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恋愛の携帯小説に含まれる記事が22370件見つかりました。
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奈央と出会えたから。<311>
『あるパン屋で、昨日は、作ったパンがすべて売れた。そこで、昨日作ったパンの個数とくらべて、今日は、パンの個数を20%多く作った。その結果、12個売れ残ったが、昨日売れたパンの個数とくらべて、今日売れたパンの個数は15%多くなった。次の問いに答えよ。‥‥と言う問題なのだが、このうちの問2の解答欄に、北岡はとんでもない答えを書いているので、それを今、発表する。(2)今日売れたパンの個数を求めよ。解き
麻呂 さん作 [580] -
奈央と出会えたから。<310>
* * * * * *『中間テストの答案用紙を返す。名前を呼ばれたら取りに来るように。』担任の渋川の担当教科は数学だ。だから、あたしは数学が大嫌いだった。『木下奈央。』はぁ。今回はヤマが外れちゃったから、きっと平均点以下だろうな。『奈央、どぉよ?!点数良かった?!』渋川から答案用紙を受け取り、自分の席に着こうとするあたしに、聖人が笑顔でそう言った。『あはっっ。76点だった。』『マジ?!良かったじ
麻呂 さん作 [589] -
呪文?
私は先生の姿が見えなくなったのを確認してから貴方に声をかけた。ホッとした表情で姿を表した貴方は私を見て子供みたいな笑顔で「サンキューな。」って。ドキッ…?私の心臓が跳ねた。何でなのか分からなかったけど、何だか体が暑くなった。貴方は私と同じクラス。明るくて、どこに居ても分かるくらい。私とは180度違う人。そんな貴方がこんな所にいる。本当に変な感じ。「なぁ、お前いつもここで面倒みてるの?…ヨッシャ!
かれかの さん作 [301] -
呪文?
私は私に呪文をかける。何度も何度も…。鏡の前に立ち「大丈夫…大丈夫」って。自信を付けるために繰り返し繰り返し口ずさむ。私は存在感が薄い方だから貴方の目には止まらない。だから自信なんて持てるはずもなくて…。そんな私が貴方に告白なんて絶対に有り得ないと思っていた。…あの時の事がなければ。私は飼育係。放課後には必ず掃除やエサやりに行っていた。誰もやりたがる人がいないから私になったって言うのもあるのだけ
かれかの さん作 [310] -
○●純+粋な恋●?
2-? 春の陰『純,今日は何かあったのか?』純の兄,京太郎は尋ねた。純は何を書くでもなく,上の空でただ墨を擦り続けている。『え,ぁ,はい,』純ははっと我に返った。『今日,裏の桜並木で,とても心優しい方に出会ったのです。』『心優しい?』京太郎はあぐらをかき,顎に手を当てた。純の話を聞く時,いつもこの体勢をとる。『はい,その方は,一匹の小さなツバメのヒナの為に,墓を作っていたのです。』『ほぉ‥』京太
沖田 穂波 さん作 [595] -
素直って...
素直ぢゃなくて素直になれなくて意地張っててごめん今さら...遅いょね君ゎもぅアタシの手の届かない所に居るのに忘れたいのに...忘れられないズルいょ君ゎアタシの事なんてもぅどうも思ってナイメールの返信だって電話だって完全無視!!そうでしょ?だからアタシゎ君を忘れる努力してるのに君ゎアタシの夢にまで出てくるんだょ時々あの頃もぅ少し素直になれたら...君と今も一緒に居れたのかなぁ...って考えちゃうん
шiиg Τ?諒 さん作 [525] -
何歳(いくつ)になっても(15)
第15話その日俊章は、いつもと同じ、7時頃に帰って来た。普段と変わらない夫の振る舞いに、騙されていると思うと、悔しくて堪らなかった。数日後、純子から電話が来た。「翔子、あなたの旦那の事だけど、雄二に相談したの」「ええっ、菊地君に?」「御免ね、勝手な事して。でもね、雄二の会社は、もう何年も賢介の会社と、取り引きが有ってね、何か分かるかな、って思って聞いてみたの」「そうだったの」「それでね、色々と分
内田俊章 さん作 [415] -
奈央と出会えたから。<309>
『んとね、線分ADは∠BACの二等分線だから‥‥∠BAD=∠CADになるのね、これがまずひとつ。』『ほおぉ〜〜っっ。』『BD//ACで平行線の錯角は等しいから、∠BDA=∠CADになるの、これがふたつ目。』『ふぇ〜〜い。』『‥‥で、今のふたつのコトから、∠BAD=∠BDAになるの。で、△ABDはBA=BDの二等辺三角形であるってワケ。分かる‥‥かな?!』『ふあぁぁぁ〜〜‥‥‥‥‥。』『聖人?!聞
麻呂 さん作 [629] -
奈央と出会えたから。<308>
* * * * * *新学期になって早1ヶ月――2年生になってからも、あたしの周りでは、色々なコトが起こりすぎていたから、まだ約2年ある中学校生活の、これから先には一体何があるんだろうって、いつも思っていた。ケド、担任の渋川の言う様に、受験戦争は、もうすでに始まっているのだとすれば、周囲のクラスメイト達の塾通いや、家庭教師をつけての猛勉強も納得出来た。あたしは、家に金銭的余裕がなかったし、母にこ
麻呂 さん作 [561] -
風の向こうにあるものは【2】
ひろのと、そんな会話を交わし、彼女の部屋から出勤した。その途中、彼女からポケベルが入り、彼女の会社に電話した。晶『もしもし、原田さんいらっしゃいますか』電話口の男性『原田ですか。少々、お待ち下さい。』電話口から待機音が流れる。ひろの『お電話代わりました。原田ですが…』晶『もしもし、晶だけど、ベル入ってたから連絡したんだけど…』ひろの『あっ、ごめんね。急にベル入れて。あのね。今日、会えないかなぁ?
北斗 さん作 [137]

