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恋愛の携帯小説に含まれる記事が22370件見つかりました。
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奈央と出会えたから。<207>
聖人とタツヤに身長差は、そんなに無い。けれど――実力の差は、かなり有り過ぎると思った。『‥‥い‥痛ぇ‥‥‥‥‥。』一言そう漏らしたタツヤの鼻から鼻血が流れ出て来た。ドクッドクッと、かなりの量の出血だ。聖人の一発は、凄い破壊力なんだ。“キャーッ。血よ!血よ!!”“お見事っっ!!”“鼻折ったんじゃねぇの?!”“まさかぁ〜。”“おい。ヤバいんじゃね?!血が止まらねぇってよ。”思わぬ場面での出血は、更に
麻呂 さん作 [649] -
スタアの恋 TRINITY〜ARATA〜 11話No.2
お父様『話にならん。その男もいい度胸だな。時間を作って二人で家へ来なさい。話しはそれからだ。』今回は前のようには行かないだろう。亡くなった夫…拓哉さんのお父様は茶道の家元だったから家柄もよかったし、拓哉さん自身も私にはもったいないくらい立派な人だった。でも私にそんな事は関係なかった。育ちを気にするのはお父様だった。お父様はとても拓哉さんを気に入っていた。でも今回は諦めない。やっと本物の恋が出来た
MIZUKI@VENUS.T さん作 [216] -
奈央と出会えたから。<206>
ち、違う。何言ってるのよ、タツヤは!!バ、バカ。やめてよっっ!!やめてっっ!!や‥‥やだ‥‥‥。恥ずかしさと悔しさで、あたしは顔が徐々に赤くなっていくのが分かった。聖人の手には、拳がギュッと握られていた――その手が小さく小刻みに震えている――聖人は今にも爆発しそうな怒りを抑えるかの様に、大きく息を吐いた。そして――『何が言いたいのよ?!タツヤ?!』斜めに傾けた顔。聖人の少し長めの前髪から覗く、キ
麻呂 さん作 [625] -
LastMail
私はよく寂しくなったら彼氏にメールする。どうでもいいような些細なメール。「元気?」とか「今何してる?」とか「今何処にいる?」とかこんな事ばかり聞いてしまう。でも彼氏は私のこんなメールにちゃんと返信してくれる。だから私は彼氏が大好き。でもある日突然フラれちゃった。はっきりと別れよう、とは言われなかったけど学校に来なくなって連絡が取れなくなった。噂では他に彼女がいたんだって。そして妊娠させちゃったん
ゆうすけ さん作 [506] -
堕ちる…堕ちない2
ふと時計を見る。「んっ?…うわっ遅刻する!!」急いで用意して玄関を飛び出した―学校―\nキーンコーンカーンコーン…「やべぇチャイムが!!」ダダダダ…ガラッ先生は来てない「セェフっ!!」と言って席に滑り込む。「今日もギリギリだねぇ祐貴!!」「おう…お前はいつも通りはぇぇなぁー馨(かおる)」こいつは杉元馨。女。俺の幼なじみだ。そして…まぁ俺の彼女でもある。「今日もいつもの夢のせい?」「ああ…最
セサミ さん作 [461] -
30?先の先生。?
年下の私から見てもちょっとこどもっぽい所もある中澤先生は、生徒や先生からの人気も上々だった。 私が実習中にお世話になった国語科の澄田成美先生も、娘さんと同じ年なので中澤先生のことはかわいがっていた。 中澤先生の机のお菓子はたぶんほとんど澄田先生があげていたものだ。「若いんだから、沢山食べなよ。」というのが口癖だった。 そのせいか学校に赴任してきてから中澤先生は少し太ったらしい。 少しくらい
相沢きせ さん作 [144] -
桜花恋詩(おうかこいうた)
それは一人の男の子を愛した女の子の温かい、辛く切ない本当の恋の話。【出逢い】彼女はホストクラブに憧れていた。華やかな店内、ホストたちのシャンパンコールの活気ある雰囲気。女王様のような優越感....「いつか行ってみたいなぁ」愛音 二十歳。 男盛りの今日この頃。愛音は昼はパン屋で仕事をしているが、家が貧乏で自分も生活するだけでいっぱいいっぱいだったために夜は水商売のバイトをしていた。過去の男の重なる
卯月 さん作 [134] -
馬鹿かな…?
いつもあなたの事見てる。 でもあなたは見てくれてない気がする。 いつも不安ばかり。何も安心させてくれない。 けど、たまに安心する言葉を言ってくれる。どの言葉を信じればいいの…。あなたの回りを見ていても不安ばかりが募ってく。大好きなあなた。大嫌いなあなた。好きと嫌いは似た者同士。いつでも隣り合わせ。あなたを観察すればするほど、信じれない。心と言葉が違うから…。
美朱 さん作 [159] -
奈央と出会えたから。<205>
この日も何時もの様に聖人と一緒に登校したんだ。あたし達は、たわい無い話をしながら教室へ向かった。『‥でね、聖人、それでね――』『おぅ。』ガラッ―ー‐聖人が教室の扉を開けた。この日の教室は、何時になく重苦しい空気が漂っていた。バンッ―ー‐何時もの様に、自分の席に乱暴にカバンを置く聖人に、斜め後ろの席に座っていたタツヤが突然、吐き捨てる様にこう言ったんだ。『アツイアツイ!!真冬だというのに、おかしい
麻呂 さん作 [633] -
奈央と出会えたから。<204>
* * * * * *3学期が始まっても――あたしと1-3のクラスメイト達との関係が変わる事は無かった。聖人が教室でタツヤと争ったあの日以来、クラスメイト達からのあたしへの嫌がらせは、無くなってはいたものの、あたしは完全に、クラスの中では孤立していたんだ。誰もあたしに話し掛けて来る者は、いなかったし、視線さえも合わせてくれない。気が付くと――クラスの中で、あたしは空気みたいな存在になっていたんだ
麻呂 さん作 [586]