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恋愛の携帯小説に含まれる記事が22370件見つかりました。
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いつかまた〜29〜
「こんにちわ〜」ちさのバイト先に着いた。オーナーの志田さんがやって来て、「ちさちゃん!……あら?いらっしゃい、え〜と、トーマくん、だった?」「はい!」「今日、一緒に手伝ってもらえる事になったの」「あらそう!好きな様に使ってくれていいからね。後で差し入れ持ってくから」「ありがとうございます、お世話になります!」「ありがとう、志田さん。トーマ、こっち」ペコリと礼をして、ちさの後に続く。店の奥の扉を抜
友愛数 さん作 [164] -
いつかまた〜28〜
放課後、ちさと門で待ち合わせた。いたいた。「おーい」ちさが僕を見付けて笑う。「あ、おーい」ヒラヒラと胸の前で手を振った。そして僕とちさは、並んで歩き始めた。 「針金、いるかと思って少し持ってきた」「ほんと?ありがとう!今日、ひとつくらいは完成させられるかな?」「どうかなぁ…粘土なら出来るかもしんないけど、布は…」言いながら、なんとなくちさを見ると、ちさもこっちを見ていて、少しドキッとした。「楽し
友愛数 さん作 [161] -
主婦なのに…?
主婦という生き物が恋をしてしまったら…旦那もいる、子供もいる。忘れていた気持ち…キムタクにドキドキするのとは全然違うこの気持ち…胸が苦しくてうまく息ができない…「最近、うちの奥さんとできないんです…」たまに一人で行くビールの美味しいスポーツバー。「どれくらい?」「もう一年くらい…」カウンターで知り合い、贔屓の野球チームの話題で息投合してからよく一緒に飲むようになった彼。「あんなに可愛い奥さんがい
れもん さん作 [182] -
君のいた景色 第2話
夢を見た…それは昔の夢…俺がまだ小さい頃の夢…秋良「いってきまーす」晴海「行ってらっしゃい、忘れ物ない?」秋良「あぁ大丈夫」秋良(今日も学校か。めんどくせぇ) キーンコーンカーンコーン亜矢「おはよ、秋良」秋良「あぁ、おはよ」 湊「秋良、なんか眠そうだな」秋良「あぁ、いやな夢見ちまって目ぇ冴えた」 湊「ぷっ、なんだ?うなされたのか?」秋良「黙れ、そして笑うな」亜矢「どんな夢みたの?」秋良「八年前
裕 さん作 [184] -
keep your smile 21
「…ただいま。どうしたんだ、こんなところで…」父親は何事かと怪訝そうな表情を浮かべていた。「この子、学校今日サボったのよ…。学校の先生から連絡がきて…。それからあなたも昨日の夜、ご帰宅しませんでしたよねぇ…また、例の女のとこかしらねぇ…」父親は一瞬、困った顔をしたが、直ぐさま拓人の問題に焦点を当て、切り抜けようとした。「拓人、何をやってんだ」父親は拓人に叱り付けた。拓人は応えず、苦虫を噛みつぶし
ピーチピンク さん作 [156] -
抱きしめて!
私、相川 潤、人生初の彼氏ができました(≧∀≦14才にして初彼氏です!いろんなこと、したいなぁ…♪手つないだり、キスしたり、抱き合ったり♪「あのね、龍気(彼氏の名前)、キ…キスしてもいい?」「え!?ダメ!」「なんで?…じゃあ、手つないでいい?」「それも、ダメ!」「いいじゃん、付き合ってんだから!」私は、そう言って、彼氏と手をつないだ。すると、彼氏が、急に、ガクッと、倒れた!「龍気!?」私は、びっ
NOZOMU さん作 [181] -
いつかまた〜27〜
食堂に集まっていた所に、遅れてちさがやって来た。響の姿はない。ちさも、弁当の事を口にする事はなかった。イメージが出来上がったちさと智が、まずはデッサンを見せてくれた。「響と恋歌、梨玖を粘土で作って、あとは布で作ろうと思ってる」表情にしても、いい具合にみんなの雰囲気が出てる。「今日、アトリエに行って、生地や装飾品を選んで、大まかな所を作っちゃうね」今日は叔父さんの手伝いはない。「…俺も行っていい?
友愛数 さん作 [215] -
いつかまた〜26〜
今日は、合同授業がない日。通りかかった中庭、ちさと響の姿が目に入った。ちさが渡しているのは布に包まれた四角いもの、それが弁当だって事には、すぐに気付いた。病院代を受け取らない響に、病院代の代わりに、きっとちさが作って持って来たんだろう。直視できなくて、見なかったかのように、僕はその場を通り過ぎた。ヤバイ…。これは疑心か?それとも…嫉妬…?抑えてきた気持ちが爆発しそうな感覚を覚えつつ、打ち消すよう
友愛数 さん作 [186] -
いつかまた〜25〜
翌日の昼休み、恋歌と共に、一緒にお昼を食べていたちさからこんな話を聞いた。「仕事先の人に相談したら、アトリエ使っていいって言ってもらえたの。備品も好きなように使っていいって」ちさは、知り合いのオリジナル雑貨店で、販売員をしながら、置物中心の自分の作品も時々出していた。「ちさちゃんの作品、若い子に『かわいい』って人気でね。なかなか数はできないけど、うちの看板商品だったりするのよ」オーナーから聞いた
友愛数 さん作 [223] -
愛した人は人のもの?
『赤井、そのままで聞いて。お前に愛を与えていいか?』私は一瞬木村さんが何を言ってるのか理解ができなくて下を向いたままでいた。 『俺は、お前の事が好きになったんだ。もちろん俺には帰る場所がある。だからお前にとって辛い事も多い。けど、俺はお前に愛を与えたいんだ。お前がいたら俺もすごく癒される。お前は誰よりも素直だから。』 突然の告白… 意味がわからない… 不倫なんて… あたしの頭の中はぐちゃぐちゃに
MOE さん作 [304]