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恋愛の携帯小説に含まれる記事が22370件見つかりました。
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恋、二度(ふたたび) 41
「大丈夫…?」 真愛が一気に呑んだ事を心配してくれた。 「全然大丈夫。無茶なんかしてへんから。こう見えてもうちの家系、飲ん兵衛ばっかりやからめっちゃ酒には強いんやで。涼平も拓海も悟志も普通の人よりよっぽど強いと思うけど俺に勝った事一度もあらへん」 と笑いながら答えた。 俺は真愛を相手に一生懸命話をした。とにかく俺は真愛を笑わせたかったからだ。真愛が俺の話にだいぶ笑ってくれるようになった頃、よう
よしゆき さん作 [140] -
恋、二度(ふたたび) 40
そして、みんながばらばらに一度だけ言った注文の品を、間違う事なく繰り返したうえで注文した。 「相変わらずえげつない記憶力やな」 涼平は大袈裟に驚いたうえで、 「これが勉強の方で発揮していたらもっともっとええ大学いけとったんやろうけどな」 と落として笑わすのが、学生時代からの常套手段だった。 「すっご〜い、あんな短時間で間違わずに覚えちゃうんだ」 香緒里さんは涼平と俺の思惑通り素直に喜んでくれ
よしゆき さん作 [190] -
恋、二度(ふたたび) 39
「じゃあ生三つと、チューハイグレープフルーツ二つ、それにチューハイライムだな。夏希覚えたか。お前が注文係やぞ」 涼平が勝手に決めてしまった。実はこれも学生時代からの役割分担だったので、気にせず注文係になってやった。 俺は注文を店に通してから、何を食べるか考えようと、真愛の前にメニューを開いて置いた。 「食べたいものがあったら指差してや」 と言いながら、何を注文しようか考え始めた。しばらく思案し
よしゆき さん作 [144] -
恋、二度(ふたたび) 38
真愛は俺が横に座った事で、かなり緊張してるようだった。そういう俺も実はかなり緊張していた。 二次会の会場と違い少し明るくなった店内で見る香緒里さんと真愛が、とても綺麗だったからだ。特に俺の中で何年も思い続けていた高校生の頃の容姿と違い、大人になった真愛を改めて見て、俺は惚れ直してしまったからだ。 「みんなとりあえず何呑むか決まったか?」 涼平が場を仕切り始めた。 「ジュースにしとこか?」 俺は
よしゆき さん作 [136] -
恋、二度(ふたたび) 37
二次会がお開きになり、招待客がつぎつぎと出て行っても、俺達はまだ会場に残っていた。一番最後に出るつもりだったし、三次会は俺達身内だけの会になる予定だから、暑い外で主役を待つ時間を、ぎりぎりまでしたくなかったからだ。 お開きになって、二十分を過ぎた頃、ようやく俺達以外のグループが出て行った。 店の従業員が片付け始めたので、俺達も外に出ることにした。 俺はできるだけ真愛に触れないようにしながらも、
よしゆき さん作 [131] -
恋、二度(ふたたび) 36
俺は真愛と別れるのは辛かったが、メアドをGetしたからいつでも連絡はとれるし、などと考えていた。 「私も行く…」 真愛が囁くように、香緒里さんに意思を告げていた。 「無理せんでいいんよ」 香緒里さんは真愛を、いたわるように言ったが、 真愛はほんのちょっぴり俺の方を見て、 「行く…」 とだけ言うとそれっきり黙ってしまった。 「わかった。がんばりや真愛」 と囁いてから、 「私達も参加しま〜す」
よしゆき さん作 [130] -
恋、二度(ふたたび) 35
「実里さん達も三次会までもちろん行くよね?」 そろそろ二次会が終わる時間が近付いてきた頃、涼平は逃げたら許さねえぞといいたげに俺の顔を見ながら、念を押してきた。 「おいおい涼平、俺は『達』かよ。それとも実里の付属品か?」 拓海はつまらない突っ込みを入れていた。 「はい、そこ、細かい事言わない」 涼平のその返しでみんなは一斉に笑った。 「私は行くけど、真愛はどうする?」 香緒里の問い掛けに真愛
よしゆき さん作 [166] -
アナタとの時間
ねぇ、大好きだった。今は友達だけど…。私は、何回アナタの事で泣いたんだろう…。何回眠れないくらい思ってたんだろう。あの頃の時間は今まで生きて来た中で一番大切だった小学校6年生ぐらいだったかな?アナタを好きになったのは…。私をからかうアナタがどうしても気になって「あんた、アイツと付き合っちゃえば?超お似合いだよ?」 そんな事言われてたからだと思う。半分は。ずっと好きだった。そんな私達にも卒業式が近
くまりす さん作 [117] -
君の願い
もしも永遠に君の隣に寄り添っていられたなら終わりのない始まりを迎える事が出来ていたならそしたら私はこんなに涙を流さなくても良かった笑顔を失う事はなかったこんなにも胸を苦しめられる事もなかった君が長い方が似合ってるよと撫でてくれたこの髪を切る事もなかった捨て切れない指輪時が経てば痛みも無くなるとそう信じて閉まっていた右手の薬指にはめてみて涙が流れるあの頃は輝いていた指輪が少しくすんでいる私の指に調
ふく さん作 [161] -
忘れないよ…1
私は斉藤美衣美衣の本気の恋は12歳の時転校した学校での恋でした。幼かった恋とても辛かった恋始めて本気の恋自分より大切だった恋そんな彼は同じ年の不良と呼ばれる文くんでした。「俺 お前が気になる…俺の女にならない?」廊下ですれ違った美衣に文くんが 笑顔で言った。美衣は あまり学校にもこない文くんの事を何も知らないのになぜか「うん 」と言っていた。何も知らない人なのになぜだろう…でも その時から
みるみい さん作 [101]