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ミステリの携帯小説に含まれる記事が2060件見つかりました。

  • 龍と狼75

    「では、後ほど」柳田が電話を終えると、ソンスンが凄い勢いで柳田に突っかかった。「あんた、一体何考えてんだ!もし、こいつが本当に親玉だったら、俺達全員、サンフランシスコなんかに着く前に消されるぞ!」「一か八かだよ。それに、ケビンはもう、昔のケビンじゃあない。」「私達を殺さないって事?」アイリーンも心配でたまらない感じだった。「ケビンが本当にオオカミのリーダーなら、もう個人の殺害なんかじゃ満足できな
    武藤 岳 さん作 [370]
  • 生と死と地獄の番人1

    コツコツ私は今、ある事務所の扉の前に立っている。なんでこんな事になったかは四日前に遡る。 第一章   黒い手紙私の名前は未崎 利恵、普通の高校生だ。その日まではその日もいつもと何、変わりなく過ぎるはずだった。「行ってきま〜す」その日も私は普通に学校に行こうとしていた。「気をつけてね」父が優しい笑顔で見送ってくれた。考えて見れば父の最後の笑顔だった。
    波児 さん作 [555]
  • 龍と狼74

    柳田は、悩んだ末に結論を出し、携帯電話を取り出した。「もしもし、柳田です。ケビン・スチュワート氏に繋いでください。」アイリーンが驚いて後ろに振り向いた。「ヤナギッ!?どういう事!?」しかし、柳田はアイリーンを無視して、ケビンと話し始めた。「ケビン・スチュワートさん、昨日は大変貴重なお時間を頂きありがとうございました。お忙しいところ、申し訳ありませんが、困った事がおきまして、ケビンさんの“お力”を
    武藤 岳 さん作 [340]
  • 龍と狼73

    「じゃあ、俺が“日本の総理大臣を狙ってる”と答えたら、どうするんだっ?」「どうもしない。俺は公安、そう、スパイだし、今はイリーガル(非正規職員)なわけだから、何もできない」柳田はあっさりと言った。ソンスンはその言葉にいよいよ興奮しだした。「あんたはバカか?イリーガルだろうと何だろうと、自国の総理や大統領が狙われていると知ったら、阻止して当然だろ?あんたは、何の為に、この仕事をしているんだ?」少し
    武藤 岳 さん作 [343]
  • 龍と狼72

    「あんた、俺と手を組まないか?」ソンスンに衝撃的な言葉がかけられた。日本人と手を組む・・・考えた事もなかった。そもそも、ソンスンの目的は、日本国の総理大臣、棟方肇の“暗殺”である。ソンスンは躊躇した。その躊躇ぶりを見て、柳田は言った。「あんた、NISの“イリーガル(非正規局員)”だろ?」ソンスンは、柳田を睨みつけた。「怖い顔するなよ。判るんだよ。そのくらいの事は。何故だか言ってやろうか?俺もイリ
    武藤 岳 さん作 [332]
  • 龍と狼71

    「ケビンが会長職に就任して以来、FBIは、度々CIAから妨害を受けるようになったわ。」柳田は流れ行く車窓に目をやり、アイリーンの話を聞いていた。「そして、今年になって、ペンタゴン(国防総省)長官がライアン・スチュワートに代わってから、ペンタゴンは、スチュワート家やSW&社に関する内偵をCIAに一本化したの。」「“ライアン・スチュワート”って、もしかして・・・?」「そうよ。スチュワート一族よ。ケビ
    武藤 岳 さん作 [338]
  • 龍と狼70

    「陸軍か。」ソンスンの答えに柳田は確信した。「あんた、軍人さんだろ?正規のNISの人間じゃないだろ?さしずめ、NISにリクルートされた口じゃないのか?」ソンスンは、ギョッとして、柳田を見た。「初めに、歩き方を見て、おかしいなって思ったんだが、今の答えを聞いて、軍人だと確信したよ」ソンスンは、答えようにも、柳田がズバスバ話してくるので、話すタイミングを逸した。「軍人あがりでNISに来たって事は・・
    武藤 岳 さん作 [366]
  • 龍と狼69

    「公園近くまで来たら、CIA本部で見た覚えのある奴がいてね、““もしかしたら”って思って、こんなの用意しちゃったわよもちろん偽造だけど」アイリーンはそう言うとFBIの身分証を見せた。柳田はそれを手にすると、アイリーンに言った。「アイリーン、君は“元”FBIと言っていたけど、実は“現役”なんじゃないのか?」「違うわよ!“元”FBIよ」アイリーンは少し早口になっていた。「アイリーン、君は以前からケビ
    武藤 岳 さん作 [320]
  • 龍と狼68

    ソンスンは間一髪、その場を離れる事に成功できたが、チャンホは蜂の巣のように銃撃され、その場で死んでいた。ソンスンと柳田はそれぞれ少し離れた所の茂みに隠れて、次の展開に備えた。その時、公園の出入口の方から、一台の銀色の高級車が突っ込んで来た。ホシノの“H”のエンブレムが輝く高級車が、真矢と鹿井が横たわる側に停まると、運転席の窓が開き、アイリーンが顔を出した。「ヤナギ!乗って!」アイリーンが柳田の隠
    武藤 岳 さん作 [340]
  • 龍と狼67

    その時、柳田とチャンホは、同じ異変に気付いた。『誰もいない!?』さっきまで、ジョギングや散歩をしていた人達などがいたはずなのに、今は誰一人として見当たらない。静けさだけが残った。柳田とソンスンは、それぞれのメンバーに小さい声で警告した。「やばい・・・。散れ!」パーン!五人がその場を一斉に離れようとした瞬間、乾いたライフルの発砲音が轟いた。公園の茂みに飛び込んだ柳田が振り返ると、鹿井がうつ伏せにな
    武藤 岳 さん作 [312]

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