トップページ >> 恋愛の一覧
恋愛の携帯小説に含まれる記事が22370件見つかりました。
-
夏の出来事
夕暮れの教室…私は帰ろうとするあなたを呼び止めた。待って藍原くん…あのね…あたしね…なに?好き…好きなの藍原くんが。…カナカナカナ…ひぐらしの鳴き声だけが響いていた。ごめん、いきなりこんなこと言われてもこまるよね…別に困らないよ、俺も好きだ。お前のこと。そう言って藍原くんあたしの目の前に来て突然キスをした。鼓動がはやくなっていくのが分かった。 触って、藍原くんあたしに。藍原くんはあたしを机に
こん さん作 [258] -
さがし人 第二話
〜第一章〜 春も、あっという間に終わりなんとも言えない気候の中、今日も数学がある〜。とか、げっ!今日あたるんだった、答え見せてもらお〜。とか、まぁ普通に日々がすぎる。 俺は、いつも同じように、元気いっぱいの少年を演じ、つまらない日々を送っていた。 小学生を卒業してからとにかく、俺は他人とズレを感じるようになった。 他人が感じているだろう事と、同じように感じれないのである。 一度、自分の心を暴露
奏 さん作 [86] -
LOVE&TRUTH〜恋の光 14
私は昨日の出来事をミサに話した。「うそ〜!やったじゃーん、おめでとっ」でも、ミサ以外に祝ってくれる人は居なかった。友達がいないから。「井上さん」渡辺さん?「松本と付き合ってるって本当?」「あ、でも昨日告白したからね」…パシッ私は頬を平手打ちされてしまった。「何?」「私だって松本の事、好きだったんだから…」渡辺さんの目には、悔しそうな涙が溜まっていた。「でも、あたしだって、渡辺さんと同じくらい好き
YUNA. さん作 [482] -
LOVE&TRUTH〜恋の光 13
―こうして喧嘩は、高杉先輩達の勝利となった。「ザッとこんなトコだな」「本当に本当に、ありがとうございますっ」私と松本は、何度も頭を下げた。「別に、当たり前だろ」と、近藤先輩。「近チャン、何カッコつけてんだよ〜」山本先輩は相変わらず、またいじられていた。「ま、気持ちを正直に伝えれば伝わんじゃね?」と、神谷先輩。…へ??私まだ何も。「じゃあな!」高杉先輩達は手を振った。姿が見えなくなると、公園に残さ
YUNA. さん作 [486] -
LOVE&TRUTH〜恋の光 12
―公園に着くと、未だに続いていた。「あれか?」高杉先輩は関節を鳴らしながら、彼らを見つめていた。「はい」…と、一人の先輩が私に気づいた。「あいつ戻って来ましたよ!」「じゃあ早く捕まえろ」「それが、2Aの高杉達も一緒なんっすよ!!」一同はこちらに振り返った。「卑怯だな、あの女」日が暮れてきた。「よし!俺らに任せとけよ♪」私は申し訳なさそうに肩をすくめた。「心配すんな♪」と、神谷先輩。少し安心して前
YUNA. さん作 [476] -
ごめんなさい…4
17才と若かったからか入院は5日と短かった。その間、彼…彼の両親はお見舞いにも来なかった。退院してから実家に戻り子育てに奮闘した。赤ちゃんは可愛くて可愛くて…他のことはどうでも良くなった。退院してから1ヵ月朝6時〜昼12時までミスドで働くことにした。地元だし赤ちゃんが寝てる時間…母乳は絞って冷凍してあるしママに預けて働きに出た。何時間かすると胸が張って痛くて…トイレで1時間おきに母乳を絞りに行っ
ゆ さん作 [316] -
LOVE&TRUTH〜恋の光 11
―かれこれ、30分は語り合ったか。神様からのご褒美だと、私は思った。…しかし、それもつかの間、ゾロゾロと同じ高校の男子達が集まって来た。明らかに同学年ではないと思った。「同じテニス部の先輩」高二が三人と、高三が四人らしい。「何で?」「こないだの試合で、俺がしくじったから呼び出されたんだ(笑)」その笑顔は無理していると、一瞬で分かった。「何々、彼女ぉ??」「偶然会っただけです」「ちぇ、つまんねー」
YUNA. さん作 [394] -
LOVE&TRUTH〜恋の光 10
―放課後。私達は、また部室へ向かった。「マジありえねーし」雷の様な声が耳を走る。愛先輩だ。隣にいるのは、舞先輩。「よっ」…高杉先輩だ。ミサに視線をやる。愛先輩がこっちを見ている。「こんにちは」私達は、深々と頭を下げた。そして何も会話をしないようにと、自分達のバンドの位置に着いた。手には汗を掻いていた。冷や汗だ。「二人、ちょっと来な」部室のドアを開けて、愛先輩が手招きしている。相手は私とミサだ…。
YUNA. さん作 [392] -
LOVE&TRUTH〜恋の光 9
帰り際。部活だった為か、辺りは夕陽が照っていた。いつもの交差点で別れようとすると、珍しくミサが私を止めた。「ねえねえ、たまには寄り道してかない?」ここの交差点を右に行くと私の家、左に行くとミサの家、そして真っ直ぐ行くと繁華街だった。「繁華街行くの?」ミサは満遍ない笑顔で頷く。私は仕方なく繁華街へと歩いた。繁華街は、沢山の飲食店や、電気家電の店などで賑わっていた。「あそこのカフェ、最近出来たんだよ
YUNA. さん作 [382] -
ねぇ…大好きなのに。
私が春樹に逢った事で、亮の束縛は以前より、激しくなった。家に帰る日は、私の部屋の写メールを送らされた。少しだけ春樹に癒された私の心は、癒されなかった時より、もっと苦しくなった。【春樹に逢いたい】抑え切れないはずの、その思いを私は無理矢理押さえ込んでいた。亮と過ごす時間の中に、癒しはない。だから、そこには私の居場所もない。何をしている時も、春樹と居た日の事だけを思い出していた。その思い出だけで、亮
春樹 さん作 [308]