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恋愛の携帯小説に含まれる記事が22370件見つかりました。
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彼氏-絶望-
菜々子はケーキ職人だったそんな菜々子を私は毎日見ていた 仕事をしている時はより一層格好良く見えた私達はケーキ屋が一番忙しくなる少し前に付き合い出した…勿論毎日どんなに遅くても仕事以外で会っていた菜々子は毎日優しかったけど時々なんか気になっていたそれは冬が過ぎてもうすぐ春にさしかかる頃、私達はすごく大袈裟をした私はその日の夜腹が立って隣で寝てる菜々子の携帯を見た…ずっと気になってた…気になっていた
JUN さん作 [276] -
角砂糖が溶けていくように??
終業のベルが鳴った。僕は何とか授業をしめた。「では、明日も小テストを五分間するのできちんと復習しておいてください。お疲れさま。」三人組は早速、今日の僕の板書の解説を書き写したノートを囲んで談笑しだす。「今日の先輩はなかなかでしたねぇ。」僕が聞いている、いないは関係なしだ。「藍田さん、坂口安吾読んでるんだね。」梨花も他の生徒たち同様、帰り支度をしていた。僕は、最前列左端の梨花の席近くの板書を消しな
紗弥佳 さん作 [460] -
角砂糖が溶けていくように??
ドアをあけると教室は急に静かになった。教壇に立つと、藍田(あいだ)なので最前列の左端に座っている梨花が、読んでいた坂口安吾をさっとしまう。「桜の森の満開の下」だった。夏期講習の授業はあと三回だ。授業の作戦を必死で練る以外に、必死で慣れない小説を読んだ。通常の授業に戻れば僕は一コマ目なので梨花に話しかけることは出来なかった。夏期講習中は最後のコマだから終わったあとにさり気なく話しかける機会があった
紗弥佳 さん作 [379] -
角砂糖が溶けていくように??
効きすぎているエアコンの冷たい空気と何となく黴臭い匂い。夏期講習が始まって、授業は夕方から夜にかけてではなく、一日中になった。中学三年生の一つのクラス数学だけを担当していた僕も学生のアルバイトとは言え、毎日スーツを着て出勤していた。次の日の授業のために職員室の自分の机で、準備をする。成績が優秀な生徒を集めたクラスなので、かなり入念に解説やその板書をどうするのかを練らなければならなかった。作戦を練
紗弥佳 さん作 [376] -
時の旅人
時間よ止まれ!今、彼女と共にしてるこの時、僕には至福の瞬間だこのまま時が過ぎれば僕らの恋は違う方向へと進かもしれない不安が募るいつまでも君の優しさと温かさに包まれていたいでも人間である僕らは時の旅人常に出会いと別れを繰り返す人生だ僕はいつも彼女ができるとその時間を止めてほしいと神に懇願するでもそれはできやしない、時間は止まる事が無いのだから僕らの恋の行方はどうなるんだろう?それは神のみぞしる。時
フェリス さん作 [467] -
角砂糖が溶けていくように ??
梨花と何か話すきっかけが欲しかった。その時の僕は単純に、妹くらいの年齢の女の子がまわりの他の女の子のように、友達と他愛ないおしゃべりをして笑っている姿を見せない梨花をどこか心配に思い、余計なお世話だと思われても、そういう姿を見せて欲しかった。僕には梨花と同じ歳の妹がいて、その妹と全然違う梨花を何とかしてあげたいと思った。今思えば、多分それだけじゃない。正直に言えば、綺麗な女の子の笑顔を引き出した
紗弥佳 さん作 [416] -
角砂糖が溶けていくように ??
カフェオレに角砂糖が落ちていく音を僕が好きだ、と話したとき、「いい音。」と言ってくれたときの僕が好きな焼きたてのスポンジケーキみたいにふわふわの柔らかい梨花の笑顔を初めて見たときから、もっとその笑顔を見せて欲しくて、ずっと見ていたいと思った。梨花の笑顔をみるまでには、長い時間がかかった。梨花という女の子の存在を知ってから、初めてふたりでカフェで話をするまでに四年の時間が流れていた。初めて梨花を見
紗弥佳 さん作 [418] -
角砂糖が溶けていくように ??
開け放たれた窓から入ってくる夏が終わって秋になろうとしている真夜中の風と、電気を消して街灯の光が冷たく白い街灯の光が闇と混ざって焔青い部屋。涙を手で拭いながら、梨花は僕に背を向けて窓の外に目を遣った。「本当の笑顔を私にくれたのは淳だから、ずっと淳の隣で笑顔でいられたらいいと思ってるよ。」そう言った梨花の声は、さっきまで涙を流して、悲しそうに弱く頷いていたとは思えないような、芯のある声だった。「ず
紗弥佳 さん作 [422] -
キャロルの秘密 28
惠子と別れた古賀は、今日これから会う異色の新人、白鳥健吾との初顔合わせである。 レコード会社までメルセデスを走らせ社に着き、五階の会議室に入ると、すでに関係者やスタッフの顔ぶれがあった。その中に一人革ジャンにジーンズ、長い髪を後ろで束ねた若者が煙草をふかしていた。 その若者が白鳥健吾だ。 「おはようございます。白鳥健吾です」煙草を揉み消し古賀の目を見てから頭を下げた。 古賀はよろしくとだけ言っ
キャロルの秘密 さん作 [616] -
間違いletter 27
『今月発売された2ndシングルも2位と好調ですが、今夜はデビュー曲を歌っていただこうと思いますえーこの曲は拓也さんが作詞、作曲をされたんですよね?』何度も彼の声は聞いているのにどきどきする愛の気持ちってこんな感じだったのだろうか『はい。なんていうか…大事な人を思ってたら一気にできてしまって…その曲をみんなでアレンジ加えて作りあげたっていう…』いつもとは違う感じがして見ているこっちが照れくさくなり
きゃしー さん作 [401]