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恋愛の携帯小説に含まれる記事が22370件見つかりました。
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いつかまた〜87〜
【トーマ】「これ…。アンタの名前を知らない人が見たら、なんの事だかわかんないね」恋歌がつぶやく。「ちさね。トーマと付き合う事になった次の日、言ってたんだよ。…いつも、振り向くとトーマが優しく見ていてくれたって。安心してる自分がいた、トーマに名前を呼ばれるのが嬉しかった…って。その気持ちがなんなのか、ずっと分からなかった…でも、トーマに告白されて、自分の気持ちに向き合ってみたら、その気持ちが好きっ
友愛数 さん作 [98] -
いつかまた〜86〜
僕は、学校にいた。そこには、みんなで作り上げたセット、キャラクターそしてカメラ、パソコン。おもむろに、それらに手をかけた。僕も、この想いを。響の想いを。今の現状を。何かで表現したかった。卒業まであと1ヶ月という時。恋歌が僕に言った。「ちさの卒業制作が、ロビーに飾られたんだよ」恋歌と一緒にロビーへ向かう。そこには。背丈ほどある、大きな木の彫刻。大きな羽に、少女が、安堵の表情を浮かべてくるまれている
友愛数 さん作 [102] -
永遠に愛しい・・45
「昌平なら上に居るよ」「あっ、別にいいんだ・・ごめん」また晶は何故か謝っている晶はオレに何か用があってここに来たんだろう凄く聞きづらそうな風陰気だけど、オレが行かないとそう考えているとイッシーが話し始めた「三井さん、たまにうちらが居ない時ここに来てるでしょ?」「うん・・、ごめん、もう来ないから・・本当にごめんなさい」頭を一つ下げ晶が非常階段の扉の戸ってに手をかけたその時「ちょっと待ちなって言って
しゅーり さん作 [407] -
夜海(8)
最後に残った線香花火を手にとった七海は七海:ねぇこれで勝負しよ!先に玉が落ちたほうが罰ゲームね。それに応じて二人同時に火をつけた。火をつけて数秒すると線香花火を持っている俺の手を七海が何度もはたいてきた。七海:ハハッ子供のように笑う七海が場を明るくさせる。翔:ずるいよ!七海の手をかわそうとしたが俺の線香花火は落ちた。それを見た七海は無邪気に喜び、俺にはずかしい罰ゲームを命じた。二人の笑い声が夜空
カイ さん作 [164] -
最期の恋(最終回)エピローグ―3
だから私は、自分の全てを、その髪の毛一本に託して、あなたの中で生き続けます。決してあなたの邪魔にならないように…。あなたが、私の存在すら忘れてしまうようなかたちで、あなたをずっと見守ります。大切な奥さんと、可愛い子供たちの幸せを、見守ります。ナースだっていうのに、非科学的?……だよね。でもね、科学で説明のつかないことなんて、いくらでもあるのよ。だって今、現実に死んでしまった私が、こうしてコウと話
MICORO さん作 [752] -
最期の恋(29)エピローグ―2
コウ。本当にごめんね。「さゆりさんがどんな姿になっても愛し続ける」コウの言葉を信じきれなかつ私を許してね。でもね、コウ。後悔してるけどやっぱりこれでよかったんだって思うの。だって私は、ペインクリニックとコウの介護のお陰で、ほとんど苦しむこともなく命を終えられたけど、コウはずっと苦しかったでしょう。その苦しみを早く終わらせることができたんだもの…。コウは、いくら苦しくても、少しでも長く一緒にいたい
MICORO さん作 [510] -
ラブレター 〜第15話〜
涙が… ? 「さっきね、俊ちゃんが、ラブレターをもらって、喜んでいるって言ったけど、あれは嘘なの!本当は悩んでいるんだよ!苦しんでいるんだよ!」 雪子は顔を上げて、大きな瞳で遥の目を見た。 すると、大きく見開いた雪子の瞳から、大粒の涙がこぼれ落ちた。 遥は、雪子を抱き寄せた。 そして、全てを悟った雪子は、遥に身を預けて泣き始めた。 雪子は、泣きながら言った。 「私は、遥がうらやましい!」 「ええ
内田俊章 さん作 [480] -
最期の恋(28)エピローグ―1
コウが泣いている。あんなに固く約束したのに、私の亡骸(なきがら)に取り縋って、大声を上げて…。コウ。もう、泣かないで。ほら、涼子だってオロオロしてるじゃない。ホント言うとね、私が死んだあとコウがこんなに悲しんでくれるなんて、思ってなかったの。そんなに愛されてるなんて、どうしても信じられなかったの。だからあんな約束、コウにさせたんだよ。私が死んでも絶対に泣かないって。だって、もしコウが泣いてくれな
MICORO さん作 [567] -
最期の恋(27)
ホスピスに入院してから三ヶ月が経った。ペインクリニックのおかげて、痛みはほとんど感じないが、私の中の癌は確実に進行している。身体の自由が日ごとに奪われて行くことまでは、防ぎようがない。コウの介護は、献身的だ。アパートで約束したとおり、私のそばから一瞬たりとも離れようとしない。「そんなに根を詰めてると、コウが倒れちゃうよ」私が何度となくいうのだが、全く取り合わない。「僕はね、さゆりさんのそばにいて
MICORO さん作 [504] -
決断
真っ暗な部屋に灯を灯す。静寂の中でビールのプルタブを起こすとプシュッと豪快な音が響き渡る。ネクタイを緩め,ソファーに腰を掛けると,どうしようもない寂しさが俺を襲う。グビッとビールを一口,口に含むがあんなに大好きだった味が美味く感じない。耐え兼ねてテレビをつけてみる。若手芸人が何やらやってるが笑う気分にはなれない。夜はこんなにも静かだっただろうか…?君が出て行ってから分った事がある。君がいたから俺
LEON さん作 [462]