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恋愛の携帯小説に含まれる記事が22370件見つかりました。
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リバーサイド
川の流れより緩やかな時間がそこにはあった。慌ただしく仕事をしてきた私には、あまりにも静かな時間だった。4年間勤めた会社を辞めた。転職をあれだけ躊躇ったのに、決心してから、次の仕事を見付けるまでの自分の行動の早さに驚いている。「ああ、私こんなんでいいのかな」ストレートで飲んだウィスキーがまわり始めた頃、カウンター越しに見えるリバーサイドの遊歩道に美しいカップル。顔半分、マフラーで隠れた彼女がかわい
チョンゲ さん作 [129] -
奈央と出会えたから。<320>
『ちょっと奈央、大丈夫???』“騎馬戦”を終えて戻って来たユカが、緊張しているあたしを見て心配してくれた。『あっ、ユカ。おかえりッ。すごいね!!活躍してたじゃん!!あたしなら大丈夫だよ。』精いっぱいの笑顔で答える。『本当に大丈夫?!顔色悪いよ、奈央?!』『あはっ。本当に大丈夫だよ。ありがと、心配してくれて。』その時、放送がかかり、すぐに結果が伝えられた。『“騎馬戦”の結果は1位赤組、2位白組、3
麻呂 さん作 [526] -
キャロルの秘密 22
「お待たせ」 「そんな待ってないよ」恵子は真夏なのに涼しげな顔をしてる。 「狭いけどうちに、、」躊躇いがちに古賀は言った。 恵子はうんと頷いた。 二人でアパートまで少し照れながら歩いた。 アパートに付くと古賀は狭いけど上がってと初めて女性を招きいれた。それも恵子である。 恵子は靴を揃えて古賀の部屋に上がった。 「へえ、すごいレコードの数だね」と部屋を見るなり言った。 古賀は恵子に麦茶しかない
キャロルの秘密 さん作 [779] -
幸せになってね
あの日.教室から私は蓮をみて一目惚れをした.すごく笑った顔が優しくて好きになった友達からメルアドを聞き、もうアピールで仲良くなった頃のクリスマスに、人生初めての告白をした メールだったけど.最初の返事は「考えさせて」だったでも嬉しかった元旦の日 蓮からメールが来た。蓮「何してる?」私「テレビみてた」蓮「この前の返事なんだけど...付き合おう」 思わず携帯を落として飛び上がった 付き合って一週間、
そら さん作 [363] -
キャロルの秘密 21
古賀は2曲目の『去りゆく恋人』を聞いてある出来事を思いだしていた。それは20年前に古賀のアパートに恵子が初めて尋ねて来たときのことだった。 恵子からの電話で「実は私いま千川に来てるんだ」と言われ古賀は千川の何処と尋ねた。 「ここからだとお肉屋さんが見えるけど」 「太田屋って店じゃない?」 「うん」 近くだ。ちょっと待ってて、すぐに行くから」 古賀は受話器を置き恵子の元へと急いだ。 確かに肉の
キャロルの秘密 さん作 [735] -
汚染 23
手が震えた決意を固めて送信を押した『終わった』と思った時安堵の息が漏れた妙な達成感何だか疲れ切ってしまった何でもない事なのに私にとっては大仕事だったこれで一歩前進が出来ただろうかもう帰る事にした貴方もどうせいないしこの疲れの中残業する気にはなれなかった帰りの電車の中何故か後悔が襲って来た特別な事をしてしまった様な気がして確かにそれが狙いだったけれどもしも貴方が気付いた時私の気持ちを察してどんな思
ふく さん作 [129] -
汚染 22
貴方にこうして社内メールをするのはこれで二度目クリスマスケーキを貰った時にお礼のメールをして依頼まず一言『机にガム入れてます』敢えてバレンタインだからという言葉は伏せておいたそして『甘い物は食べないでしょうから』と続けたそれは『貴方が嫌いな物を知ってます』という私なりの意志表示だったガムを選んだ事にも意味はある思い付く物がそれだけだったにしても日常の貴方を知っているからこそそれを選んだのだからそ
ふく さん作 [125] -
汚染 21
貴方は甘い物が嫌いそれを知っているいつもガムを噛んでいるそれも決まったガム何かバレンタインらしくはないけどそのガムを二本買った自分でも笑えたこんな物しか思い付かなかった事にだけど貴方が一番貰って困らない物を考えた時私にはこんな物しか思い付かなかった消耗品以外を選んでもきっと困らせるだろうしお返しは期待していない分当たり障りのない一番のプレゼントだと思ったからその日は貴方は出張で帰って来る事はない
ふく さん作 [128] -
汚染?
中学生の頃のバレンタインを思い出した好きな男の子にチョコを買って学校へ行った選ぶだけでも相当悩んだカバンに入れたチョコを何度も見たその日一日緊張しっ放しで落ち着かなかった授業の終わりの鐘が鳴った時は口から心臓が飛び出そうな位だっただけど結局呼び出す事も出来ず渡す事も出来なかった勇気が出なかった家に帰って情けない自分と後悔で泣きながらそのチョコを食べた今となっては懐かしい話バレンタインは好きではな
ふく さん作 [134] -
汚染?
相性占いを良く見る様になったとことん見たそして良い事だけを信じて満足するそんなの自分次第だし貴方次第でもあるけれど頼るものも無い私にはそれだけが唯一の救いだった本当は分かっている大して当たらないもしも相性は抜群だと書いてあったとしてもその時だけの喜びその通りだとすればもうとっくに私達は結ばれている友達でも恋人でもない苦しみから解放される時貴方への想いが恋ではなくなる時そんな日が来るだろうかいっそ
ふく さん作 [131]