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恋愛の携帯小説に含まれる記事が22370件見つかりました。
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keep your smile 5
美優は意を決して話しかけることにした。「あ、あの〜、藤木君ですよね」怪訝そうに拓人が見上げた。「そうだけど…」「あたし、坂田、坂田美優だけど覚えてるかな…」美優の期待と緊張は最高潮に達していた。拓人は一瞬、間があったが表情ひとつかえず呟いた。「覚えてないな…」(え!!)美優は思わず絶句した。(なんで…?!オボエテナイ?今そう言った…?)美優は狐につままれてるようだった。「はいっ、みんな席に着いて
ピーチピンク さん作 [487] -
制服時代??
夏の日差しが池の水面を反射してキラキラ輝く。心地よい風が通る。やっと桜が口を開いた。「突然訪ねてごめんね」「いや、全然」お互い沈黙が余計に照れくささをましていく。「実は…話があって」桜の緊張が伝わってくる。でも私達に出来ることは、ただただ存在を消すだけ。「どうした?」桜の様子がいつもと違うから樋口君は心配そうに尋ねた。「私…二学期から留学するの…」「…そう」それだけ?樋口君?なんだか拍子抜けしそ
なぉ さん作 [349] -
ギャラクシーラリー90
「とにかく…。あの乱闘の中を、俺達より目立たず、俺達より先にスタートしたんだろう。検問にもかからなかったかも知れない。そんなチームが一つ位はあるかな…と予想してたんだ」遼一は続けた。「世の中上には上がいる。下には下がいる。キリがない。差別や偏見をさっきも痛感したよ。検問で7分も止められたよ」「なるほど…。勉強になります。遼一さんって見かけによらずネガティブなんですね」「まぁね…。高速道路禁止とな
フェイ さん作 [501] -
不思議な服6
「次回の予約は来週の火曜日の一番最後でいいかな」服を直している私に言った。「もちろん」私はジャケットを羽織いながら答えた。あっ、又このジャケットを着ている、本当に不思議な位この服を着ている時に限って男が私の身体を求めてくる・・・・「本当に君の口は上も下もいやらしい」と言いながら、キスをしスカートをたくし上げ、下着を下ろそうとしている「そのジャケットを着ると何だかそそるんだよ」そー言いながら受け付
真緒 さん作 [358] -
ギャラクシーラリー89
孤高の天才、シンジは焦っていた。オレの計算が狂い始めている。そんなバカな…。作戦は大成功だった。なのに何故!?ステップワゴンのハンドルを握る手に力がこもる。遼一さんは想定範囲内だと言っていた…。こんな事は有り得ないだろ?彼は何で想定できた?他に何て言ってたっけ?何か食べなさい…か。「ヒカ兄、食い物とってくれ。何でも良い」シンジは買い込んでいた食料をむさぼり食べ始めた。コンビニおにぎり、調理パン、
フェイ さん作 [560] -
「恋」と「愛」の恋愛物語?
「愛してる」の一言でどんだけ助けられたのだろう…「愛してる」の一言でどんだけ救われたのだろう…愛したい!けど愛されたい?そんな事を思いながら2ヶ月(-_-;)そう愛し愛され2ヶ月が経ってしまった( ´△`)孤独になればなるほど彼女が僕の脳裏を刺激する(-ω-)誰もいない公園のブランコに腰をかけた…愛する事が愛なのか。愛される事が恋なのか。愛し愛される事が恋愛と言うものなのか。結婚しても不倫をされ
たるるん さん作 [678] -
一枚葉っぱ4
夜が更けて、今日の興奮がやっと収まり始めると、疑問が生まれた。“何で彼は私の部屋にいたんだろう?”“彼は何の犯人なんだ?”想像は変な妄想へと変化し、結局、何も答えは出なかった。ただ、何の刺激もない憂鬱な入院生活に訪れた、この変てこりんな出来事は、不思議な興奮と楽しさが後をひいた。二.あの出来事から数週間が経ったと思うある日、昼食を済ませた私は病院の中庭に散歩に出た。中庭には、他に入院している人達
オキシコンチン さん作 [457] -
一枚葉っぱ3
「お、大阪府警ぃ〜!?」私の方がびっくりして、すっとんきょうな大声を出してしまい、一斉に男達は私の方に注目した。「ああ、姐ちゃん、ごめんなあ。びっくりしたやろう?すぐに出て行くさかい、堪忍やでえ」一番凄味のある、親分さんキャラのオッサンが私に話しかけた。「いや、そうじゃなくて…」私は驚いて言葉にならなかった。って言うか、“コイツら皆、警察官なのかよっ!!???”そっちでビックリした。警察官って、
オキシコンチン さん作 [437] -
一枚葉っぱ2
“ヤンキー”というか“ヤクザ”というか、その中間に位置するようなキャラ&服装。ツルッと気持ちいい位に見事な光り具合のハゲ頭と、魚雷のようなずんぐり体型。どう考えても私の交友関係では有り得ないタイプです…ハイ。CT検査から病室に帰って来ると、ヤツは何故か私の部屋にいた。室内を物色する訳でもなく、ベッドに腰掛け、静かに窓の外を眺めていた。ガラッという扉が開く音にビクッとして、パジャマ姿の私を見るや否
オキシコンチン さん作 [435] -
keep your smile 4
(2年C組…あ、ここだ…)黒板に出席番号と名前が書きだされ、机に番号札が貼ってあり、出席番号順に座るようにと指示があった。美優は教室のなかに入ると藤木拓人を捜し始めた。黒板の番号と座席を照らし合わせ、拓人の席に男子が座っていた。(あ、あの人が拓人君!)美優はまじまじと彼を見つめた…。6年の歳月が経ち、あの頃やんちゃで元気いっぱいだった印象は消え、落ちついた青年に成長していた。背も高くなり、顔はち
ピーチピンク さん作 [526]