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恋愛の携帯小説に含まれる記事が22370件見つかりました。
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最期の恋(26)
コウは続ける。「そして夏川主任が、言ってた。『人間は死んじゃったら、すべてがおしまい。私はナースだからよくわかるの。天国も地獄もない。来世なんてもちろんない。だから、喜びもないけど、苦しみも悲しみもない。だから、もしかしたら、それがいちばん幸せなのかも知れないね』って。『でも私はね、できれば二人で死ぬより、孝一君に吉村婦長の最後を看取ってあげて欲しい。そして、ずっと生きていて欲しい。孝一君がそう
MICORO さん作 [418] -
最期の恋(25)
スタッフ達の拍手に送られて、玄関前からタクシーに乗り込む。「コウ、ありがとうね。今日は学校を休んで、わざわざ迎えに来てくれて」コウが前を向いたまま、それに答えた。「学校はね、しばらく休学することにしたんだ」私は驚いて、コウを自分の方に向かせて、問い詰める。「いったい、どういうことなの?休学って…。コウは今年、受験でしょ?今頃、休学なんて…」「今日からは、さゆりさんと一緒に生きて行くことにしたんだ
MICORO さん作 [416] -
いつかまた〜85〜
事実、ちさは、学校が終わるとアトリエに直行。二人で過ごす時間なんて、これっぽっちもなかった。でも、お互い気持ちを整理するにはいいのかもしれないと思って過ごしてきた。「ふ〜ん…。まぁ、あたしが口出す事じゃないけどさ」恋歌は、そこで引き下がった。ちさとすれ違う日々の中、1度、アトリエを覗きに行った事がある。「あら。いらっしゃい、トーマくん」 志田さんが声をかける。「こんにちわ。あの…ちさは…」「奥で
友愛数 さん作 [91] -
いつかまた〜84〜
「え!?アンタ達まだキ…もがっ!」わあぁぁっ!叫びかけた恋歌の口を、瞬時に塞いだ。「バッ…!ここで言うなよ!」ここはアニメーション科の教室。他の生徒もいる。コク、コク、と頷く恋歌を見届けてから、ゆっくり、恋歌の口から手を放す。「…まだキスもしてないの?アンタ達、付き合って何ヵ月…?」今度は囁くように言う。「………」「…………」言葉を失う恋歌。そんな気なんてなかった。いや、それは詭弁だな。ちさに触
友愛数 さん作 [113] -
夜海(投稿者より)
こんにちは、投稿者のカイです。今回はちょっと話を中断して僕のメッセージを書き込みたいと思います。夜海を読んで頂いた方ありがとうございます。僕は小説を書くのが初めてなので読みにくいと思われるかもしれませんが許して下さいf^_^;さて、今回投稿させてもらっている「夜海」ですが、これは僕の実体験にアレンジを加えたものになっています。ですので、ストーリーの中で起こったことや感情は実際にあったことを多く含
カイ さん作 [219] -
夜海(7)
七海と遊ぶ日が来た。俺は仕事終え、いったん帰宅し着替えた。そして七海にメール 今から出れますけどどこ行けばいいですか?七海のメール インターの近くのマック分かるでしょ?そこで。私もいくから。 俺は車を走らせた。道中緊張して落ち着かなかった。店ではしょっちゅう顔を合わせているのにプライベートで二人だけとなるとわけが違った。目的地に着くと七海はまだ来ていなかった。 俺はそわそわしながら出入りする車に
カイ さん作 [162] -
堕ちる 3
あたしには新鮮だった。あたしにはすきなひと、あなたには可愛い彼女がいた。今時めずらしく、真っ直ぐに感情をだして突き進むあなたは羨ましかった。そして、人の心にすっと入ってくる。寂しいから独りにしたらやだ。一緒にいて。そんな台詞はあの時から、変わりなく上手かったね。気付けばあたしたちにすんなり溶け込んでた。3月、悲しい別れの時。好きだったバイトの先輩は、地元での就職が決まり他県へと帰ることになった。
もこ さん作 [209] -
たくさんの気持ち
『たくさんの気持ち』たくさん泣こう。人の痛みがわかるように。たくさん怒られよう。人に嫌な思いをさせないように。たくさん笑おう。笑顔が増えるように。自分の心がわからなくて、迷路に入ってしまうこともある。自分以外の人を傷つけて、悲しみにくれることもある。それでも 少しずつ心の成長ができるように。たくさんの気持ちを感じよう。その経験がいつの日にか愛に変わるように。
ゆな さん作 [489] -
真実 34
幾度かの調停で、裁判所の方から美佐に年末までに家を退去するようにとの命令が下った。 美佐自身が仕掛けた事の結末は美佐自身にも罰が下ったのだ。それはそうだろう…。気持ちもない結婚生活にあぐらをかいていた二人に何も罰がない訳がない。 淳は転勤族ではあるが、長男だ。淳の実家の考えも聞かずに、美佐側の親戚を含めて家の購入を決めるのはおかしな話だ。 ましてや淳の考えでそうした訳ではなく、美佐が親や親戚を
彰子 さん作 [380] -
汚染 167
聞いてはいけない事は沢山あるだけど積み重なる苦しみの中崩れそうな想いを守る為に知らなければならない物もある貴方と造る小さな出来事が大きな宝物になる分些細な不安や苦しみで壊れそうになる貴方に聞いて良かった多分私が口にしなければ真実は隠されたまま私は潰されて行く貴方なりの気遣いそれも分かっている貴方が正直に話してくれた事ちゃんと打ち明けてくれたからもう悩まない貴方とのメールはなくなった確かに酷にも思
ふく さん作 [171]