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ミステリの携帯小説に含まれる記事が2060件見つかりました。
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グレースカイ
6月22日、真夜中。とある病院のナースステーションから薄暗い光が放たれていた。正伸はそこで一人焦って何かを探している。「くそっ、無いぞ無いぞ無いぞ。どこだ!!」正伸はついそう小さく叫び声をあげていた。灯りが暗いから手元が見えづらい。いや、もしかするともう歳だからかも、と正伸は思った。床にはいくつもの紙が散乱している。そこにはドイツ語らしきものが書き連ねられているようである。焦る正伸の背後に一つの
KEN さん作 [745] -
レイン−?
全員が目をそらした。「もういや…」鈴木が泣き崩れる。「やはり命の保障はないな…」佐藤が改めていう。「とりあえず遺体を地下に運ぼう。」竹田がいった。そして男四人で地下まで運び一階に戻った。「もう過ぎたことは仕方ない…」石口がつぶやく。「でも人が死んだんだ!」桜田が反論する。「喧嘩はやめて、鍵を探しましょう。無駄な命にしないように。」竹田がいった。「そういえば地下に八つ鍵があったわよ。」そういって鈴
About さん作 [485] -
レイン−?
まずは地下を探そうとする三人、ワインセラーから空のワインを抜き取り 奥をくまなく見る、すると鍵が三つほど見つかった。「あった!」三人は声をそろえて言った。「もしかして…」と高橋が言うと空のワインの瓶の中を探す。するとさらに五つ見つかった。「幸先いいね。」中村がいう。「そうだね。」と鈴木がかえす。そして、三人は一階へと向かっていった…二階では捜査がなんこうしていた。「畜生!ひとつも見つかりゃしない
About さん作 [485] -
教授のXファイル??
「この町の名物、フナムシの唐揚げです。たくさん入れておいたので、お友達で分け合ってお食べになってください。」おれのテンションは垂直落下した。あまりのショックに俺は倒れそうになりながら、公民館を後にした。「うわっ!なんじゃこりゃ!?」海の家に帰った俺は日本男子でパンクしそうな建物を見て唖然とした。「おぉ!翼!助けてくれ〜!」野々宮が叫ぶ。「京子さんはどこだ〜!!」「京子ちゃんをだせー!」男共も叫ぶ
911 さん作 [512] -
教授のXファイル??
「その通り!このあたりの海は透明度が高い。訓練中の潜水艦を見て、怪物だと勘違いしたのです。」こうして種明かしは終わった。「まさか潜水艦とはな…」「ビーバーだったのか…」人々はお互い納得しながら仲間と話している。そして先日海の家にきたあの漁師が俺に近づいてきて言った。「いやぁ先生、ありがとうございます。これで安心して漁ができます。」「いえいえ、それほどでも。それより、例の謝礼の方を…」「これですね
911 さん作 [480] -
教授のXファイル??
人の思い込みは怖いものである。二つの全く無関係な事柄を誤って結びつけてしまったために、事件が複雑化してしまったのだ。「それじゃあ、あのでっかい影は何だったんだ?」「それは、この町の特徴を考えればすぐに答えが出ます。この町はかつて軍港として栄えていた。そして、呉や佐世保、長崎といった主要だった軍港は戦後も海上自衛隊の拠点として活用されています。つまり、この近海に出没する100メートルを超える怪物と
911 さん作 [416] -
教授のXファイル??
我ながらなかなかの名司会っぷりだ。「3.2.1.オープン!」峰崎がゲージにかかっていた布を取っ払う。中に入っていたのは、一匹の…ビーバーだった。客席はポカンとしている。「このビーバーが鋭い歯で魚の匂いが染み着いた皆さんの網を食い破っていたんです。」「アホか!俺の網は沖に出てるときに破られたんだ。そんなちっこいのが沖合まで泳いできて網をかじったとでも言うのかよ。」「ひとつ、みなさんは大きな勘違いを
911 さん作 [441] -
教授のXファイル??
「え〜皆さんお忙しいところ集まっていただきありがとうございます。」俺と峰崎は公民館に町の漁師達をあつめていた。地元の名士でもあるペット屋敷の老人にも来てもらった。「今回なんと、我々は怪物の捕獲に成功しました!」客席がざわめく。「では今からみなさんを悩ませていた怪物の正体を明かしたいと思います!峰崎、アレを持ってこい。」「はーい。」峰崎は50センチ四方ほどの箱を台車に乗せて持ってきた。紫の布がかか
911 さん作 [491] -
教授のXファイル??
俺は聞き込みにきた事情を詳しく説明した。が、「うーむ、魚を巨大化するような実験などした覚えはないのぉ…。」ここも空振り、俺はおいとますることにした。「では、私はこれで…」「まぁちょっと待ちなさい!ついでに頼みたいことがあるんじゃ。」「なんですか?」「実は先日わしのペットが逃げ出してしまってのぉ、探してほしいんじゃ。そのペットというのが…」そのペットの種類を聞いた俺の頭に、ある仮説が浮かんだ。「わ
911 さん作 [467] -
教授のXファイル??
この町は戦時中は軍港町としてそこそこ栄えていたらしい。それが敗戦後は過疎化が進み、今は随分と寂れてしまっている。戦時中には兵器工廠でなにやら新兵器の開発をしていたらしいが、その実験で誤って巨大化した「なにか」が、人々に忘れられた今もこの近海で生き続け、人間に復讐しているのだろうか…。俺はここにあった工廠で働いていた元職業軍人の老人に話を聞くことにした。「ピンポーン」ずいぶんとデカい家だ。「おう、
911 さん作 [451]