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恋愛の携帯小説に含まれる記事が22370件見つかりました。
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正しい付き合い方14
すてられる恐怖に怯えながら今日も私は、客を待っている。全てをコウタに言えたらどんなに楽だろうかだが愛するコウタの悲しむ顔は見たくない…いや、もう既に悲しませているのは分かってる。だから「コウタの悲しむ顔が見たくない」というのが建前で「すてられる恐怖からホントの事を言えずにいる」というのが本音だということも分かっている。
きじ さん作 [399] -
正しい付き合い方13
そんな二重生活がコウタにバレるのに時間はかからなかった。まぁ、コウタは客と会う家を「浮気相手の家」だと思っているようだが…確かに浮気と取れるかもしれないけど私は彼らに恋愛感情なんてない。でも、自宅売春だとか、彼らは精神的な支えだとか、コウタに話す勇気など私には無い。間違いなく軽蔑され、すてられるだろう。愛するコウタに軽蔑することは恐怖以外のなにものでもない…
きじ さん作 [394] -
正しい付き合い方12
恋人同士なのにカラダだけ…というのも何か違うと気付いてはいたが、それ以上、自分の気持ちを掘り下げない事にした。だって、悩んだって私がコウタにしてあげられる事なんてないし…この頃からだろうか?私がまた客を取りはじめたのは。お金が欲しかったんじゃない。「私のしてきた事を知っていて、それでも私を受け止めてくれる」そんな人達の側にいると安らげたのだ。彼らは私に対価を支払い続けた。律義と言えば律義だ。タダ
きじ さん作 [384] -
正しい付き合い方11
結局、私が今まで彼氏と「正しい付き合い方」をしてこなかったから、やっと手にした普通の幸せを素直に幸せと感じることも出来ずにいるのだ。コウタが私に何を求めているか分からないから、取り合えず私はコウタにカラダを差し出し続ける。私にはカラダしかないから…
きじ さん作 [424] -
正しい付き合い方10
コウタと付き合っている時間より田淵さんと過ごしてきた時間の方が長いからそう思ったのかもしれないが…私は「彼氏」というものに何をしてあげればいいのか、全く分からない。タツは「お金の為に知らない男に抱かれろ」と、私にしてほしい事を明確に示した。コウタは、もちろんそんなこと言わないし、お金の無心もしない。でも、何か言ってくれなきゃ分からない。
きじ さん作 [415] -
ふたりごと?
働いてくれるはずがない。そう思っていたのに… 『いいっすよ。家に近いほうがいいし。』 あっさりOKだった。 『ありがとう。一度店に連絡して面接日決めてくれるかな。』 『はいっ。わかりました。明日連絡します。』 またトモが働いてくれるんだ。よかった。 この時の私はトモが働いてくれたら少しは楽になるだろう…。としか考えていなかった。 『大村さんの紹介の瀬山くんいいねっ。』 店長のウケはよかった
紫陽花 さん作 [165] -
眠れぬ夜は君のせい〜3〜
母に起こされて急かされお風呂へ入った。母が言うセリフは決まって『あんたね、ホンマいくつになる思ってんの?弟見習って早く結婚してシッカリしてちょうだい!』起き抜けにあのセリフはキツイ。私が母の立場だったらそんな言い方しないわーい!とカチンとくる気持ち堪えて『あーハイハイ』と軽く交わす。3つ下の弟は二十歳で出来ちゃった婚をした。チャラチャラした奴だったのに結婚して子供が生まれた途端、すっごく良いパパ
ユーリ さん作 [778] -
グレータブー
ー何もみたくないー 悲しい顔は見せたきない。だから目を閉じた。あなたのしたいことすればいい。私なら大丈夫だから。寂しいなんてもう言わない。あなたが苦しくなるから。幸せなのにまだ求めるつもり?ーちがうーキミの一番でいたいだけだよ。どんなに苦しくてもいつも笑ってあげる。だから心はここに置いていてほしいもっと深い海で待ってるから助けてくれるのはキミだけ。守れるのはボクだけだよ。これからもずっと
さき さん作 [100] -
君の気持ち
「愛してる??」「愛してるよ」私は抱きしめながら耳元で囁いた。彼女は泣きながら「信じたいけど信じられないよ」私は内心面倒臭いと思いながらキスをした。「ごめんね…」「でも、もう大丈夫だよ」泣きながら、でも必死に笑顔を作って彼女は私に言った。彼女気持ちが解りたくても男の私にはわからない…私にどうして欲しいのか??
ウッチー さん作 [135] -
正しい付き合い方9
家の片付けもあと少しとなったある日、差し入れを持った田淵さんが家に来た。その日、田淵さんと色々な話しをした。タツのこと、初めて会った日のこと…凄く懐かしくて何とも言えない気持ちになった。私は田淵さんと話していて大事な事に気付いた。コウタといるより、こうして話している時間の方が楽しいってこと…
きじ さん作 [431]