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ミステリの携帯小説に含まれる記事が2060件見つかりました。
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その後……?
外は雨だ…。そのままにしておいた顔の血は,自然に流れた。ちょうど彼女の家の前まで来たところだ。ぴんぽ―ん♪\rインターホンを鳴らす。なるべく早く出てきてほしかった。―奥村志帆―\rそれが彼女の名前。友達の友達で何回か遊んだ事がある仲だ。彼女なら大丈夫だと私は思っている。ガチャ…「はい。どちら様でしょうか??…あ!!!」「樋村紗英です。」「紗英ちゃん…よくきたね。入って!!」「ありがとう。志帆ちゃ
クロウ さん作 [468] -
その後……?
―貴方は神だ―\r私は,まだ自分の置かれている立場を彼女に話してもいないくせに,そう思っていた。「私の…罪…」「えっ??なに??」「私はきっとじきに貴方に恨まれるわ……」カラン…私は話ながら,殺人の現場からでていた。「やってはいけない事を沢山やったの。」「………」カツン…カツン…階段をゆっくり上がる。「どこにいるの??」「いえない。」「……そう…じゃあ外で話して。何処かで待ち合わせましょう。」「
クロウ さん作 [421] -
○屋 ?
タクシーが居酒屋の前についた。「ここからなら駅まで歩いて数分だな」と確認し、居酒屋に入った。目立たないようにはじに座った。 ビール、焼き魚、焼鳥に冷や奴を注文した。 『だいたいなんで俺が選ばれたんだ』 『逃げたらどーなる?』『いや、そもそも何をするんだ?』ビール三本目を頼みながら考えても解らないことをぐるぐると考えた。ビールも四本目に入り焼鳥が最期の一本となった。時計を見ると9時半を少し回った
セイハク さん作 [644] -
○屋 ?
現在5時43分、発車まで6時間弱。「11時30分発車だから11時過ぎに駅だ」一度アパートに戻り風呂に入って来ることにした真司は駅の駐車場をでた。アパートについて銭湯の用意をし車を走らせた。銭湯で回数券を使いいつもどおりに暖簾をくぐり一通り洗い終えると湯舟に向かった。「よっと!ウー!アー!気持ちいい」真司にはいつもより気持ちよく感じられた。それは報酬の額のせいだろうと思った。「時間もあるし、部屋に
セイハク さん作 [648] -
赤月
プロローグチクタクチクタク。時計の針は小刻みに進む…満面に広がる「赤」は、まるでその「時」に操られているかのごとく、少しずつ広がっていく…どうしてこんな事になってしまったんだろう?僕達はただ世界を変えたかっただけなのに…
沙羅 さん作 [452] -
頭脳と頭脳(6)
「なにかの事件?プラザ万葉爆破事件をおこしたんじゃないんすか?」想定してない言葉だったようだ。「それはまだわからん。」「どうしてそんな考えに?」哲史は全然分からないみたいだな。俺は、テレビをまだ臨時ニュースを報道している局にかえた。「今日はプラザ万葉に芸能人の・・・・・・」ちょうど知りたい情報だ。綺麗なニュースキャスターが事件について話す。「・・・・・・が来ておりまして、同ビルの地下でイベントを
未熟 さん作 [657] -
DOLL〜薔薇は灰になる〜5
「傷が気になりますか?…私の長年の友なのですが」微笑みながら傷を撫で、美樹に尋ねる。「いいえ。別に気になりません」その極めて自然な答え方に、藤堂は虚をつかれた様だった。「変わった方だ。浜口さんからの紹介だったね。…随分お若いが就職はされないのかな?」美樹はニコッと笑った。「資格も何もない私のような女が、ここと同じだけのお給料を頂く事は、普通ではできません。就職するよりずっと魅力的です」25になっ
ゆうこ さん作 [504] -
DOLL〜薔薇は灰になる〜4
「お待たせしました…こちらです」5分程待ったのち、先程の女性とは違う、若いメイドの声がした。美樹はゴクリと生唾を呑み…いよいよあらゆる噂の持ち主である藤堂晶人に会う心構えをした。果たして、彼は一体どんな人物なのだろう?ある人は非常に情け深い優しい人物であると評しある人は、穏やかな仮面の下には氷の血が流れていると評する。しかし実際、彼を深く知る者は長年使えたメイドしかおらず、彼女達は自分の親兄弟達
ゆうこ さん作 [485] -
DOLL〜薔薇は灰になる〜…PROLOGUE…3
一陣の風が吹き抜け、一瞬の魔法を奪い去った。少女の手から薔薇は零れ落ち、それでもそれを拾い上げはしない…。人形である事を露呈された物体に、美樹はもう心動かされる事はなかった…。それでも、なお少女に触れるのは躊躇われ、美樹はようやく目を逸らし、先へと進んだ。すると大きな半円の扉の前に、黒くピッタリとしたパンツ姿の女性が立っていた。白いものが混じった髪を引っ詰め、無駄なものが一切ない。鋭い眼差しで美
ゆうこ さん作 [454] -
DOLL〜薔薇は灰になる〜…PROLOGUE…2
季節の移り変わりと共に色彩豊かに彩られた庭以外の変化は、この屋敷にはしばらく訪れなかった見るからに裕福そうな屋敷にやってくる販売を目的とした輩に主は会うことも一度としてなく、噂好きな村人達との交流も一切ない。テレビさえ、ましてや新聞さえないこの屋敷は、切り取られた異空間といっても良かった。唯一の外界との接触は、住み始めた十年前に一度だけ行われたメイドの募集、そして集まったなかから主自らの面接を行
ゆうこ さん作 [458]