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ミステリの携帯小説に含まれる記事が2060件見つかりました。

  • 犯罪者?

    ……まるで犯人扱いだった。時計の針は24時を過ぎていたが帰してくれそうな空気ではない。一人の刑事が入ってきて耳打ちに何かを告げ出ていった。「青山さん…アンタがやったんじゃないの?痴話喧嘩のもつれとかさ」何て事を言い出すんだ。怒りよりも呆気にとられた。「死亡推定時刻だけどねぇ…死後15分ってとこなんだよね〜」…15分。あまりに短すぎる時間に頭の整理が出来ないでいると刑事は続けて言った。「解りやすく
    寿 さん作 [568]
  • 犯罪者?

    駆け付けた警官二人と共に自宅201号室に向かう。警官に挟まれる形で家に上がると、一瞬警官の動きが止まるが少しづつ二人が女性に近付く。一人が生死の確認をすますと相槌を打ちもう一人が無線でどこかに連絡をしだした。見続けるのも嫌な気分になるので隣りの部屋で待つ事にした時、携帯を発見した。「ここにあったのか…」ダイニングから死角になったソファに投げ捨ててあった。背後に気配を感じて振り返ると警官が立っ
    寿 さん作 [551]
  • 犯罪者?

    ズボンのポケットに鍵があるのは感触で分かっていた。しかし今は戸締まりより連絡を優先する。電話ボックスに駆け寄ると自分の部屋を見上げながら緊急ボタンを押し110番する。「ひ 人が死んでます!すぐ来て下さい!住所は…」連絡を終えて落ち着きを少し取り戻して思い出す。「(携帯…誰か拾ってくれてるかも、電話してみよう)」『………ピリリリリ…ピリリリリ』…何処からかの着信音。「(え?…あれ?…
    寿 さん作 [617]
  • 犯罪者?

    震える頼りない足どりで全ての明かりを点ける。「と、とにかく警察に!」しかし見渡す限り携帯が見つからない。「こんな時に!!帰りに落としたか!?」家にいたくない気持ちと連絡をとる為にベランダから見えるすぐ下の公衆電話を使う事にした。玄関に向かうと乱暴に靴を履き鍵を外して玄関を開けようとした、が…「…鍵かかってたじゃん…カギが…」さっきまでの疑問が一気に甦ってきた。「(なんで死体があるんだよ!いつから
    寿 さん作 [529]
  • 犯罪者?

    体育座りの人間がいる部屋だけ明かりを点けてる為、光々とそれを照らし異様さが増している。「(!!…!?)」生死を判別していない恐怖がある。動きだされる恐怖もある。そして最悪の場合は死体が自分の家に居るという恐怖。人間の心理として、自分の許容範囲を超える絶対的なものに対峙した時、目をそらす行為は更なる恐怖を呼び寄せると無意識に感じる。どれ程の時間が過ぎたか。徐々に我を取り戻しつつ分かってきた点がある
    寿 さん作 [520]
  • 犯罪者?

    自分に危害を与える存在が無い事を何度も繰り返し自分に言い聞かす。どれくらいの時間が経過したか、ついにフトンをめくる行動に移る。鼓動が限界に達した振動を体が覆うが震える手をなかば無理矢理に掛け布団へのばす。そして意を決して一気にまくった。『バサッ!!』……頭のどこかで覚悟していた光景があった。しかし認めたく無いのか思考が働かない。………人間だった。目の前の現実を受け入れると同時に腰を抜かし、その部
    寿 さん作 [639]
  • 犯罪者?

    アルコールには弱い方で、記憶を無くす事は珍しくなかった。浴室から出ると水を一杯飲みほし寝る為に寝室の部屋へ入って行く…が、入口で足が止まる「…ん?…え?」毎晩寝ているフトンに違和感を覚える。明らかにおかしい。部屋は暗いが敷きっぱなしのフトンに『なにか』でボリュームがあるの位は分かる。体験した事の無い緊迫感、あるいは恐怖を抑えながら静かに脇にある電気のスイッチを入れる。『カチッ』……スイッチの音
    寿 さん作 [519]
  • 犯罪者?

    …外音で目が覚める。カーテンの隙間から射す街灯だけが部屋を照らす。「…暗いな」アンティークの壁掛け時計は22時をまわった所だった。「帰ってきて雑魚寝しちまったのか」2DKのマンションに一人暮らしで目覚めた部屋は寝室ではなかった。 シャワーを浴びる為、立ち上がった時に後頭部の痛みに気付く。「!!いっ…つ。なんだ?血でてんじゃん!」体を洗い流しながら記憶を辿る。 朝、会社に出勤した事。帰りに同僚の『
    寿 さん作 [570]
  • あじさい山は午前8時に噴火する;其の参

    すべてを飲み込むような濃霧に包み込まれた村。倉屋村およそ22家族から構成されており、人口は約120人。1家族あたりの構成人数は5人といったところである。全国でも珍い村全体が半自給自足であると言うのだ。半月に1回何10キロも離れた町から食料品や日用品が送られてくる。マコトは信じられないと言ったような顔をしている。それも無理もないことだった。町ではモノクロテレビジョンなるものが登場し、世間を騒がせて
    ぽんぽこ さん作 [452]
  • 夢魔 ?

    「はっ?」 私は手渡された名刺を落とした。 何で?私が? というか、今、彼は私のことを殺すといったのか? 何で私がつい先まで、見たことも、聞いたことも、会ったことも、話したこともないこのガキに殺されなくてはならないのだ? というか黒咲一族って何? 何を生業としているの? それとも何かの集団とか? 裏社会って? 何処にあるの? どんな人たちが住んでいるの? 何時ごろできたものなの? ここからどうや
    柚木麻里 さん作 [588]

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