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ミステリの携帯小説に含まれる記事が2060件見つかりました。
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執行人ノ採用試験×5
後日。先日の事件現場で気絶させられた新米警官は、新たな修羅場に立たされていた。もっとも、今回は誰の血も流れず、彼が肉体的ダメージを受ける展開は、どうあっても訪れないのだが。彼は事件後すぐ病院に搬送され、異常無しとの診断を受けたが、その間目を覚ますことはなく、結局その後丸一日眠り続けた。彼が目を覚ましたとき、事件発生から既に二日近く経過していたが、その割にはメディアが全く事件を騒ぎ立てておらず、そ
ジャック・ザ・ライター さん作 [392] -
エリクシア?
通り魔事件の犯人が、ダークサイエンティスト連続殺人事件の鍵なのか、まだ何も確定したわけではない。その場に居た警察には何も話さず近所のスーパーに買い物をして帰る俺、急に買い物袋が裂け、中身が地面に落ちる。(普通裂けるはずがない、誰か居るな)気配はする、でも、人間の気配じゃない、何だ、犬か、それとも何か、「蒼井結城、殺しリストに追加と」「そこか!」「おーっと見つかっちまった。こりゃ完全にぶち殺しだ」
阪田亮太 さん作 [516] -
執行人ノ採用試験×4
真紅の少女は、妖艶な容姿に合わせるように、不敵な笑みを浮かべていた。見る者を凍りつかせる、絶対零度の酷薄な視線。虚空に向けられたその行き先には何があるのか、それはわからない。わからないが、必ずここには存在しない「何か」を少女は見つめている。それを周囲に強制的に認知させるほど、彼女の瞳には明確な意思と目的の色が宿っていた。そして、殺意も。彼女は最後に視線を周囲に巡らせ、いつの間にか集まってきていた
ジャック・ザ・ライター さん作 [466] -
チェーンメール 34
………な、なんで‥?アリエナイ何故かカタカナでこの5文字が頭に浮かぶ。そのくらい、衝撃的だったのだ。メール文の初めに、「これは、みんなを幸せにするための、おまじないメールだよ!」と表記されていたことから、すぐにチェーンメールだということが察しがついた。きっとこの時点で「いつものことだ」と安心しきっていたのかもしれない……それに自分が通っている高校と同じクラスメイトだった圭織の名前が出てくるなんて
需楽々 さん作 [783] -
チェーンメール33
――――――「おかしい……」さっきからこの言葉が頭に浮かぶ。考えれば考えるほど分からなくなってきた。結局、あのままずっと考え込んでいて今日の授業は上の空だった。「はぁー、なんか疲れたな……」〜〜〜〜♪そんなことを思っていたとき、ふいにケータイのメール音が鳴った。「…誰からだろう」そう言いながら、ケータイを開き見る。From:舞美*-*-*-*-*-*-これは、みんなを幸せにするための、おまじない
需楽々 さん作 [647] -
飛 [9]
ズキン…。「…ごめん、私…記憶がないからあなたの事とか分からないの。」 その男子はポカーンとしていた。当たり前だよね。そんな事急に言われたって信じるわけないし…。「そう…なの?んじゃあ僕が色々手伝ってあげるから!安心して?」…嘘!本気で言ってるの!?どこまで優しいんだろう、この人は…。また…涙がでてきた。「ま、また泣くの?泣き止んでよ〜。」「ヒック…嬉しくて…。これからっよろしくお願いしますぅ。
クッキーモンスター さん作 [640] -
飛 [8]
「…。」何だか怖くなってきた。自分は何も知らないのに他の人は自分の事を知っている…私が半年前に転校して来たのは事実みたいだし…。私は皆と過ごしたとゆう記憶がひとつもないのに…。「…うっ、グスッ…。」自然と涙が溢れてきた。もう…わけわからない…。夢?現実?「えぇ!?困ったなぁ…あ、こっち来て!」手首を掴まれ、教室から出た。今日二度目…もう軽く慣れた。教室を出てすぐに耕太と舞にすれ違った。どうやら同
クッキーモンスター さん作 [626] -
飛 [7]
ハァ?先生までグルだったの!?もういい。自分の目で確かめるし!「お、おい!稲葉!?」ガラっ。勢いよく教室に入った。シーン。辺りが静まり返る。…第一印象なんかどうでもいい。ほらね?知らない奴が入ってきた。って顔してるじゃん。危うくあいつらに騙される所だったぁ。「あ、ちっひー!おはよっ。早くおいでよ?」窓際の前から2番目の男子が最初に口を開いた。前の席を叩き、手招きしてる…。ハァ?次は誰よ…。騙すの
クッキーモンスター さん作 [655] -
紅葉と木葉
わたしたちは普通とは違った。もちろん、人間じゃないとか、空を飛べるとか、そういったすごいこたじゃない。まぁ、双子だったから似ていたし、いまわたしが住んでるこんな田舎だと双子というだけでやたらと目立った。でも、都会にいくとこれも珍しくはなくなってしまう。わたしが言いたいことは紅葉とわたしは、お互いがいないと生きていけないんじゃないか、ということ。昔こういうことがあった。それはまだわたしたちが幼稚園
七瀬純 さん作 [507] -
飛 [6]
よし、ここまで来れば大丈夫かな?息を切らしながら後ろを振り返った。よかった。あの二人は来てないみたい…。ホッと一息ついた。その時、トンっと肩を叩かれた。もう追いついたの!?「〜…!二人で教室行ってください!」「…あぁ。いいぞ?」えっ、あれ?楠先生!?私のクラスの担任だよね…?…まぁいいや♪ちょうどいい♪♪「先生〜聞いてくださいよ!朝から変な人に絡まれたんです。」「ほぅ、変な人?」「私の彼氏ってゆ
クッキーモンスター さん作 [629]