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恋愛の携帯小説に含まれる記事が22370件見つかりました。
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見えない糸 12
付き合う前に聞いた言葉を思い出していた。『結婚はしなくていい』多摩さんの口からはっきり聞いた言葉。今も、やっぱりそう思ってるの?『結婚したい』って言ったら嫌われる?私は、多摩さんと会っても切り出せなかった。あの日なんで『そうだよね』なんて簡単に話し合わせちゃったんだろう…。後悔ばかりが押し寄せた。結局言い出せないまま、週に一度のデートを繰返し更に1年が過ぎた。そんなある日、友達から『すごく当たる
もう30歳 さん作 [164] -
見えない糸 11
信じられない。嬉しくて心臓がバクバク音をたてた。それから、毎日多摩さんは家に来た。まるで新婚気分だった。私は、今まで以上にどんどん多摩さんを好きになった。きっと、この先こんなに好きになれる人は現れない。『赤い糸の運命』とまで思った。そんな時、実家の母が倒れた。命にかかわる事ではないが、老いた父親と母親の世話の為、仕事をやめて実家にもどる事になった。昼は家の手伝いをして、夜は地元の居酒屋でバイトし
もう30歳 さん作 [159] -
見えない糸 10
何かが吹っ切れた私は、『今』を楽しんだ。悩み、泣きはらした日々が嘘の様に毎日楽しかった。相変わらず、二股状態だったが、多摩さんはもう嘘を言わない。『明日は彼女に会う事になってるから、ごめん』『わかってる。だから謝らないで!』私は、笑顔で送れるようになった。だって、彼女からしたら、私の方が嫌な女でしょ?彼女には悪いけど、多摩さんと一緒に居たいの。例え、二番目でも…。多摩さんは、きちんと私にも100
もう30歳 さん作 [128] -
見えない糸 9
ドラマの様に、手首切ったぐらいじゃ人間簡単に死ねないんだ…。少し正気を取り戻した私はそのまま深い眠りについた。次の日。仕事はズル休みをした。体が重くて動けない…。タオルをぐるぐる巻いただけの手首の傷を見てまた泣けてきた。明日からどんな顔して会えばいいの。。。相変わらず、壊れた携帯からメールの着信音だけが何度も響く。その時だった。『ピンポン』部屋のインターフォンがなった。『居るんだろ?開けてくれな
もう30歳 さん作 [132] -
見えない糸 8
いつも多摩さんと一緒だった私は、時間の潰し方がわからない。隣街まで車を走らせ何もせずに帰ってきた。時間は、23時。帰り着くと入口のノブに買い物袋が下がっていた。中にはプリンやお菓子、いつも一緒に食べた私の好きな物ばかりだった。袋の底には、紙切れがあった。見覚えのある癖字で『ごめん。はっきりしなくて。なんで怒ってるかはわかるよ。辛い思いさせてごめん。もう、会うのやめよう。本当に勝手でごめん。今まで
もう30歳 さん作 [181] -
光と陰
2002年5月、鑑別所から出たばかりの少年…こいつの名前は、非道拓也…親にも見捨てられ、帰る場所も、頼る人もいない。途方にくれ、住み込みの仕事を探したがなかなか見つからない。そんな時、君も?ホスト?になろう、という求人広告を見つけた。『…寮もあるし、面接だけでもいってみるか?』面接は簡単なもので…『じゃあ今日から仕事しょか?』?!そんな簡単に決めていいのか?先輩に連れられて寮へ向かった…。スーツ
パパさん さん作 [352] -
ごめんね…。?
俺は遠くからYUKIと奴が話すのを眺めていた。俺は今何をしているんだろう。ほんの数時間前まで一緒にゴロゴロしたりキスしたりホントに幸せな時間をYUKIと過ごしていたのがまるで夢の様な感じがした。今、俺の目の前でYUKIが知らない男と一緒の車で話してる。その状況に流石に耐えられなくなった俺は車に乗り込んだ。YUKIは俺とも奴とも口を聞かない。ずっと黙ってるYUKIにも、浮気されているのにも関わらず
TAKA さん作 [145] -
後輩?
「先輩、今日もご馳走様でした!!」「おう!!」何て言っていいかわからず 気の抜けた声で返事をしてしまった。続けて彼女は「じゃあまた、明日学校でぇ!!」俺は、心のなかで『ええっ!?』っと 人生で一番大きい声で、叫んだ・・・と思う。しかし、俺は「おお、じゃあな」と、別れを告げた。なぜ?わからない 余裕を見せたかった?いや、違う。多分とっさに、防衛本能が働いたのだろう。結局もやもやしたまま、家路につい
等身大の自分 さん作 [310] -
恋わ臆病?
『1章 はじまり』 晴れ晴れしい天候のなか鈴わi高校に合格した。入学式を終え楽しい高校生活が始まっていた。『2章 告白』 ある日 仲良くっていた同じクラスだった悟(さとる)・亜紀と近所の祭に行くことになった。その日の夜 学校から帰宅し準備をし自転車で祭に向かおうとした瞬間…『今からお前んちの近くまでいってやる 道わかんないだろ』悟からメールがきた。わたしわここに最近引っ越してきたこともあり確
§TERA§ さん作 [97] -
いつわり
いつまで経っても、君は僕を見つめてはくれないんだね。「さち。」僕は愛しい君の名前を呼ぶ。君は相変わらず、ちょっと困ったような顔をして微笑むんだ。僕だってわかってる。君には僕より愛してる人がいることを。そしてそれが僕の親友だってことも。でも僕は気づかないフリをする。だって君が僕に気づかれてないって思ってるから。「アキラ?」君は微笑みかけてくれる。でもこの笑顔はほんとは僕に向けられたものではなく、僕
ちこ さん作 [168]