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恋愛の携帯小説に含まれる記事が22370件見つかりました。
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飛行機雲?
「何だぁ、このアマ! 痛い目みてぇのか!」 「何よ!あんたでしょ! あんな事書いて!今すぐ 取り消して!」わたしの剣幕に、木場は驚いていたけれど、すぐに鼻で笑った。 「何だあ?あの書き込み なら俺も見たぜ。マジ笑 ったけど?」 「とぼけないで!取り消 して!」クラスは静まり返り、わたしの怒声だけが響く。 李遼はまだ、来ていない。サヤとマイが青ざめてこっちを見ている。そんな事どうでもいい。 「取
春 さん作 [143] -
信じたい―再会?―
目が覚めた。目覚まし時計をみると、6時をさしていた。(まだこんな時間かぁ…)妹を起こさないように、夏休みの宿題をしていた。宿題をしてたら、1時間がたった。親にバレないように、携帯を取りに行った。携帯をみると“新着メール1件”と書いてあった。結城だった。〈宿題持ってきてな〉日付をみると、今日の2時頃になっていた。(そっか‥あれから寝てたんだ)〈おはよぉ〉すぐ返事はきた。〈おはよう〉待ち合わせ場所に
ぱいん さん作 [467] -
飛行機雲?
「あら、そうだったの? ごめんね、ハルちゃん、 責めるようなこと言って 。お母さんに、ここから も連絡してみましょう。 。」振り向いた時、もう、李遼は遠ざかっていた。 小さくなる李遼の後ろ姿を見て、胸に痛みを覚えた。体の痛みより、ずっと痛かった。わたしは、李遼に何のお礼も言ってない。 雨が、わたしの醜い心を洗い流してくれたらいいのに。 次の日、やっぱり噂になっていた。 「どういう事?李があん
春 さん作 [224] -
飛行機雲?
「離してよ。」李遼の手を振りほどいたけど、もう逃げる気はなかった。 「ほんとに、無理しなく ていいよ。保育園近いし 。休ませてもらって、 お母さん待つから。」わたしの口調は、やわらいでいた。それでも、歩き出したわたしの後を、李遼はついてくる。 「あのね、ほんとに・・」李遼は、言いかけたわたしをさえぎった。 「オレの家、そっち。」 「変な奴だと思ってるで しょ?」李遼と並んで歩きながら、わたしは
春 さん作 [153] -
飛行機雲?
「いいです。一人で帰り ます。」また、ふらつく。しっかりしてよ、わたしの体! 「ほら、危ないって。ね 、李くん、頼むね。先生 恩に着るから。」 「先生、中学生の男女、 率先して暗い中ふたりで 帰さないと思うけど、普 通。」李遼のぶっきらぼうな声。あいつ、いつの間にあんなに日本語上手くなったんだろう。発音は少し変だけど。 「あなた達、どっちもそ ういうキャラじゃないで しょう?先生だって、人
春 さん作 [258] -
Forever with you
俺は女子高で英語の教師をしている。何気ない毎日。何気なく教える授業。だけど…俺は教えている生徒を不覚にも好きになってしまった。西崎理奈。俺の大好きな女の子。高三の授業で教えている内に段々と想いは募る一方なんだ。彼女しか見えないんだ…俺は放課後に彼女を呼び出す事にした。つづく
水崎きき さん作 [217] -
初恋
〜序章〜「ねぇ・・・ねぇっ!ねぇってばっ」私の袖を小さな手でにぎりしめて一生懸命に呼ぶ小さな愛娘私はその声に気付いていなかった。 何度か呼ばれたのだろう気付いた時には娘の由紀は半分泣きそうになっていた。 「ごめんね。どうしたの?泣かないで。」 私はしゃがみ込むと由紀の顔を覗きこんだ。由紀は顔を大きな目を開いて涙を浮かべながら「ママどうしたの?なんでお返事してくれないの。」そう聞かれた時自分でもわ
のぶ さん作 [231] -
飛行機雲?
いつの間に入って来たのか、人が立っている。 そして、わたしは、それが誰だかわかってしまった。 李遼。 あいつは中国人だから、微妙にイントネーションが違うんだ。涙はまだ、止まってない。 「鈴木?」声をかけないで。あっちへ行って!わたしは今、誰よりもあんたに会いたくない!振り向かずに立ち上がって、逃げ出そうとした。足が動かない。体が傾く。目の前が真っ暗になる。 「鈴木!」一瞬だけ、その声に引き戻さ
春 さん作 [168] -
幼馴染-osananazimi-
ある日風船を見つけた。「助けて」と書いてあった。俺はその風船を手にとった。ゴムと土と潮の香りがした。昨日は雨が降った。俺は走った。海が見える丘まで。崖の下を覗くと。居た。幼馴染みのバカ女。「なんで分かったん?」「アホ。お前の汚い字何年見とると思とる。」「…ありがと。」「バ〜カ。泣くな。」俺は手をしっかり握り、コイツを引き上げた。「…怖かった。」泣き止むまで抱き締めてやった。「傷痛むか?」「うん。
こたつ さん作 [448] -
向日葵と太陽?
坂を10分ほど登った。「久しぶり。由紀。」そう言うと俺は花と線香を供えた。――――祭りの後…「楽しかったね。来年もまたこようね!」由紀は無邪気な笑顔で手を振っていた。帰り道の交差点。「ああまた来年も。」俺も笑顔で手を振った。これからずっと一緒にいたい。これからずっとあの笑顔を守りたい。由紀は左、俺は右。「あの事を聞いたのは次の日の朝だったんだ。」信号無視の車にひかれて、由紀が死んだ。「俺が由紀の
ルート さん作 [275]