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恋愛の携帯小説に含まれる記事が22370件見つかりました。
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あなたへ続く道
あなたに置いていかれて3ヶ月。あなたへと続くこのくらい道を、へとへとになりながらも歩いていた。途中光が差し込んで違う道を見つけたから歩いてみた。だけどその道は温かいのにいばらが心に突き刺さった。今まで歩いてきたあなたへの道が恋しくなった。また暗い道へ戻った。幸せの光は何度も差し込み、たくさんの道が見つかるのにこの道しか歩かない。それは思い出の中に生きたいからなのかな?置いていった彼はとっくに光を
りえ さん作 [440] -
奈央と出会えたから。<184>
『どうして聖人君も連れて来なかったの?あなたの彼氏でしょう?母さん、高橋君とミズホちゃんがいたから、聖人君に聞きたい事とかあったけれど、あまり話せなかったのよ。』『うん。あたしもそう思ったけど、お母さんも仕事から帰って来たばかりで、疲れてると思ったから。』『何言ってんの。今度、またゆっくりお話がしたいわ。』母は笑いながら、そう言ってくれたんだ。『お母さん。』『なぁに?!奈央。』『あたし、聖人のコ
麻呂 さん作 [663] -
奈央と出会えたから。<183>
『あまり遅くなったら、母さん心配するぜ。』『うん。』聖人は、あたしを家の前まで送ってくれた。結局、もう一度今来た道を引き返す事になっちゃった。家の前まで来た時、聖人はもう一度優しくキスをしてくれた。『じゃあな。お母さんによろしく。』そう言うと、聖人は小走りに去って行った。聖人の姿が見えなくなると、あたしも家の中へ入った。『お母さん。』さっき帰って来たばかりの母は、テーブルの上にブッシュ・ド・ノエ
麻呂 さん作 [663] -
恋、二度(ふたたび) 130
「なんか女性陣だけで、内緒話をしてるで」 悟志さんが男性陣に囁いているのが聞こえてきた。 「真愛ちゃんに、のろけ話聞いてんのとちゃうか?」 「なんやそれ…」 「こいつら元日からのろけっ放しやねん」 「涼平、いらん事言わんでいいがな…」 夏希くんは照れながら、私の方をちらちら見ていた。 「えっ、何、真愛、香緒里達にのろけとったん?」 「そうそう、大晦日からずっと…」 「そんなことないよぉ…」
よしゆき さん作 [165] -
恋、二度(ふたたび) 129
電車に乗ると、私を挟み込む様に香緒里と美樹が座った。 二人は初め、私と夏希くんを一緒に座らそうとしたが、 「俺が真愛の前に立って、周りを見せない様にするから、二人で横をガードして欲しいんや」 夏希くんのこの言葉に、涼平さんと悟志さんも、 「俺達も前に立ってるから、真愛ちゃんは安心して座ってたらええんやで」 「そうそう…周り気にせず、美樹や香緒里さんと話してたらいいんやで。そしたら宝塚までなんか
よしゆき さん作 [133] -
恋、二度(ふたたび) 128
「相変わらず、仲良いね…二人は…」 「全くや…」 香緒里と涼平さんだった。二人だって腕を組んで楽しそうにして、人の事言えないと思うけど… 「夏希、真愛ちゃん久し振り。元気してたか?」 「夏希くん久し振りね。真愛も元気やった?」 悟志さんと美樹も一緒に来ていた。悟志さんは美樹の腰に手をまわして、軽く抱き寄せるようにエスコートしている。なんか大人の雰囲気… 「真愛…ちょっと見ないうちに、綺麗にな
よしゆき さん作 [144] -
恋、二度(ふたたび) 127
梅田に着く頃には、ようやく私の身体の震えは収まってきた。 夏希くんは私を気遣って、やっぱり最後に電車を降りてくれた。 駅の時計で時間を確認すると、まだ待ち合わせの時間まで十五分ほどあった。 「まだ時間があるけど、一回改札出よか?」 「…」 私は黙って首を横に振った。 「じゃあ、座って待ってよか?」 「ううん…」 私達は階段を降りて、改札の前で壁に凭れてみんなを待った。 私は待つ間ずっと、
よしゆき さん作 [140] -
恋、二度(ふたたび) 126
「夏希くん…どうかなこの格好…?」 「うん、昨日の方が好きやけど、その振袖姿も好きやな…」 「髪型で大人っぽくしたんだけど…?」 「真愛の魅力は振袖姿がよく似合う事やから…」 「ひど〜い…私には洋服が似合わないみたいな言い方…」 「ち、違うよ。何を着ても似合うけど、振袖を着た真愛が、一番大人の女性に見えるって言いたかったんだ」 なんか慌てて言い繕っている感じだったけど… 話をしながら歩いた
よしゆき さん作 [120] -
恋、二度(ふたたび) 125
朝の陽を浴びて、心地良い微睡みから目を醒ますと、愛しそうに見つめる夏希くんと目があった。 「おはよう真愛…」 「おはよう…夏希くん…どうしたの…?」 「真愛の寝顔が可愛いいから…」 「もう…夏希くんのばか…」 私達は昨晩の余韻に浸りながら、どちらからともなくキスをした。 「朝食急いで作るから、シャワー浴びてきて…」 昨日の晩に脱ぎ捨てたスウェットを着ながら、夏希くんを促した。 今朝は三が日
よしゆき さん作 [171] -
恋、二度(ふたたび) 124
シャワーの間も色々考えていたけど、やっぱり夏希くんに一番喜んで貰いたいし… シャワーを終えて、ドライヤーで髪を乾かしながら私の心は決まった。明日はやっぱり… 「コーヒー飲むだろう…?」 「うん…ありがとう…」 「真愛、まだ悩んでいるのか?」 カップにコーヒーを注ぎながら夏希くんが聞いた。 「ううん…もう決めたから…」 「何、着ていくの?」 「明日までのお楽しみ…」 コーヒーを受け取りなが
よしゆき さん作 [140]