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ミステリの携帯小説に含まれる記事が2060件見つかりました。
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安楽の黒〜5−2〜
部屋は割と綺麗に片付いており、あるのはデスクとベッド、本棚、クローゼットのみであった。デスクの上のノート型パソコンは、あまり使っていないのだろう、だいぶほこりを被っており、その横の灰皿には、吸い殻が溢れていた。とりあえず寝巻を着替え、ボサボサの髪を整え、一通りの準備ができた男は一服しようとベッドの枕元にあったタバコを手に取り火を付けた。 あぁ、幸せだ…。 男は普通の人なら気が狂ってしまいそう
J さん作 [346] -
安楽の黒〜5−1〜
男は朝食を食べていた。 あの後、また、完全な闇の中を落ち続けている時に例の猫に会って連れて来られていた。また「もったいない」とか言っていた事を覚えている。 目の前には目玉焼きと焼きベーコン、そしてトースト。典型的な朝食である。窓からサンサンと差し込む朝の光がそれらを美味しそうに照らしていた。男の膝の上には読みかけの新聞がおかれており、さっきまで読んでいた事をうかがわせる。その食卓を3人が囲むよう
J さん作 [324] -
Room 16
蹴り飛ばしたカプセルの中から、三体の化け物が出て来た 人と動物をパズルのようにくっつけた体 ウサギ顔 やばい!「美波!」僕は美波に向かって叫んだ「でも私………。」まだ美波はショックから立ち直れなかった 「逃げるんだよ!死ぬぞ!?」美波の手を引いたが、歩く気力さえ無い美波はすぐに座った見兼ねた僕は美波を抱えて走った体が軽い………人食鬼の体が思う用に動く…!美波を一旦、地上出口に近い所に 置いた 「
FANG さん作 [417] -
Room 15
「澤谷…!?」白衣を着た中年ぐらいのダンディなオッサンがいた…「私たちが……実験体だって…?」美波が動揺する「おや?先程少し記憶を返したはずだが?親殺しの上原美波クンよ…。」親殺し……?「まあいい……全て話してやろう……、下手に混乱されても困るからな。」白衣をはたいて、椅子に座る 「ところで……薬の味は…どうだったかね?」薬!? 「何だよ!薬って!」「知らないのか?あのRoomはお前達が見た…た
FANG さん作 [487] -
Room 14
ガチャ ウサギの顔をした男が立っていた ウサギ顔の男は、左の方向に指をさした左を見ると、穴が広がってた。 血まみれの陣に∽∝∝∽と連なって書かれていた 明がいる多分じゃなく、直感僕は走り出そうとした「……お前!…誰だよ…!」ついでに聞いた 「俺か?」「俺はお前だ。」は?意味わからん何が言いたい!まあいい、シカトだ。僕は穴に向かった美波さんも僕についてきたウサギの男を背に、穴に飛び込む 苦しい!頭
FANG さん作 [483] -
安楽の黒〜4−2〜
「自殺…でしょ?さっきマンションの前に居た野次馬の人に聞いたの」 「あ…そうなんだ」 「私の勤めてる病院でもね、おとつい患者さんが屋上から自殺したの。だからあまり触れたくなくて。」 「そっか…。」 孝也は恵美の嫌がる事はしたくないと思う反面、警察と第一発見者の孝也しか知らないあの奇妙な死体の事を話したくて仕方がなかった。 「恵美…、実は俺、第一発見者…、なんだよね。ていうか…、目の前に
J さん作 [337] -
安楽の黒〜4−1〜
孝也は昨夜の惨事のせいで眠らずに4/10を迎えていた。あの奇妙な死体の第一発見者として今朝まで警察に取り調べを受けていたのだ。もうすぐ恵美が来るというのにまだ孝也のマンションの前には警察関係者や、更にはマスコミ関係者までもがうろついている。できれば昨夜の事なんか忘れて今日という日を迎えたい。しかしこんな状況を恵美が見たら間違いなく根掘り葉掘り聞いてくるだろう。そうしたら孝也にはシラを切り通す事は
J さん作 [323] -
Room 13
警察署の闇 警察は、解決不可能、都合上利益を得ない等の事件には手を出さない また、ある組織と手を組んでいると、噂が絶えないらしい 組織の名は「オラクルTetra」最近名前が明らかになった組織であり、目的、活動内容は一切不明である「オラクルTetra?」明が首を傾げる 「聞いた事ないな。」確かに、今まで生きてきた中でオラクルTetraという名は聞いた事が無い ガタガタ! !?急に部屋が揺れた 辺り
FANG さん作 [477] -
ト・ビ・ラ〜開くはずのない引き出し〜
僕は訳もわからず座り込んだ。(僕は…今何をすべきなのか。)僕は気まぐれに縄を手に取った。僕は棚の前に立った。すると凄い勢いで縄が棚に引っ付いた。「何だよ?引き出しの中にも磁石があるのか?」僕は縄をひっぱった。キチキチ…カタカタ…バキバキ…シャー!開くはずのない引き出しが開いた。そこにはある鍵と砕け散った…磁石だ…引き出しの鍵を取り出し横の引き出しの鍵穴に鍵を差し込んだ。カチャ…鍵が一致した。
Dance さん作 [618] -
契約代交人
人間界はどうもつまらないらしい。だから、行く気が起きない。率直に言うが、俺は悪魔で、魔界から人間どもの欲望かっぱらって、喰う。だが、どうも最近うまく欲が食えなくて、いっそ人間界に行こうかな、と思い始めている。だが、面倒臭い。だが、確実に飢えている。そんな時、仲間が声をかけてきた。「何やってんだよノア!」「別に。あ、そうだ。俺ちょっと人間界行ってくるわ」「はあ?」驚きそのものの視線で仲間たちが見て
メリケン さん作 [577]