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恋愛の携帯小説に含まれる記事が22370件見つかりました。

  • 恋、二度(ふたたび) 68

    「まぁええわ。それより、そろそろ帰らんか」 どうやら図星だったらしく、涼平は慌てて話しを変えた。 その様子を見て、俺は真愛と笑いながら、 「そうやな、そろそろ閉店時間やし帰ろか。涼平、香緒里さん呼んでこいよ」 そう言って立ち上がった。真愛が立ち上がる時、少しフラッとしたので、 「大丈夫か?しんどかったら俺につかまっときや」 そう言って立たせてあげた。 「少し飲み過ぎたかも…でも夏希くん本当にお
    よしゆき さん作 [138]
  • 恋、二度(ふたたび) 67

    二杯目は俺が選んだカクテルを注文する事にした。 こんどはロングカクテルでゆっくり飲もうと思い、真愛にブルー・ハワイと俺にはチャイナ・ブルーと、同じブルーキュラソーを使ったカクテルを注文した。 二人で飲みながら話しをしていると、後ろから近付いてきた涼平に、頭を思いっきりはたかれた。 「何すんねん。痛いやないか」 俺ははたかれた頭を撫でながら、涼平に文句を言った。 「お前らが帰ってけぇへんから探し
    よしゆき さん作 [132]
  • 恋、二度(ふたたび) 66

    「大友さんが彼女を連れて来るなんて、初めてですね。しかもこんなにチャーミングだし」 店長はレシピを選びながら声を掛けてきた。俺はそれには答えず、そっと彼女に手を重ねた。 「お待たせ致しました」 真愛の前に置かれたのは、薄紫色のショートカクテルだった。 「ブルー・ムーンです」 そして俺の前には、薔薇色のショートカクテルが置かれた。 「ジャック・ローズです」 「どっちも綺麗…」 真愛は二つのカ
    よしゆき さん作 [125]
  • 恋、二度(ふたたび) 65

    俺達は暑さも、時間がたつのも忘れて、話していた。もちろん涼平と香緒里さんのことも忘れて… いろいろな事を話した。学生時代の事、会社の事、趣味の事など。一つの話題をお互いが言い合い情報交換した。ふたりで一番笑った話題が、最後に俺が話した、学生時代三人で海に行った時、悟志と涼平がナンパをした二人組が、実はニューハーフで、二人は気に入られすぎてほうほうの体で逃げ出した、というエピソードだった。二人
    よしゆき さん作 [127]
  • 恋、二度(ふたたび) 64

    「今日会った夏希くん…あの手紙と…同じだった…優しくて…わたしへの気持ちが…変わって…なくて…だから嬉しくて…だって…わたしも…」 こんなに多くのことを話す真愛を初めて見た。 「ずっとあなたが…好きだった…から…」 そこまで言うと真愛は嗚咽を漏らし始めた。 「真愛…俺の事をそこまで…」 俺はどうしたらいいのか分からなくなり、ただ真愛を見守るしかなかった。 「あなたが…抱いて…くれた時…わたし…
    よしゆき さん作 [139]
  • 恋、二度(ふたたび) 63

    俺がトイレに立つと、真愛も一緒に部屋から出て来た。 用を済まして、俺は真愛が出てくるのを待っていた。 出てきた真愛に、少し外の空気を吸わないか、と誘った。 真愛は頷いて俺について来た。 お互いに店の壁に凭れながら、俺は何から言おうか悩みながら、空を見上げていた。 「夏希くん…ありがとう…わたし嬉しかったの…夏希くんに…おでこにキスされて…」 「いや、あれはその…成行きというか…」 俺は慌て
    よしゆき さん作 [141]
  • 恋、二度(ふたたび) 62

    「そうやなここは使えそうや…」 俺の手を払いのけながら、涼平は小声て呟いた。 「何が使えるって」 俺達の会話が急に小さくなった事を、不審に思った香緒里さんが最後の言葉だけ聞こえたのか、涼平に詰め寄った。 「ち、ちゃうがな。今度、香緒里と二人で来ても良いなって…」 涼平はびびりながら、言い訳していた。 「まぁいいでしょう。夏希さんとの内緒話やから変な相談と違うでしょう」 そう言うと香緒里さ
    よしゆき さん作 [150]
  • 恋、二度(ふたたび) 61

    「次、私も飲みたい」 乾杯をしたあと、香緒里さんが言った 「私も…」 真愛が遠慮がちに言った。 俺はふたたび店員を呼んで、スカイ・ダイビング二つと、今度はシンガポール・スリングを注文した。涼平はもう一杯バドワイザーだった。 二度目の注文が届き、香緒里さんは自分のスカイ・ダイビングを見て、口をつけた。 「うわ、美味しい。私これ気に入っちゃった 」 香緒里さんはご満悦だった。 真愛も一
    よしゆき さん作 [176]
  • 恋、二度(ふたたび) 60

    「喧騒と静寂が入り交じったいい店やな。なんで今まで連れてこんかってん」 涼平はこの店を気に入ったらしかった。 香緒里さんも、 「お酒の種類も多いいね」 とメニューに載ったカクテルの種類を見て気に入ってくれた。 店員が注文した酒を運んできた。 まず涼平の前にバドワイザー、香緒里さんの前にソルティドック、真愛の前にショートグラスを置いて、その場でシェークしたマルガリータ、そして俺の前には店長が
    よしゆき さん作 [177]
  • 恋、二度(ふたたび) 59

    「だって香緒里はうわばみたぜ、それより強いって…」 涼平はその先が言えなかった。香緒里さんの右ストレートが、みごとにボディに決まったからだった。 そんな二人の様子を見ながら、俺も驚いていた。 「だからと言って呑ませ過ぎたらあかんよ」 香緒里さんは涼平の意図を見抜いて、もう一発パンチを入れた。 「ぐえっ」 涼平は答える代わりに呻いていた。 俺は店員を呼ぶと、酒の注文をした。涼平がバドワイザー、香
    よしゆき さん作 [148]

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