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ミステリの携帯小説に含まれる記事が2060件見つかりました。
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負け往ぬ(いぬ)
テレビからはお笑い芸人の威勢のいいツッコミ、ボケ、笑い声が聞こえてくる…「なんかいい仕事ねぇかなぁ…」そう呟いたのは、畑村智弘、23歳、工場に勤務している会社員。「別に、仕事には文句はないんです…皆さんにもよくしてもらっていますし…はい、えぇ今月一杯で、えぇすいませんお世話になりました」特に考えもせず仕事をやめてしまった。仕事はキツいが給料もよかったし、周りとも仲良くできていた。問題はなかった…
ゴロゴン さん作 [414] -
声[ヴォイス]
私は一週間前に事故にあった。好きな先輩と付き合う事になり、すごく幸せだったのに…。なのに…。神様は私を嫌っているみたいです…。イャ…。全ては…あの声から始まったんだ…。あの…声に関わらなければ…。私はきっと幸せだった…。
クッキーモンスター さん作 [810] -
チェーンメール 31
キーンコーンカーンコーン彩:「あっチャイム鳴った。席着こう」そう言って彩と美花は自分の席に着いた。結局舞美は来なかったな〜。図書委員って意外と大変なんだ‥‥ぼんやりとそう考えていると、舞美が教室に入ってきた。ちなみに舞美の席は私の席の右上斜め。小声で喋れば授業中でもバレないような、そんな位置。舞美:「ぉ、おはよーι」走ってきたのだろう、舞美は息を切らしながらそう言った。明花:「おはよ〜。大変だね
需楽々 さん作 [714] -
不幸な男達
道端靖はたじろいでいた、左頬を撫でながら、まるで無関心に「汚い男だな…」とボソッと言われた瞬間、頭でプチッという音がし、ウワァ!と思いきり押し倒してしまった。監督はグッタリしている、打ち所が悪かったのか、よくわからなかったが、ともかく取り返しのつかない事をしてしまったのは混乱し続けている頭でも十分に理解していた。将来有望な注目のルーキー、道端靖の人生はまさにこれからであった。しかしその夢見た道、
downpour さん作 [681] -
メッセーG ?
由紀が俺の家に買い物袋を持ち、帰って来た。「ただいま〜!今日ハンバーグ作るね☆」俺の好物…さすがの俺もテンションがあがる。「そういえば、さっき話した手紙読んだ?」 「あ〜あの手紙今かばん探ったんだけど見つからなくてさ。どっかいったわ!」 「え〜なにやってんのさぁ…。読みたかったなぁ〜。」 「そんなに訳わからん手紙気になるか?」「うん、気分悪くしないでね?裕也あの手紙もらったとき寝てたでしょ?そん
としを さん作 [471] -
果てに…
「どうも…明人君はまだ…?」「あぁ寺井さん、やはり今日も無理でした。…そりゃ母親が殺されるところを目撃しちゃったんだから…やはり迫田ですかね?」「…行方がわからないとなるとなぁ…そりゃ…」電話が切れると寺井雅夫は目の前が真っ暗になった。今回の事件の容疑者、迫田準一の次の行動は先程の電話で伝えられ、それが最悪の事態であることは十分わかっていた。「くそ…由美子、電話に出てくれ…頼む…」寺井の額からは
downpour さん作 [658] -
―StopTime―(止まった時)
―2009年4月23日―「裕ー早くおきなさーい」母さんの声がする。まだ眠そうな眼を無理矢理あけて時計をみた。7時半・・・ん?んんんっ?やべえ!!!この時間にでると朝練にでることができない。仕方なくこの日は出ない事にした。朝食を食べようとキッチンにいこうとしたときインターホンがなった。「ピンポーン」誰だ?「裕ーとっとと起きないから宏介くんもうきちゃったじゃない。」「あーうん・・・!?」「母さん今宏
あわわ さん作 [494] -
あの日
それはある日の出来事だった… 世界一最強と謌われたあのアルシャン・リスクが教会で遺体となって発見された…死因は爆破だった。 教会の一部が爆破され、その爆発に巻き込まれ、アルシャン・リスクは死亡した… 時刻は1月14日午後4時05分だった… 日本時刻1月15日11時30分に日本にこの事件が伝えられた… 「何故教会が爆発したのです?」と世界一頭がキレるといわれている、柳 リョーマが
☆りう☆ さん作 [412] -
訪問者〜アラシノヨルニ〜
第四夜 樋本がいない駅「衣茶良さんっ!」僕は叫びながら樋本を探した。電車が停まっていたとしても、樋本はこの駅に必ず来ると言っていた。この駅にしかないドーナツが美味いらしい。僕はドーナツ屋に駆け込み、「ここに茶髪のライオンヘアのスーツを着た男は来ましたか?」とぜぇはぁしながら聞いた。店員はずぶ濡れの僕を見て嫌な顔をした。店が汚れると言いたいのだろう。でも今の僕には知ったことか。「来ましたか!?」
穂川ふうま さん作 [363] -
訪問者〜アラシノヨルニ〜
第三夜 ファイヤーダンサーまさか、と思った時には部屋を飛び出していた。消防車のサイレンの音はかなり近付いている。この辺で、火事が起きた事なんて一度としてなかった。なのに、どうして?樋本は大丈夫だろうか。火事の起きた場所は、僕のアパートから十分も離れていない。炎は盛大に両腕を広げて一軒の住宅を襲っている。朱く光り、神々しい程に燃えている。その雨粒さえも一瞬で蒸気と化してしまう荒々しさは、嵐にも動じ
穂川ふうま さん作 [363]