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ミステリの携帯小説に含まれる記事が2060件見つかりました。
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悲しき歌は夕暮れに。
〜プロローグ〜この世界で命を持つすべてのものに、明日終わってしまう可能性がある。多分僕は知らなかった。昨日までの僕は、確実に。だからもしかしたら、これは罰だったのかもしれない。なにも知らずに、無神経に、幸せに暮らしてた僕への、罰。だからアユリは、消えなくちゃいけなかったんだ。なにも知らなかった僕のせいで、消えちゃったんだ。ごめんなさい。
梨亜 さん作 [400] -
宙ぶらりん
白い部屋、円くちゃちな窓。「おはよ」 という決まりきった台詞。 人 人が、居る。 この部屋には、人が二人、居る。 自分 相手 ただ、それだけの事。 ただ、話している。 ただ、動いている。 ただ− 生きている それだけの事。なのにそれを消すと、怒られる。「あぁあ、ひでぇ」 死体があった。そこは部屋でも、外でもない。 空中
穂川 ふうま さん作 [446] -
†SWINDLE WORLD†〜1章-2〜
声の主は真ん中にぽつんと置いてあるピエロからのようだ。口元だけが不気味に動いている。「諸君おはよう。私はこの世界の神である。君達は今何故こんな場所に居るのか等考えているだろうが、一言で言えばここは異世界であり現実だ。夢ではない。君達には今から一つの問題を解いてもらう。問題を正解する事が出来ればこの部屋から抜けられる。だが無事に抜け出せるのは1人だけ、一番最初に正解を言い当てた者だけだ。回答する際
sHo さん作 [310] -
†SWINDLE WORLD†〜1章詐欺者達〜
「こ、ここは何処だ!?」俺の名前は浅間 翔。目が覚めたら見知らぬ部屋に居た。最初に目に飛び込んで来たのは一面真っ白な部屋。その空間に俺を合わせて3人の男と1人の女、まだ俺以外は寝ているようだ。真ん中には不気味な雰囲気の漂うピエロの人形が一体置いてあるだけ。「俺は何故この空間にいるんだ?!昨日は部屋でパソコンをいじった後ベッドで寝たはずなのに…」この状況に混乱している中、2人の男と1人女が目を覚ま
sHo さん作 [326] -
行方不明者
ここは…ドコ…?私は誰…? 君は誰…?友達って何?悲しいって何?苦しいって何? 楽しいって何?幸せって何?憎しみ…?…知ってるよ 僕を殺しちゃった人に対する感情 僕は感情を無くした ゴミの様に捨てられ誰にも気づかれず ただ,恨みを残し…今ももがき苦しんでる 早く見つけてよ…ココから出して?何も見えないよ…耳を塞ぎ何も受け入れなかった僕はサド?君…わかった…いろんな手段を使って苦しめた君がサド
ゆた さん作 [600] -
首輪のある生活2
マイクは、山ちゃんの言う事に軽くシッポを振りオッケーの合図。いつもは商店が立ち並ぶ中を通り抜けるのだが、山ちゃんが言う「こっち」とは、少し街灯も少なく暗い感じだ。山ちゃんは、決まって何か考え事をしている時に「こっち」に行く。しばらく歩くと、送電所がある、僕はここが少し苦手だった。何か、とてつもなく嫌ーな力に満ちている、電気と言う不思議な力が犬には、強烈過ぎる。その次の出来事だった。ゴゴゴゴゴゴゴ
ユーキ さん作 [416] -
愉快な勘違い
笑う『友達』…友達?貴方は気付いて無いと思うけど、貴方の周りの『友達』は私を含めて皆貴方を『友達』なんて思って無い。一人でクルクル空回り。あらあら、お友達自慢?残念だねぇ…その子と私もお友達。貴方の知らない『お友達』。貴方の事を笑ってる。嘘つきな貴方。簡単に嘘を作り出す貴方。人から聞いた話しを、自分の体験したって事にして話すお馬鹿さん。その話し、私がこないだ貴方に話したお話しよ?気づかず自慢気に
悠月亜夜 さん作 [639] -
DECEIT [脱出] ?
「おい、起きろ」 光が目を醒ますと既に夜があけ、うっすらと遠くが紅くなっているのが見えた。 一体どこにいるのか、最初は分からなかったが耳をつんざくような機械音で大体の推測が出来る。 聞こえてきたのはジャンボジェット機のエンジン音である。 太陽に向かって翼を広げて飛ぶその姿は寝ぼけ気味の光には鳥にさえ見えた。 時計を見てみると時刻は6:30をまわっている。 全くといっていいほど眠気が取れていない
etc. さん作 [617] -
4の呼吸?−?
「ごめんね、カエデ。また無理させちゃって・・・。」 その言葉は本心からではなかった。 「ううん、別に気にしてないから。お父さんだって大変なんでしょう?」 小野寺家は最近この町に越して来たばかりだ。 父親の小野寺 亮(リョウ)が社長を務める『花匠』という株式会社の本社移転の際に大阪からやってきた。 また、妻である小野寺 由美(ユミ)旧姓、山本 由美は亮の秘書をつとめていた。社内からは
SABLA さん作 [453] -
夢の闇と現実
夢を見る。暗い暗い…少しずつ心を喰らうような闇の悪夢。苦しくても、夢だと分かっていても抜け出せ無い。さあ、どちらが【本当】なんでしょう?クスリと嘲笑う自分の声が聴こえる。それでも抜け出せ無い。又『あの声』が聴こえる。苦しい?クスクスとコロコロと嘲笑う声。引き摺り込まれそう。駄目だと分かっていても『こちら』ではない『あちら』に行きたいと、ふと思う。そう思うと、近づいてくる。あの声が…。夢と現実の区
悠月亜夜 さん作 [570]