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ミステリの携帯小説に含まれる記事が2060件見つかりました。
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風船<1>
人は死んだらどうなってしまうのだろう…?誰もが一度は考えた事があるはずだ。俺は常に頭の片隅で考えていたんだ。死にたい…と。決して、人間関係や仕事で悩んでいたわけじゃない。ただ…なぜ自分は生まれてきて、何の為に生きているのかが分からなくなってきたんだ…。ただ…それだけだ…。
クッキーモンスター さん作 [577] -
校内鬼ごっこ サン
健 「おい!!!!皆毎日毎日同じことの繰り返し!!!!!つまんなくねっ!?」何をするかと思えばクラス全体に響くような大きい声をはりあげて心境をクラスメートに伝え始めた。友 「健、何皆に言ってんの?」健 「え?普通に言いたかったから♪」また、なんともつまらない理由だったまぁいつもこんな感じなんだけど……。友 「誰も共感しないかもよ?」まぁ大体の人間は口には出さないだろう…。心ではそう思ってても。そ
麗華 さん作 [504] -
声[ヴォイス] 完
「由奈!元気そうでよかった…。」放課後、急に居なくなったかと思うと事故に遭っていたなんて…。うちが気がつけば…。何度も自分を責めた。でも、由奈の元気そうな顔を見て安心した。『私はいつも元気よ?』…鳥肌が立った。由奈の声じゃない…。別人みたいだ…。「ゆ、由奈…だよね…?」『ふっ。フハハハ!』由奈がゲラゲラ笑いながらゆっくり…ゆっくり近づいてくる…。明らかに違う…。こんなの…由奈じゃない!急に変わっ
クッキーモンスター さん作 [638] -
ギドの門
零之章固く閉ざされた廻廊から無数の蔑みが息づいているのが堅牢な牢を隔てて感じられる。城戸圭介はその憎しみに満ちた言葉を切り裂くように進んでいた。黒を基調とした彼の姿は強かな夜行性の獣を連想させた。蛇、蝙蝠、狼、ハイエナ…それらの獣の血は、確かに城戸の中に息づいている。闇をさ迷い、本能のままに狩る。唯一、獣と城戸の違いは、その目的が「生」の為でないことだ。自分が意味を持って「死」を迎えるために、ひ
あいじ さん作 [560] -
声[ヴォイス] 8
…私が覚えているのはここまでだ。…やはり、あの声が私の幸せを壊したんだ…!…許せない…。「私を早く退院させてよ!出来るでしょ!?」私の声が病室にこだました。…。人の欲は恐ろしいものだ…。「…次は…お前の番だろう…?」…え?な、何を言ってるの…?次第に鼓動が速まってゆく…。…いや、私も叶えてもらった。自分ばかりで悪いしな…。「わ、わかった…。んで、あなたの望みは?」「…人の体が欲しい。」「!?」そ
クッキーモンスター さん作 [565] -
校内鬼ごっこ 二
─一週間前─ 「はぁ…。つまんなねェ」そう、呟くのはこの学年でトップのお馬鹿さんの 長田 健ガラも悪いけどカッコイイからかなんだか憎めないと言われてる。健 「おいっっ!!友梨!!」 「えっ!?何!?」急に名前を呼ばれて少し声が裏返ってしまった。健 「毎日同じことの繰り返しとかつまんなくねぇ?」そりゃあねぇ…。ウチだって思うよ? 澄んだ青い空友達の少し変わった笑い声先生の声が響
麗華 さん作 [555] -
校内鬼ごっこ イチ
「負けない…!!」「私達・僕達は負けない」─────────────負けない─と皆でかたく誓ってから10分たった……。チャイムは多分あと5分程度でなるだろう。周りからは唾を飲む音や不安をもらす声興奮を押さえられない者の奇声などが聞こえてくる私も5分前となると“不安”や“興奮”の混ざった言葉では言えないようなモヤモヤとした気持ちが沸いてきた。やっぱり、こんなこと将来に関わるんじゃないかと思い始めて
麗華 さん作 [568] -
アルヒの探偵事務所〜2nd〜
ドアが開くと、20代前半と思われるようなきれいな顔立ちの女性が入ってきた。 全体的に細めの体付きで、白で統一された服装。髪は長め、容姿端麗、いわゆる「お嬢様」という言葉が似合いそうな人。というのが初見のイメージである。 とりあえず、お互い軽く挨拶がてら自己紹介から始まった。 「初めまして、西條 言乃(ことの)と申します。」 「どうも、・・・と言います。以後よろしくお願いします。」 「こちらこ
渚目 響 さん作 [351] -
校内鬼ごっこ
ルールは簡単一週間以内に校内全員の生徒を捕まえれば先生方達の 勝ち捕まえられなければ私達生徒側の勝ち。捕まえられなかった場合鬼は私達になります。この鬼ごっこの行動範囲はこの学校の校舎・校庭。 さぁ 逃げて次のチャイムが開始の合図 ホラ ハヤク ニゲテ
麗華 さん作 [592] -
声[ヴォイス] 7
…次の日の放課後、私は無意識の内にあの公園に向かっていた。…まだ半信半疑だが、私は言った通りにする事にした。先輩と付き合える可能性が少しでもあるならそれにすがりたい…。「…来たよ!誰か居る!?」相変わらず、静かな公園で誰一人いない…。「…由奈!」急に呼ばれ、振り返くとそこには息を切らしながら走ってくる先輩の姿があった。「由奈に言いたい事があるんだ…。急なんだけど…俺と付き合ってくれないか!?」「
クッキーモンスター さん作 [625]