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ミステリの携帯小説に含まれる記事が2060件見つかりました。
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But≠Bad
あぁ・・・くそッ なんだよ涙が零れる 虚しい 今さらだよ 今さら何も無いと思ってた世界に何かあるような気がしてきた 悔しい もう嫌だボクは左手首を握りしめた。ここにあるはずの・・・・。「分かったんなら さぁ選択の時間だ」なにも持ってないはずの少年の手に突如 大鎌が現れる まるで、、まるでその姿は。。。 「生きるかぁ?」大鎌が手の内で消え、 「死ぬかのなッ。」再び空気を切り裂いて現れ、ボク
雪季 さん作 [346] -
But≠Bad
「そう それだ その時点でお前は圧倒的に劣等人種なんだよ。生きるなんて恥ずかしいホドの大前提を考えなしにできないなんてな。求道なんて所詮、愚道なんだよ」 だったらなんなんだよ 考えちゃうんだよ どーしても。 夢と呼べるほどハマれることもなく、親友と云えるほど親しい人間関係もない。そんな自分がなんで生きてるんだろって。なんでなにもないんだろって。こんな僕は、じゃあ どーすればいいんだよ。「生き
雪季 さん作 [375] -
But≠Bad
「やめろ、うぜぇよ。何も知らないくせに? お前がなんも教えねぇからだろが。 好きになれる要素も嫌いになる要素も。 全部隠しちまうからだろーが。違うか?そうだろが。」言葉がでない あまりに正論。だけど。違う。 それは正しいだけだ。「だんまりかよ ったく周り見てみろよ。お前が見下してる奴のがよっぽど巧く生きてんじゃねーか」 ふざけるな あんな奴らにあんな考えなしにボクが負けてる?あいつらに考え
雪季 さん作 [403] -
龍と狼92
「似たようなものだ。」今までのケビンとは全く違う、異質の人格が現れてきた。表情もそうだが、声色も違う。「君達にも武器を与えよう。ハンデがあったら面白くないからね。君達と、外にいる陸軍の特殊部隊と、生き残りを賭けて、戦ってくれよ。最後に残った一人とだけ、僕と一緒にサンフランシスコに行く権利を与えよう。君達の中で一人でも生き残れるかは疑問だけどね。僕は常にモニターでチェックしているから、存分に楽しま
武藤 岳 さん作 [501] -
But≠BAD
「起きろ コラァ」腹部に疼痛。吐き気にめまい。ボロボロでめをさますと目の前に少年。それより・・・ここは?「んなこと自分で分かってんだろ。なんでお前がここにいるかなんて。」分かる。分かっているからなにも言わない。ボクは見知らぬ山道に生意気な少年と立っている。それ以外考える気はない「マッタク。何人追い返しても次から次に。腐ってんな、お前ら。」来たくて来たわけじゃない。きっとボクの前に来た人も
雪季 さん作 [405] -
龍と狼91
「サンフランシスコのイベントは、ゾクゾクしたよ。専属のカメラマンを雇ってね、もちろん、そいつも死んじゃったけどね。カメラを探すのに苦労したよ。でも最高にエキサイティングな映像だった。スタジアムから結構離れたビルだったんだよ!?それがさ、爆風であんなに吹っ飛ぶなんてね!」「狂ってる・・・。」惨劇の様子を無邪気に話すケビンを見て、アイリーンが呟いた。「イッたか?」柳田がケビンに馬鹿にした口調で聞いた
武藤 岳 さん作 [382] -
龍と狼90
「これは、録画していない。今の映像だろ?ケビン?聞こえてるんだろ?」柳田は天井付近にあるカメラを見つけて、カメラに向かって大声で話した。 「ああ、そうだよ。ライブだよ。」ケビンの後ろから爽やかな風が窓越しに入って、ケビンの髪が優しく揺れた。「ケビン、お前は今、何処にいるんだ?後ろの風景は夕暮れだな?見たところ、まだ、サンフランシスコには行ってなさそうだな。」「もちろん!僕は貴方達との旅を楽しみに
武藤 岳 さん作 [367] -
リアル3
何かが僕の背中に触れた。以前にも感じた事がある。心地よい感じ。けど…思い出せない。ひかりじゃない事は確かだが。振り向くのが少し恐くなった。
キッズ さん作 [478] -
龍と狼
柳田達は程なく、夕食に誘われた。天井が高く、大理石の柱が立派なダイニングルームで、豪華なフランス料理が次々と運び込まれて来た。「信じるか?信じないか?」豪華な前菜を見て、柳田はアイリーンとソンスンに質問した。「最後の晩餐かも知れないな」ソンスンが静かに言った。だが、アイリーンは反応が違った。「食べられる内に食べた方がいいわ。毒が入っている時は、死ぬだけよ。」「よく、そんな気持ちになれるね?」柳田
武藤 岳 さん作 [374] -
龍と狼88
「こちらへ」ボディチェックを終えると、執事が三人を昨日とは違う客室へ通した。そこは、大きなベッドルームで、綺麗に整えてあるダブルベッドがあった。「御三人様、それぞれのお部屋を用意致しております。今日は、ごゆっくりおくつろぎ下さい。」予想外だった執事の言葉に、柳田が怪訝な表情をした。「どういう事だ?サンフランシスコのセレモニーに行くのなら、今日出発しないと間に合わないんじゃないのか?」初老の執事は
武藤 岳 さん作 [347]