降り出しそうな天気だ。だけど、この部屋の中はムシムシしていて何だか息苦しい。呼吸を整えてみる…だけど息をするのがやっとだ。部屋を締め切っているから仕方がないのかもしれない。エアコンも扇風機
月の狼 さん作 [376] -
角砂糖が溶けていくように???
視線が重なり合ったまま、この狭い仕切られただけの空間が張り詰めた。表面張力でなんとか溢れ出さずに済んでいた。「先生、今日は最後の問題の質問と、実は坂口安吾の不連続殺人事件をお持ちしました。」張りつめた空間からあふれ出さずにすんだ梨花の言葉に僕は救われた。梨花はまたもとの饒舌な梨花に戻っていた。「まだ読んでいないみたいでしたから。」「そうだね、苦手なことの話より好きなことの話をしよう。また、おすす
紗弥佳 さん作 [436] -
君と私。
何となく虚しさを感じる。君の愛に偽りは無いだろう。本当に私を愛してくれているだろう。毎日囁く甘い言葉も優しく触れるその指も全てが愛しくて幸せを全身で感じる。だけどね、何故だか虚しいんだ。一緒にいてもキスしても抱き締められてもどこか違う気がする。この気持ちが何なのか分らない。君を好き過ぎて心が麻痺しちゃったかな?いつも感じる孤独感。変だよね…いつも隣りには君がいてくれるのに。『一人じゃないよ』そう
LEON さん作 [646] -
角砂糖が溶けていくように???
センセイ…ナンデソンナコトヲイッテクレルノ?センセイ…スコシダケアナタニタヨッテモイイ?センセイ…デモネミンナノマエデハセンセイトハハナセナイセンセイ…ナンデカワカル?センセイ…ワタシトセンセイガキョウシツデコンナフウニハナシタラアノコタチガキットワタシガシラナイトコロデナニカイウノセンセイ…ワタシハソレガコワイカラキョウシツジャナクテマタココニクルネセンセイ…マタココニキテオハナシニツキアッテ
紗弥佳 さん作 [385] -
角砂糖が溶けていくように???
笑いながら話しているけれども、オブラートで包んだ苦い薬が舌の上に少し零れてしまったみたいに、何か苦い思い出が梨花の胸の内に込みあがったみたいだった。「私、人前で誰かと話すのが苦手です。色々あって。」僕は気がついていたけれど、どう答えていいのか分からずに、言葉を探した。自分から指摘しようとしたくせに、何があったのかなんて、そんなに簡単に訊いてはいけない気がした。「変わってますよね。ごめんなさい。」
紗弥佳 さん作 [395] -
間違いletter 30
廊下ではスタッフやらいろんな人が動きまわっていたが俺はすぐにあいつを見つけた大股であいつに近づく「…お、久々じゃ…」あいつはいつもの勝ち誇った表情をみせたがあいつの言葉が終わる前に俺は胸ぐらをつかんでいたそばにいたスタッフは驚いていた「…なんだよ」あいつは驚くことなく冷たい目で俺を睨んだ「俺はあのこをお前らの売りのネタにしたかったんじゃない…お前は何のために歌っているんだ」「何言ってんの?ドラマ
きゃしー さん作 [347] -
角砂糖が溶けていくように???
「質問」があるなんて、昨日の最終問題あたりだろうか、と思いながら質問室と呼ばれていたパーティションで職員室の一部を間仕切りして作られた生徒と一対一ではなせる場所へ向かった。質問室に入ると、梨花が椅子から立ち上がって頭を軽く下げた。「お忙しいときにすみません。少しだけお時間を頂けますか。」本当にこの子は…と僕が思うくらい梨花は恐縮して、大人みたいな口調でそういったので、僕は余裕がみえる笑顔と声を作
紗弥佳 さん作 [365] -
角砂糖が溶けていくように???
あの夏期講習最終日の前日。あの日が無かったら今の真夜中のこの部屋にいる僕たちは、伝えたかった言葉を今、伝えた僕は居なかっただろう。相も変わらず僕は、最終日に向けて授業の作戦を練っていた。夏期講習最終日の五日後、生徒たちにはこの進学塾内での全体模試が待っている。僕が受け持つ中学三年生の優秀な生徒を集めた一クラスの数学の成績が落ち込むような事が有れば、僕の指導に足りないところがあった事となり、僕はこ
紗弥佳 さん作 [375] -
間違いletter 29
「どういう意味?」嫌な気持ちだった俺はあの日愛のために歌ってほしいって彼女のためにって言ったんだけど「こんな人のためにわざわざ歌ってあげたなんてテレビで放送すればまたファンが増えて売上も増えるだろうってあいつそういったんだいいネタがあってよかったみたいな?誰かがあいつに頼んだらしくてまあここはそうゆう世界だけどさその入院してる子のためにって頼んできた人の気持ちとかをさ結局は自分の売上のためにって
きゃしー さん作 [344] -
間違いletter 28
――『このあいだ、初めて拓也の歌、聞きました私、あの歌すごくすき。それで病院でれない私のために看護師の和田さんが CD持ってきてくれて毎日聞いてます』――少し残念だった本当は直接歌ってやりたかったなあれはゆかのための曲なんだからゆかの手紙を読みそんなことを考えていると控室に真治が戻ってきた今日はまた音楽番組の収録日だ俺は真治を特に気にすることなく手紙に集中していたが彼が発した言葉に顔をあげた「さ
きゃしー さん作 [427]