トップページ >> ミステリの一覧
ミステリの携帯小説に含まれる記事が2060件見つかりました。
-
教授のXファイル??
水面を見ると、黒い圧倒的な質量をもった何かが通り過ぎていった。「出たぁ!」「網だ!網をしっかりつかむんだ!」「はいっ!」俺達は網を持っていかれないように全力で掴んだ。しかし、怪物は俺たちの予想に反して、なにもせずにボートから遠ざかっていった。俺達は為すすべもなくただそれを見送った。「それにしても大きかったですねぇ、アレ。」「だけどどうして俺達のボートを素通りしていったんだ?」海から帰った俺たちは
911 さん作 [432] -
教授のXファイル??
「かかりませんねぇ…。」四時間後、すっかり退屈した様子の峰崎が切り出した。「ばか!それを言っちゃダメだろ!!空気読めよ!」「そうだ!暇つぶしにしりとりしません?じゃあ私から…りんご!」「ゴビ砂漠」「熊!」「マンドリル」「ルビー!」「ビルトインスタビライザー」「ざくろ!」「ロルの定理」「リンボーダンス!」「スミソニアン協定」「いか!」「加法定理」「また(り)ですかぁ…リス!」「スリ」「あぁ〜!!教
911 さん作 [419] -
教授のXファイル??
波止場に戻った俺達は、早速さきほどのボートで大海原に出て行くことにした。ボートの名はカティ・サーク号である。150メートルほどの沖に出たところでボートを停めた。「で、どうやって調べるんですか?」「網を海中に垂らしてヤツをおびき寄せる。この網はカーボン繊維でできているからちょっとやそっとじゃあ千切れない。やつの歯が絡まったところで引き上げるんだ!」「へぇ〜、教授にしては準備いいですね!」「うるさい
911 さん作 [425] -
教授のXファイル??
しかたないので、俺は海岸に行き、打ち捨てられていた古いボートを使って海に出てみることにした。当たってくだけろ、だ。ところが、舟は随分重く一人で運ぶのは困難だったため、波止場の峰崎を呼びにいくことにした。すると、波止場にはなにやら人だかりができている。なんなんだ?いったい。「あ!教授!見てください!この人達全員お店に来てくれるそうですよ!」人だかりの殆どは峰崎目当てにやってきた野郎共だった。「そん
911 さん作 [444] -
教授のXファイル??
「ねぇ、教授。このハチマキなんですか?」「いいから、お前は黙ってそのハチマキ巻いて、こののぼりをひらひらさせとけばいいんだよ。」「えぇ〜、暑いじゃないですか…。」「お前が来たいって言ったんだろ?」「だって、バカンスにつれてってくれるって言ったから…。」「とにかく!俺は周辺聞き込み調査に行ってくる。じゃあ頼んだぞ!」「あ、ちょっと…!待ってくださいよ〜!」サイケデリックなデザインのハチマキとのぼり
911 さん作 [476] -
教授のXファイル??
「せ、先生…。ありがとうございます!!」「というわけで、今から調査に行ってくるから、ぐっばい♪」「逃がすと思うか、働きアリ!」海の家を出ようとした俺の襟首を野々宮がつかむ。「そういったって、引き受けちまったんだからしゃーねぇだろ!」「仕方ねぇな…。」「だろ?じゃあな!」「待て!条件がある。お前は宣伝マンとして現地でウチの店の新しい顧客層を開拓してこい。ほら、これがのぼりとはちまきだ!しっかり宣伝
911 さん作 [488] -
教授のXファイル?
照りつける夏の日差し、光る地平線。いやぁ〜、夏だねぇ!夏と言えばやっぱり海。という訳で俺は今海に来ている。七月の海はまるで俺を誘っているかのように…「こら、翼!サボるな!」「…。」「返事っ!」「はいっ!!」ここは俺の友人が経営する海の家。俺は海にバカンスに来ている訳じゃなく、タダ働きをしに来ているのである。ここの店長の野々宮には学生時代にいろいろと借りを作ってしまったため、毎年大盛況するこのシー
911 さん作 [660] -
レイン−?
しかしこんな広い館をやみくもに探しても見つかりそうに無いので各階に分けることにした。高橋・鈴木・中村の三人は地下室と一階を、桜田・佐藤は二階を、竹田・石口は三階を探すことにした。「ちょっといいかな?」竹田が言った。「どうした?」石口が聞き返す。「これだけ広いのだから 多分食料が少なからず隠されてると思うんだ。」「だから食料も見つけようと?」鈴木がきいた。「そう。」というわけで探すことになった。そ
About さん作 [423] -
レイン−?
佐藤は絶望と恐怖でいっぱいだった。佐藤だけでなく他の奴らも…しばらくの沈黙が続いた…しかし石口は気付いた。最初初対面だと思っていたが 全員同じ小学校を受験していたのである。そしてここにいる全員は受からなかったのだが。しかし、なぜここに集められたのだろうか?そんなことより、なんとか全員鍵探しに協力するようにしむけなければとおもった矢先だった「でも探さないと死ぬんじゃないかしら?」中村が言った。「ど
About さん作 [462] -
レイン
僕等七人が目を覚ますとそこはどこにあるかわからない館にいた、七人の名前は桜田隼人・佐藤勇・高橋真奈美・鈴木愛・竹田護・中村由利・石口実。全員初対面で話す事などなかったが最初に石口がぼそっと言った「出口を探しませんか?」「出られないよ…」桜田が即答した「どうして?」すかさず石口が聞く「これを見なさい」高橋が一枚の紙を渡してきた。内容をよむと「こんにちはみなさんぐっすり眠れましたか?早速内容を説明さ
About さん作 [646]