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恋愛の携帯小説に含まれる記事が22370件見つかりました。
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初恋-触れる-
文化祭はバタバタと過ぎていく。ハプニングもお愛敬でうちのクラスのお化け屋敷は学年で一番に選ばれ、学校でも銀賞を獲得して幕を閉じた。文化祭の後は打ち上げ。クラスでカラオケにいくことになっていた。だけど私はお化け屋敷を撤去した教室で一人物思いにふけっていた。なんとなく下を見ると亮太が出てきた。後を追う様に理沙がでてきたのが見えて私は亮太を呼び止めなかった。後でまた会える。そう思ったからだ。だけどあの
なお さん作 [158] -
初恋-想いが重なる-
次の日のホームルームで亮太が話すとみんなは変わった。始めは亮太をからかっていた子もいたけど亮太の真剣な瞳に黙っていった。1つになる瞬間を経験した気がした。それから文化祭までの放課後はみんなで残って準備した。準備は順調に進み、明日はいよいよ文化祭を迎える日になっていた。実行委員会議も最後だった「明日だな」会議室から教室までの渡り廊下。亮太が大切そうに言った。「うん」私も横で頷く。「亮太〜」二階の窓
なお さん作 [110] -
初恋-信じる-
久しぶりに飾らず人と話した気がする。亮太はちょっとへこんだ。「いいのかよ…このままで」そうつぶやいた。「だから言ってるじゃない…どっちでもいいよって」私はちょっと苛立った。夕日が窓ごしに教室をオレンジ色に染める。「お前って人を信じないな」唐突に言われた一言に胸が痛かった。私は…「信じている人は信じる」「えっ?…」亮太が顔をあげた。「でも信じて裏切られるのはすごく嫌」自分でもなんでそんなことを亮太
なお さん作 [107] -
初恋-届かない想い-
文化祭は二学期の最大行事と言える。クラスの出し物はお化け屋敷に決まった。うちのクラスは亮太を始め華やかで団結力がある。だけど熱しやすく冷めやすい。始めは、放課後残って準備をしていたのに今では亮太と私の二人。こうなることが目に見えていた。先生も黙認。だからみんなに腹も立たない。こんなもん。忙しいくらいが丁度いい。今は何も考えたくない。「また俺らだけかよ」今日は委員会議があった。簡単に言えば中間報告
なお さん作 [116] -
Powder Snow(2)
訊かれた男は、「どうもこうもねぇよ。ここの奴ら、『良い物件がある』とか言って契約させやがって。実は、他の業者が扱っている物件で、金だけ持ってドロンパしやがった」と息巻いている。『ああ、やっぱり、そうだったのかぁ』という思いがモネの中に染み込んで行く。にしても、『じゃ、ここには誰もいないんじゃない。それなのにここで叫んでいてもしょうがないじゃない』と、自分も被害者でありながら、他人ごとのような思い
一宮 詩音 さん作 [331] -
あの人は…
僕はパチンコ好き、あるA店によく足を運んでいる。そこの、店の定員さんはよく代わります。ある日女性の定員さんがやってきた。その人が何歳なのか僕は知らない、名前もわからない。見た感じでは20代後半だと思う。その人に僕は、すごく癒されてます。その人の笑顔が僕にとって1番の薬。他のお客さんに対してどんな笑顔なのか気になるけど、知りたくない気持ちが強い。だから僕にだけだと思い込ませている。あの人の笑顔は、
たかっち さん作 [102] -
夢乃Highテンション?
バイトをしてからすごく自分にとってプラスになっていると思う。今回のミスもみんなで助けてくれた。仲間の大切さを感じた。「今日は本当にすみませんでした」お客様が帰られた後、店内で開口一番、私は言った。「何言ってんだよ」ぐっちが笑う。「別に、なんもないっすよね?ぐっちさん」大堀がぐっちにウインクしてぐっちは大声で笑っていた。高い所においてある物を取ろうとしていると私の後ろに大堀がやってきた。いすに乗っ
なお さん作 [226] -
夢乃Highテンション?
夢乃屋は常連さんが気に入ってくれて月に何度かは貸切り予約の日がある。だけど私は今回うっかりしていた。「はる、8時開始だったよなぁ?」ぐっちにふと聞かれて記憶がさかのぼる…「あぁ―っ!!」「えっ!?」「違う…」久しぶりにとんでもないミスをしてしまった…私の顔色の変化にぐっちは「変更か?」「はぃ…7時に」「わかった」夢乃屋は貸切りの場合、ほとんど時間に合わせて調理や準備を行う。だから1時間変更になる
なお さん作 [149] -
同じ空2
飲み会へ。ここでも全く言葉を交わさず・・・変な空気が流れてる中、先輩から、イッキコール!!体育会系ならよくある恒例の行事。誰がイッキするんだろって思ってたら、彼が率先して、イッキした。それを見た先輩が「我が部のマドンナ、クッキーが対抗します!!」 私!?マドンナじゃないよ?「ここで、飲めんかったら負けばい」「クッキー飲みます!!」負けず嫌いな私だけに対抗して飲んだ。終電の時間も気付かずに・
hitomi さん作 [298] -
奈央と出会えたから。<253>
『絵本作家?!俺、てっきり“画家”とか言うのかと思った。』『あはは。無理だよ、画家なんて。あたしの絵なんて自己流だし。まるで落書きみたいだし。』謙遜している訳じゃなかった。本当に、そう思っていたから。『そんな風に言うなよ。』『えっっ?!』『そんな風に自分を卑下するの、やめろよ。奈央の悪いクセだぜ。自分のコト、そうやって悪く言うトコ。』聖人に言われてハッとした。あたしを見るその目が、いつもと違って
麻呂 さん作 [620]