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恋愛の携帯小説に含まれる記事が22370件見つかりました。
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迷想
「これから十分間の休憩に入る。さっき言った事、覚えとくんだぞ。」長い説明が終わり、先生が教室から出る。「ハァ〜…。やっと休憩だぁ…。」見知らぬ男子が口を開く。その言葉を合図に、周りが急にざわつく。「ねぇ×2。名前、なんて言うの?」後ろの席の女子が急に話掛けて来る。「池内舞衣だけど…。」私は軽く驚きながらも、自分の名前を名乗る。「ウチは今木零。宜しく。」そう言いながらおもむろに手を差し出す今木さん
コトミ さん作 [167] -
君のおかげで…
私が小学生だった頃、父と母の三人家族で幸せに暮らしてた。だがそんな日がいつしか崩壊していった。私の父はバスの運転手だった。ある日、いつものように父が運転をしてるとブレーキが利かなくなり、事故を起こしてしまった。そこから私達家族の幸せが崩れてしまった…。その事故でバスに乗っていた人が皆死んでしまった。企業側は運転手のミスと放送し、私達家族は人殺しと呼ばれ、誰も相手にされなくなった…。
奏者 さん作 [110] -
迷想
開かれたドアから入ってくる男性。身長170cmぐらいの、昭和風の髪型に、時代遅れの服装。年齢は五十代ぐらいといった感じだ。「このクラスを受け持つ事になった、林田宏だ。」そう言い終わり、林田先生は自分の名前を黒板に書き始める。字、読めな…。黒板に書き出された文字をマジマジと見ながらそう思う。昔ながらの崩し字。ほぼ解読不可能だった。「出席取るぞ。」林田先生は、自分の手元にある出席簿を開く。「安藤真。
コトミ さん作 [137] -
朝陽にあの花が咲く時 3
そんな事があって、少し期待じみた気持ちで…もしかしたら明日、彼女と話しが出来るかも知れない。なんて考えて、ちょっとウキウキしていた。でも、そんな時って凄く時間が遅く進むんだね!一日が100時間もある感じだった。やっと仕事が終わって自分の部屋に戻り、いつも通りにご飯やお風呂…。早く明日にならないかなって思い、早めにベッドに入ったけど…眠れない。結局、いつもより遅くなってやっと眠りについた。でも、は
さきざき ひろ さん作 [484] -
アディクト
コイだとかアイだとかいう気持ちは何故かいつの間にか私の体を、私の精神を支配し尽くして蝕むように、面白がってすらいるように 私を導くんだよ幸せになりたいよ、でも物足りないんだコイしないとアイがないと私は壊れてしまうんだよ
ミア さん作 [288] -
人斬りの花 4
1-4 出哀『人を‥,斬れと言うのですか。』抄司郎がその事実を知ったのは,武部に雇われてからひと月程経ってからだった。いくら「負けなし」の抄司郎でもそれは道場試合での場合のみ。本物の刃を人に向けた事などなかったが,道場を潰すと脅され,引き受けざるをえなかった。†その日は激しく雨の降る夏半ばの事だった。抄司郎は今日,人を斬らなければならない。人を斬ると言う現実から今すぐ逃げ出したい心持ちがする。激
沖田 穂波 さん作 [520] -
汚染 139
会議の合間に貴方がくれたメール『眠たいよ』朝まで目を覚まさなかったくせに何となく笑えた貴方が会議の日その後に飲み会が入っている日は残業をする様にしているそれは私の期待そして残業をする事を何となく貴方に伝えるそれは私の作戦帰り際貴方と廊下で鉢合わせをした『行ってらっしゃい』会釈をして通り過ぎた『終わったら電話して』と言いたい気持ちを抑えた後は貴方がしたい様にしてくれたらいい案の定残業中に貴方からメ
ふく さん作 [182] -
汚染 138
おかげで寝不足だった貴方が羨ましい朝まで気持ち良さそうに眠っていた貴方は私が隣にいる事を忘れていたのだろうか朝が来て目が合うと少し笑った抱き締める貴方に『おはよう』を言った『眠れた?』と聞く貴方に『眠れたよ』と嘘を付いた会社に行く準備をするこの感じが嫌い貴方と生活が出来たならこんなのは当たり前の光景だろう約束の日は待っている時が一番幸せ楽しい時間なんてすぐに過ぎてしまう靴を履いて部屋を出る前にし
ふく さん作 [122] -
汚染 137
貴方の身体が熱いお酒のせいかそれとも私に対する想いなのか重なる身体に貴方の鼓動が伝わる心拍数の早さその時自分の左胸に手を置いてみたいつもと何等変わらない鼓動乱れもしない心拍数慣れではない貴方が好きな想いは強いはずなのに貴方は夢の中にいて私は現実を感じている多分違い過ぎる感覚目の前に見える物が違う貴方の頭に手を伸ばし髪を乱してみる愛おしさと憎しみを込める人肌は温かい肌と肌が何故こんなにも気持ちが良
ふく さん作 [128] -
汚染 136
約束をした日朝着替えの下着や化粧品をバックに詰める時不思議な気持ちになった貴方と過ごせる一日を待ち侘びたのにそれに勝る不安や罪悪感いつも感じているけど繋がれば繋がる程にきっと増え続ける『楽しみだね』と言う貴方に『そうだね』と答える事で不安は隠した時間を気にせずいられる貴方は嬉しそうに笑いいつもよりも饒舌に感じる見つめる目も触れる手も何だかいつもと違うだから私はいつもよりもお酒の量を増やした忘れた
ふく さん作 [129]