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恋愛の携帯小説に含まれる記事が22370件見つかりました。
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声なき歌 ?
最後のライブという噂がいつの間にか広まっていて、ライブ当日は会場満員どころかあふれかえっていた。ライブの前に私は輝の代弁で輝が書いた思いを観客に伝えた。突然声を失った時の悲しみや消失感、なぜ自分なのかという不条理への怒り、脱力感。そして、バンド仲間の支えへの喜びと感謝、観客への謝罪と来てくれた事への感謝。話の間、会場の誰1人話す者はいなかった。ライブでこんなに静かになったのは初めてだ。・・・今、
遼 さん作 [329] -
声なき歌 ?
その後、私は他のメンバーにこの事を話した。皆最初は悪い冗談と信じなかったが、話を聞いてるうち真剣な表情になり信じてくれたようだった。「・・・なんで輝なんだっ。」「次のライブは中止だな。・・・つか、バンド解散か。ヴォーカルがいないんじゃあ。」「・・・そうね。輝以外のヴォーカルなんて考えられないし。」「待って!!!次のライブは予定通りやるよ。輝とも話した。」「は!?だって輝声でないんだろ!?どうやっ
遼 さん作 [305] -
声なき歌 ?
輝は昔から自分がつらくても平気そうな顔で微笑んで人の心配をする。子供の頃、輝がいじめられてた時私が助けに入った時も自分のケガより私のことを心配していた。その時も全く平気そうな顔で笑っていた。私はその時なんで怒らないんだと腹をたてたものだ。・・・しかし、輝のこんな悲しそうな微笑みは初めて見る。自分ではうまく隠しているつもりなんだろうか?何があっても平気な顔してた奴が隠しきれないほど悲しくて、・・・
遼 さん作 [317] -
声なき歌 ?
私達は5人組のバンドをくんでいる。私と慎がギターで、祐希がドラム、そして唯さんがケンバンで、私の幼なじみの輝がヴォーカルだ。私達は地元では有名なバンドだった。今日もライブを終えみんなで飲みに来ている。「今日も大成功だったな!次は来週の週末だっけ!?」「日曜よ。忘れないでよね。」「明日にでもやりたいよな!!」こんな調子で浮かれていたこの時は、誰1人あんな事になるなんて思いもしなかった。2週間後の水
遼 さん作 [389] -
desteny??
「幾ら、無敵だからって、お父さんが、代議士だからって、私が貴方に好きにされる覚えは無い!!私には・・・、好きな人が居るの。」中川は、私を嘲笑った。「好きな人って、淳って奴だろ?麗華から聞いてるよ。だから、何なの?セックスしてねぇんだろ?淳って男にも、粘着ストーカー女が着いてるらしいじゃん。香里が入れる隙なんて、無いんじゃ無いの?」「身体の関係が無かったからって・・・。淳と私は・・・。」麗華が、何
meeco さん作 [398] -
心‐二話?‐
二話?‐初めての告白あれから何だか気まずくなって山武君と話せないでいた。「なんかショックだな。自分から聞いたくせに…バカじゃん私。」一人で呟いていた。すると♪ピロローン携帯ガなり表示を見ずに電話に出た。「はいもしもし。」私が答えた。「あ、相田さん?僕山武だけど、ちょっといい?」って山武君!?なんで番号知ってんの!?「なんで番号知ってんの?」「まぁ、そんなことはいいから聞いて」「うん」「僕青田さん
とものりし さん作 [392] -
君の悪魔・・・死神
ある少女が町の中を歩いているここに来たのは何年ぶりだろうかいや帰ってきたのは何年ぶりだろう懐かしく思いたいが今はそんな気分にはなれない私はやつを求めていくつかの場所を転々としたが今回で最後にしてやるいつも最初の街に来るときに思うことだ私はゆっくりと目を開け人が交わる中道の先を眺めていた
すばりゅー さん作 [155] -
セピアカラー(8)
・放課後、永井先生が黒板をバックに二人を写した。廊下では原田達を始め、大半のクラスメイトがそれを見てはやし立てていた。・僕は一人でジャングルジムにいた。掃除の時間が終わってから気持ちはふさいだままだった。ジャングルジムから降りて鉄棒の方へ移動しようとした時、美香が駆けよってきた。「どうした?」僕が問うと美香は、「はい!バレンタインのチョコ」そう言ってチョコを手渡してきた。「俺に!?」「そう。誰か
優風 さん作 [978] -
セピアカラー(7)
・僕と美香は無言のまま作業を続けていた。僕はなんて声を掛けようか悩んでいた。チラリと美香に目をやると目が合った。僕は慌てて目を反らす。自分でも顔が紅潮していくのがよく分かった。・先に美香の方から声を掛けてきた。「ゴミ、ここに集めたから一年生の拭き掃除手伝ってくるね」そう言うが早いか踵を返し、ステージを降りていこうとした。「あっちょっと待って」僕は慌てて早口で呼び止めた。“なに?”と言って美香が振
優風 さん作 [977] -
セピアカラー(6)
・バレンタインの日が訪れた。どうやら剛は今日、詩織に一緒に写真をとってほしいと伝えるらしい。何故、よりによってバレンタインなのか。その理由は逆バレンタインにあった。日本では女性から男性へアプローチする日と定められているが他の国では関係なく男性から女性へ贈り物をしたりアプローチするそうなのだ。それをTVで見て知った剛は逆バレンタインとして実行するというのだ。“チョコももらえずに断られたら爆笑だな”
優風 さん作 [912]