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恋愛の携帯小説に含まれる記事が22370件見つかりました。
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保健室と、優しい痛み5
先生は、確かにあたしに応えてはくれなかった。でもたった一言。『…人間は進化する生き物だから、今は無理でもこの先俺の気持ちが変わるかもしれないのを待ってくれるなら』千分の一でも。一万分の一でも。それでもいいのか?…はい。たとえ、一兆分の一の確率でも。先生は、やっぱり最後まで優しかった。あたしは、久しぶりに保健室を出て授業に参加した。それから、三ヶ月。あたしはずっと待った。三ヶ月ごときで先生の気持ち
春歌 さん作 [514] -
保健室と、優しい痛み4
いつの間にか離れたところに座ってたはずの先生があたしのベッドの上に座ってた。あたしは寝たままで、先生はその上に覆いかぶさるようにあたしを掴んでーーー。あまりの近さにカアッと顔が熱くなる。「謝るのは先生の方だ…」今までに見たことのない悲しい顔で先生があたしの肩を掴む力を緩めた。「その通りだ。今まで…先生は中沢の気持ちに気付きながら、ずっと」そう言ってもっと険しい、悲しい表情になる。そんな先生見たく
春歌 さん作 [471] -
保健室と、優しい痛み3
まだ頭の中で迷走する先生にあたしは唇を噛み締めた。「…ごめんなさい、先生」「……なんで謝るんだ」「先生を困らせたから…」そしてきっと、先生が探しているのはーーー。「…あたしのこと、好きになれないならそうハッキリ言ってくれていいよ」「中沢…」「ごめんなさい…!ほんと、なんか変なこと言っちゃってっ…」急に張り詰めていたものが解け始めてあたしを飲み込んだ。「先生はっ、…わかってるから!あたし…っ。せ、
春歌 さん作 [607] -
どん底に落ちてからが始まり
俺は今まで何回失恋したんだろう。同じ人に何回も。今でも忘れられない。他の人と恋しようと思わない。そんな経験誰にでもあると思う。俺は諦めない。1回好きになった人はとことん追いかける。死ぬまで待ってる。どん底に落ちてこそ人生強くなる這い上がるのは自分次第
しょう さん作 [265] -
ふたりの時間
これは僕(タケ)と彼女(サヨ)との話僕らの出会いはちょうど2年前だった当時僕は大学2回生学校なんか適当でバイトと遊びに明け暮れていたバイト先では地元の友達(ユウヤ)と一緒に働いていたそんなある日の事だったバイト先に新しく女の子が入って来るらしい3つ下の女子高生高校2年だ話しを聞くと学年は3つ下だけど生まれた年は4つ違い僕の妹と同じ年だこれは恋愛対象外だと決め付けていたサヨが初めての出勤日僕とユウ
るけた さん作 [229] -
ロマンティア王国の姫ぎみ達
姉、ローズ。妹、サンフラワー。 妹、アイリス。ロマンティア王国には三人の美しい姫ぎみがいました。ある時、三人の元へ招待状が届きました。サンフラワー城で婚約者選びのパーティーがございます。是非、皆さんご来場者下さいませ。敬具そして三人は向かいました。途中、暴動が怒りますした。馬車は止まりました。窓から革命かのたくましい男が声をかけ、助けてくれました。ローズはうっとり、サンフラワーとアイリスは知り合
グッチトミー さん作 [117] -
朝もやけ
水色と橙色の綺麗な空いつもの朝帰りまだ人も少ない始発ぼーっと窓から見るその景色は静かに私を包んでくれた初めて君と言葉を交わしてから今までどれくらいの時が流れたのだろう君を好きと感じたのは君が特別な存在になったのは自分を苦しめる事なのに電話がくれば飛び上がるほどうれしくなり顔を見ればつい、見とれてしまう君には愛している人がいて嬉しそうに愛する人の話をするねそんな時も君の笑う顔につい、見とれてしまう
七瀬 璃緒奈 さん作 [138] -
檸檬哀歌??
どんなに想っても報われぬ痛みは甘酸っぱい。まるで檸檬の様に。「わかってる、だから…」「だから何なのよ」沙笑は怪訝そうに猛を見る「俺がネガ取り返してくる」「出来るのあんたに?」下を向いていた猛が顔を上げてまっすぐ見つめた。「出来る」「わかってた。信じる」「玲…」沙笑は納得してないけど、私は猛を信じてみようと思ったのだ。「じゃぁ、また連絡する」そう言って猛は帰った。「あいつ忘れもの」沙笑はそう言って
なお さん作 [113] -
檸檬哀歌?◎
猛が話したことはあまりにも悲しい話だった。「俺の母親は俺が小さい頃に俺をおいて家を出た」話だしたのは、そんな幼い頃からの話だった。「俺の親父は、いわゆる仕事人間ってやつで、だから俺は愛情も知らないければ女も信じてなかった…」話してる間も猛はずっと下を向いていた。「あいつと付き合っても今まで通り自由にしてた…浮気だとか騒いでたあいつがうざくて別れようって話したら自殺未遂を起こした」「玲、こんな男の
なお さん作 [118] -
奈央と出会えたから。<299>
玄関から正門前を見ると、バイクが2台停まっているのが見えた。ドキッッ――たぶん、1台は聖人のだから、もう1台は、京谷さんのってコトよね?!そして、その2台のバイクの横に視線を移したあたしは、聖人と、聖人より少し高めの長身の男性が立っているコトに気付いた。ミズホさんは、聖人と、その長身の男性に向かい合って立ち、青山さんと成沢さんについてのコトの経緯を説明しているかと思われ、そのミズホさんの斜め後方
麻呂 さん作 [601]