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恋愛の携帯小説に含まれる記事が22370件見つかりました。
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さくら(3)
そのとき僕は1番きれいめな服を選んで緊張した面持ちで美咲の家へ向かった。美咲の家へ着くと玄関の前で美咲が待っていた。「大ちゃんちょっと緊張しすぎじゃない?」「いや全然、全然。」母ちゃんの部屋から持ってきた派手なハンカチで冷や汗を拭いながら答える僕。「大丈夫だって。お父さん優しいから、一緒に暮らすこときっと許してくれるよ。」美咲は自信満々だ。「親父さん待ってるだろうから早く家に入ろうか。」「うん、
ヤンキース さん作 [100] -
さくら(2)
「大ちゃーん。」美咲が大きな声でブランコに乗っている僕を呼んでいる。今日もまたいつもの公園だ。「どうした?」ブランコを飛び降り美咲の方へ歩み寄る。「このアパートよくない?」「どれどれ…ここは風呂トイレが一緒だからダメや。風呂トイレは別って言ったじゃろ。」「大ちゃんは男のくせに細かいってば。」美咲が顔をふくらませながら言う。こんな顔をしててもやはり美咲はやはり可愛らしい。僕はニヤニヤしながら住宅情
ヤンキース さん作 [100] -
さくら(1)
23時55分。満開を過ぎた桜の下に僕は一人座っていた。春の始まりを告げるような暖かい風が僕の頬にあたっていた。あと5分で4月10日へと変わる。あと5分経てば美咲との4年目の記念日になる………はずだった。1年と少し前。僕と美咲は楽しかった高校生活を終え、晴れて卒業した。美咲は僕の彼女だ。笑顔が太陽並みにまぶしい自慢の彼女だ。僕は美咲が大好きだ。ずっと一緒にいたいと思っていた。そのため美咲の進学先と
ヤンキース さん作 [126] -
すべてが運命なら
私は悩んでいた。一安は何故私を選んだのだろう。きっと、気の迷いなんだろう。そう思いながらも、毎日電話をしてきて私に告白してくれる一安の想いを、受け入れたくなった。そうして、一安と私は付き合う事になった。朝は二人で早く登校して、皆が来るまで階段で話しをした。放課後は毎日一緒に遊んだ。電話も毎日の様にしていた。そんな日々を続けていると、だんだん私の母親が口うるさくなってきた。私も門限どうりに帰らない
春樹 さん作 [258] -
昔の君に恋してる
君のこと今でも好きだよ…。ずっと君だけだよ…。昔の…君だけ。人間は…すぐに変わっちゃう…。君も変わってしまった…今の君は大嫌い…。本当はそんなこと…君に思いたくないだからあたしは昔の君に恋してるよ…
みづき さん作 [701] -
desteny??
「うん・・・。自分でも、よく解らなくて。淳の事、まだ好きなのかも、執着してるだけなのかも・・・。」麗華の顔は、怒りや、苛立ちに満ちていた。「香里、あんたねぇ・・・。」その時、茉莉子が席から立ち上がり、会話に割って入った。「まぁ・・・、良いじゃん。麗華もさぁ、そんなに、苛々しないの。今日、イベントが終わってからでも、一度、淳とちゃんと話した方が良いよ。分かった?」麗華は、溜め息を付いて、そっぽを
meeco さん作 [386] -
見えない糸 16(完)
『多摩さんが幸せにしてよ!』そう叫びたかった…。まだ、ふっ切れない自分が嫌になる…。月日は無情にすぎ、とうとう出産の日がやって来た。20時間近くもかかる難産で、3470gもある元気な女の子だった。我が子を抱いた私は、泣いた。それと同時に、この子を守らないと って強く思った。今の気持ちのまま、母親になれない。私は、病室のベッドでメールを送った。『突然ですが私、赤ちゃん産みました。正直、妊娠中も多摩
もう30歳 さん作 [311] -
見えない糸 15
前に進む為に選んだ別れなのに、全く前に進むことができていなかった。一歩進みたい…。小野寺くんを好きになってあげたい。。。そんな気持ちから、私は小野寺くんと付き合う事にした。それから4ヶ月。私はある事実に気が付いた。『今月来てない』検査薬で調べると 『陽性』だった。多摩さんと7年も居たのに、こんな事一度もなかった…。私は、こんな時まで多摩さんの事を考えていた。小野寺くんに報告すると、『やった!結婚
もう30歳 さん作 [241] -
見えない糸 14
私は、車の中で大声をだして泣いた。胸が張り裂けそうになる…。覚悟を決めたはずなのに、涙がとめどなく流れる…。本当に、愛してたんだ…。そう思い知る。こんなに、別れが辛いなんて…。7年間の出来事がよみがえる。一度は、『もう、二度と離れない』と決めた恋だったのに…。家までの2時間、涙が止まる事はなかった。それから、毎日バイトに明け暮れた。何かで気をまぎらわせておかないと、おかしくなりそうだった。年も明
もう30歳 さん作 [138] -
見えない糸 13
28歳の11月…。私は、重い口を開いた。『私、多摩さんが本当に大好き。もう、この先こんなに好きになれる人は現れないと思ってる。だから結婚したいの。多摩さんが、結婚を良く思ってない事はわかってる。でも、私が幸せにするから。クリスマスに返事ちょうだい。それまで、会わないからゆっくり考えて。』私は覚悟を決めていた。長い1ヶ月…。街がクリスマス一色に染まるなか決断の日がやって来た。買い物をし、ご飯を食べ
もう30歳 さん作 [148]