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ミステリの携帯小説に含まれる記事が2060件見つかりました。
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ぱずる、、〔裏終 ピース〕
私はさまよう、、。人間が嫌がる雨の中、草木の成長には欠かせない雨。人間も水無しでは生きられぬのに、、人間の身勝手さにはあきれる。私が流しきれなかった涙を降らしてくれているのか、自分勝手な考えも治りそうもない。犬がいた家へ、、庭に彼女が立っている。前には『ロイのお墓』と書かれた板が刺さっている。傘もささずに、、それほどにショックなのか?暫く観察していると、家の中から母親らしき人間が彼女になにか言っ
ホッチ さん作 [1,005] -
ぱずる、、〔裏 ピース〕
私はどこへ行けばいいんだろう、、。ずっと一人ボッチ。暗いいつもの場所で膝をかかへ、無音の中目を閉じピースを探す。そこはあのときのまま、沢山あったベットはなくなっていたが、人は残っている。あのおじさんもいる。表情は相変わらず確認できないが、声は聴こえてくる。『ピースは揃いそう?』首を振る、、時間はいくらでもあるので地道に集めると伝える。そんな声たちの雑談、やっぱ私は一人だと実感する。ふと、先日殺し
ホッチ さん作 [722] -
魔女 第6話
一時間目の休み時間。クラスは脱走した強盗犯の話題で持切りだった。「しかし脱走する何てドラマや映画じゃありがちな話だけど本当におこるなんてねぇ。」直人がもっとな事を言う。「しかしどうやって脱走したんだろう?一度あの刑務所見た事あるけど3メートル位のコンクリートの壁で囲まれてあったぜ。しかもその上に有刺鉄線もあるし。」そう言うのは直人の親友である高村鉄雄だ。クラスの皆からは[テツ]と呼ばれている。「
龍角 さん作 [936] -
魔女 第5話
「おはよう直人!!遅刻なんて珍しいね。」直人が席に着くと隣りの席の紫色の目が特徴的な田中艶子(よしこ)が話かけてきた。カラーコンタクトを着けている訳でもないのに紫色の目をしている艶子はかなり目立つ存在だ。しかし全校生徒67人の中学でしかも小学校の時からクラス替えなんて一度もしたことも無いので今更気にする人など居なかった。「ああ、ちょっと目覚ましが壊れててな。」「へぇ〜朝からついてないないねぇ。」
龍角 さん作 [822] -
魔女 第4話
2007年1月12日。午前7時55分。「・・・・・・」どこにでもいるような中学3年生尾川直人は目を覚ました。「・・・・・・」目覚まし時計を見る。「・・・・・・」午前7時55分。「やべぇ!!」事の重大さにやっと気が付いた。このままでは遅刻する。直人は大急ぎで制服に着替えカバンを持ち家を出た。 支度がしてあったのは不幸中の幸いだった。ここは関東地方のとある田舎町。何のへんてつも無い田舎町で唯一変わっ
龍角 さん作 [850] -
魔女 第3話
中嶋は死刑台に行く途中に死刑囚と遭遇した。二人は一瞬目が合ったがすぐにに目を逸らした。そして中嶋も佐東と全く同じ考えをしていた。少女は死刑が行われる部屋に着きとうとう死刑が始まった。中嶋と4人の刑行官(現在の刑務官)は死刑が行われる隣りの部屋で合図を待っていた。少女が死刑台の上に立った。「最期に何か言い残す事は無いか?」刑行官が少女に最期の質問をする。「別に何も無いわ。」「本当に無いのか?」「え
龍角 さん作 [853] -
魔女 第2話
午前11時。ついに死刑執行の時がやってきた。佐東晴義は死刑囚を死刑台に護送する為に死刑囚のいる独房へとやって来た。佐東は死刑囚を見た事はなかった。ガチャ佐東は独房の鍵を外して中に入った。「・・・」佐東は度肝を抜かれた。そこに居たのは髪が腰まで伸びている美しい少女だった。その美しさはなまめかしく鳥肌が立つほどだ。そして良く見るとこの少女、目が紫色をしている。それは4メートルほど離れて立っていた佐東
龍角 さん作 [836] -
魔女
この話は今から70年前の1937年の話だ。ここは関東地方のとある刑務所。この刑務所に勤務する中嶋弘太は朝から憂鬱だった。何故なら・・・死刑を執行しなければならなかったからだ。『まさか俺がやる事になるなんて・・・ついてないなぁ・・・』「よぉ中嶋!!」「!?」後ろから声をかけられて振り向くと同期の佐東晴義がいた。「とうとう死刑執行だな・・・」「中嶋そう気を落とすな。俺だって死刑囚を死刑台まで護送する
龍角 さん作 [957] -
ぱずる、、〔終 ピース〕
僕がまだ幼かった頃、父が誕生日にジグソーパズルを買ってくれた。複雑に散らばったピースを合わせていく、、単純な作業だが僕はやみつきになった。彼女もまた、ただ遊んでるだけなのだろう。遊び相手のいない孤独で哀しいパズル、、。リィーーン、、リィィーーン、、、風鈴は活気を取り戻し、気持よく音を奏でる。外で洗濯物を干している母に訪ねてみた、、。『今話題になってる病院、結核病棟だったんだね、、』母は頷く、、。
ホッチ さん作 [663] -
ぱずる、、〔二十二 ピース〕
今日があたりまえに来る僕、、。明日が普通に来ると思ってた彼等、、。運命と言う言葉ではあまりに投遣りで、そっけない。自分で命を絶つ人、、。他人に命を絶たれる人。運が悪かったでは済まされない、尊い命、、。ましてや遊びで殺されては素直に成仏なんて出来ないだろう。こないだ探索に出掛け、何も得られず帰宅してからの数日の間に、また何人かお亡くなりになった。皆さんあの病院に関わった人達だ、、。担当していた警官
ホッチ さん作 [869]