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恋愛の携帯小説に含まれる記事が22370件見つかりました。
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十字路
「すいません」その一言に振り向いた、ただそれだけ。一番に飛び込んできたのは意志の強そうな切れ長の目で、私は呼吸すら忘れてただ立ち尽くしてしまった。小さな受付の窓越しに、ドキドキして止まらなかった。きっとこれが一目惚れってやつなんだなって、他人事みたいに考える頭と、それでも落ち着いてくれない心臓。何度か通り過ぎる彼を窓から見かける度に声をかけたくてたまらなかった。でもね、それは叶わない。彼がここに
北瀬 さん作 [143] -
うんめい?
When I'm 8〜15years old.「ママとパパどっちについていきたい?」全ては、ここから始まったのかもしれない佐山ななごく普通の家庭に生まれた。庭つきの一軒家5人家族に一匹の犬平凡なありふれた家族。そう思ってた。「やだ。そんなの選べないよ。ママとパパが離れるなんてやだ」信じられなかった当たり前が崩れる。8才の私には、残酷な事実だった。嫌だ、と何億回言ったんだろう?パパは何も言わなかっ
y さん作 [157] -
生活
「おはようございます」「あっおはようございます」挨拶は大切。ここは私のバイト先、ファミレス店。いつも夜9時ごろ来る配送のお兄さん。夜9時におはようってのもあれだけど。「今日忙しかったんか?」「もー、くたくたですよ」いつもどうってことない会話。荷物を運び終わると「じゃあな、お疲れ様ー」多分6〜7コ上だから20代後半。特別どうってわけじゃないけど、私も気持ち良く仕事が出来る人でありたい。私はバンドを
さくら さん作 [134] -
shape 13
――由紀いま、気になる人がいます。もう2度あんな気持ちになるのは嫌だったから、こんな気持ちになるなんて思わなかった。2年前『中村くん、わたし中村くんのことが好きです。付き合って下さい。』『いいよ。』それから3ヶ月は、幸せだった。あの日がなければ、別れることはなかったんだろうと思う。『お〜い、中村お前いま、何人彼女いるんだ??』『5人かな。女って、単純だよな。ちょっと金がないんだとか母さんが病気で
のん♯ さん作 [116] -
shape 12
――優好きな人が出来たっていうのかな??その娘のことを、考えると胸がドキドキ。その娘笑顔を見るだけで、疲れが吹っ飛んじゃうし...。これって恋??『魔法使いの演技ノリノリだね、ゆぅくん。斉藤ゆっきーもそう思わない??』『えっ、はい。本当の魔法使いみたいでかっこいいです。』『ゆきちゃん、かよ、わたしの演技どうだった?』『ゆっきー、めっちゃ可愛いかった』女子が僕の、評価をした。好きな娘に、褒めれると
のん♯ さん作 [114] -
shape 11
――ゆき『諸君、新しい台本が出来たところで早速やってみようじゃないか。それでは魔法使いのシーンをやろう。おぉ、その前に重大発表がある。なんと衣装代と大道具代がタダになった。僕の人脈のおかげさ。感謝したまえ。ハハハハハハ。』森先生の自信は、どこからくるのだろう。たぶん人類が永久に理解できないことだな。『魔法使いのシーンが2つあるんですが、どっちしますか??』『よくぞ聞いてくれた。小倉くん。君が、シ
のん♯ さん作 [109] -
空と海 ?
「ピッタリだな、空!すごく似合ってるよ」 「うん。本当にこれを着ても良いの?卒園式も良いの?」 「ああ、良いよ。そのために、おばちゃんが貸してくれたんだから!」 「おばあちゃん、空ね、新しいのじゃなくて良いよ!」 富子は妙子に対して、借りを作る様な気がしたが、余りにも喜んでいる空を見ていると、一緒に喜ぶしかなかったら。 「良かったね。とっても可愛いよ!卒園式も入学式楽しみだね!」 卒園式の日、
内田俊章 さん作 [453] -
○●純+粋な恋●21
5-? 初秋の桜『私ですか!?』純は驚いた。粋乃の話が記憶に無かったからだ。と言うか純の幼い頃の記憶は殆ど書道の事で埋もれていた。『そうです。あれからの私は不思議でした。たった一度しか会った事のない男の子の事を,12年間想い続けたのですから。』『そう‥だったんですか気付きませんでした。』純は幼い頃の自分に損をした気がした。『私は,幼い頃の粋乃さんを知らないから,とても悔しいです。ずるいなぁ,粋乃
沖田 穂波 さん作 [464] -
待受男
好きな女が出来ても決してそれなりの行動はとらずに生きてきたそれなりに出会い 結婚もしたが 離婚もした色々経験しても やっぱり性格上向上せずに 自分の歳は四十路の門にあとわずかだった美鈴と出会ったのは三年前だった中途で就職した小さな会社で彼女は働いていた冬だったので着太りしてるとは思ったが それでも体格はよかった僕は最初彼女の話し方や態度に不満を持ち なんて意地の悪い女なんだろうと思った次第に月日
雅 さん作 [142] -
○●純+粋な恋●?
5-? 初秋の桜『何が, あったんですか?』純がためらう粋乃の背中をおした。『兄弟の母親が,病で亡くなったんです。』純は,自分の母親が亡くなった時の事を思い出した。『私が遊びに行った時,ちょうどお通夜の最中でした。しかしそんな中,その兄弟の1人が,外でしゃがみこんで何かをしているんですよ。』『母親の通夜なのに‥』『私は,その子が何をしているのか覗いたんです。死んだ蟻の墓を作っていました。』『蟻の
沖田 穂波 さん作 [425]