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恋愛の携帯小説に含まれる記事が22370件見つかりました。
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二十歳のシグナル(1)
僕はドキドキしてた。今にも心臓がはちきれそうな感じで゙ちさ゛を待っていた。今日は生まれて始めてのデートだった。 ちさと出逢ったのは近所のコンビニだった。前から働いているのは見かけていたので声をかけるきっかけがなかった。いや、そもそも僕は内気な性格で女性とまともに喋る事さえ出来なかった。ちさと話すきっかけはコピー機だった。 僕は趣味で小説を書いていた。パソコンがないので手書きだ。一つ短編小説を
優風 さん作 [627] -
桜の木とともに 本編28
「桜がいつ倒れるかわからないけど、それでもオレは彼女の笑った顔をずっと見たいから、桜のために強くなるって決めたんです」私は寝ている桜を見ながら気持ちを伝えた。「これからも桜の事、お願いします。私たちでも無理はあるから」自分の弱さにどうする事もできない美由紀さんは、涙をながしていた。この現実を受け入れる程、私は強くはなかったが、それでも逃げる事はしないと改めて決意した。気付くと私は、病院のベッドで
キョウスケ さん作 [249] -
サークル仲間殺人事件(第7話)
俺は野々村に近づいて真相を聞いた。「なぁ、野々村さん‥純平と何があったん?」「えっ?」「いや、昨日純平の母親から二人が付き合ってたこと聞いたからさ。」「あぁ、それもう昔のことだよ。」野々村は冷たい言葉で答え、みんなの元へ向かおうとした。「ちょっと待てよ。」「何かまだあるん?」「野々村さん、貴方でしょ‥純平を殺した犯人は?」「はぁ? 何を言ってるの! 私を犯人呼ばわりするなんて学って最低ね!」
ななしー さん作 [425] -
すべてが運命なら
私は自分の家に帰ってもやっぱり淋しかった。母親は私を無視している。私には兄と弟がいるが、兄は仕事で遅くまで帰って来ない。まだ小学生だった弟は、母親が可愛そうだと、私の手を鉛筆で刺した事があるくらい私を嫌っていた。部屋でボーッとしていた私の携帯に元彼から電話が来た。「今、何処に居るの?」元彼が聞いてきた。「家だよ」「今から逢おうよ」突然の誘いだった。私は、何故かその日元彼の家に行った。元彼はずっと
春樹 さん作 [228] -
すべてが運命なら
家に着くと、泣きながら母親の説教が始まった。なんで帰って来ないのか。高校はどうするのか。何が気に入らないのか。人を困らせて何が楽しいのか。その質問の繰り返しだった。すべてに対する私の答えは「知らない」ただその一言だった。次の日また私は一安に逢いに行った。だがその日母親は、出掛ける私に何も言わなかった。一安は元々、凄く束縛が激しい自由人だった。早く言えば自己中心的な人。少しでも気に入らない事がある
春樹 さん作 [232] -
すべてが運命なら
それからしばらくは、幸せだった。毎日一安と過ごし、一安の両親もすごく私に良くしてくれた。私はどんどん自分の家に帰らなくなっていった。毎日一安の家に泊めてもらった。私が自分の家に帰るのは、いつも昼間。誰も居ない時を見計らい着替えを取りに行っていた。本当は帰りたくなかった。だが、一安のお母さんに「泊まるのは、かまわないけど一日一回は帰ってちゃんと親に顔見せなよ」そう言われていた。私が毎日帰らない事を
春樹 さん作 [253] -
流れ星
初めてだった。私の居場所をつくってくれたのは。私は医者だ。ある患者さんに、高岡さんという、20代の男性がいた。まえから、持病で、私のところへ来ていた。そのころ、高岡さんは、私に好意をもっていたらしく、色々、プレゼントしようとしていた。しかし、私は、職業がらそういった物は、受け取れなかった。そして、一度、プロポーズされ、それをきに、ゴールインして、子供も、3人できた。そして、仕事を再開したとき、疲
さき さん作 [357] -
想空 (7)
*溢れる気持ち*「…弘樹…」屋上に着いても、弘樹は黙ったまま。なんであの時…美耶をはたいちゃったんだろ…「…ぐすっ…」弘樹…?「…あーあ、俺、失恋しちゃったなぁ…」嘘つき。なんで笑えるの?ほんとは、ツラくて悲しくてしょうがないんでしょ?今も、涙我慢してるでしょ?ギュッ…フェンスに寄り掛かってる弘樹の背中に、そっと抱き締めた。「…友?」「…ひ…ろき、我慢…しなく…ていいよ…あたしが…いるか…ら」な
奈緒 さん作 [570] -
すべてが運命なら
一安は、待っていた様にすぐ電話に出た。「大丈夫?怒られた?」一安が心配そうに聞いてきた。「大丈夫だよ。あんま怒られなかったし」私は少し元気がなさそうな声だったのかもしれない。一生懸命喋って、私を笑わせ様とする一安の優しさが電話越しに伝わってきた。「お前もう家出てこれんの?」「うん」一安の質問に、すぐ答えた私。逢いたい。それだけしか、考えてなかった。遊びに行こうとする私に、母親が「また、行くの?」
春樹 さん作 [265] -
奈央と出会えたから。<335>
* * * * * *中2の夏休みが終わった――あたしの体調も良くて、ミズホさんとバレンタインデーのチョコ作りをした日以来、過呼吸の発作は起こしていなかった。たぶん、あのトキ、聖人が優しく抱きしめてくれて、あたしの心の不安を取り除いてくれたから、いつも不安定だった気持ちが、少し落ち着いたんだって、そう、思うんだ。ケド、その代わりに、時々、胸がキュンッッて痛くなるんだ、あなたを想うと――『奈央ぉ〜
麻呂 さん作 [535]