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ミステリの携帯小説に含まれる記事が2060件見つかりました。

  • 仮装現実 ー最終回ー

     ー 最 終 回 ー 待ち合わせの時間にはきっちり5分、遅れて行った。若者向けの雑誌にそのような記述を見つけたからだ。 …「彼」は、そこにいた……。 建物の影に入っていて顔はハッキリ見えなかったが、遠目からでも黄色いネクタイは良く目立っていた。いきなり正面から声を掛けるのもためらわれたので、私は周りこんで彼の背後から肩をぽんぽんと2回、軽く叩いた。「あっ……! ぎ、銀子さん……ですか?」振り向い
    眠兎 さん作 [531]
  • 悲しき殺屋

    N県長村村。公立高校に通う黒木かずやは、どこにでもいる普通の高校生だ。外見は一般的にみたらイケメン。また学力も彼が勉強嫌いなだけでやればできるといった才能のある人間だ。性格はあまり前にでる方ではないが彼には友人が多く、彼の回りには人が集まる。どこにでもいる高校生だ。キンコーカーンコーン。築60年以上たつ木造校舎の窓ガラスが、チャイムの音でわずかに震える。「かずや今日は弁当あるのー?」昼休み、かず
    たつん さん作 [574]
  • ポリスキラー第8話

    9月14日。少女殺人事件の重要参考人として阿部はマークされていたがとうとう物的証拠が見つかった。落ちていた拳銃から阿部の死体が検出されたのである。そしてついに阿部に逮捕状が出された。「なぜだ?阿部はなんで?信じられない…」と水本は言った。「信じられなくても信じるしかない。失踪するし、指紋は検出されるしあいつしか怪しい奴はいない…」と今江が返す。刑事課は阿部が手配された事により重苦しい空気が漂って
    千葉犬 さん作 [417]
  • 夢魔 ?

     名誉、名声、富、金、地位……。 バラ色の人生だ。こんな狭い貸家暮らしとは永遠に決別し、高級マンションないしはごう邸暮らしも夢ではない。夢だった外車も、ブランド物のバッグも、海外旅行も、エステも、宝石も……全て自分のものだ。 それに東大にさえ入れば医学部生のみならず、将来の官りょうや未来の社長、はたまた良家の子息等々は大ぜいいる。上手くいけば玉のこしだって夢じゃあない。 私は確実に自分の夢を現実
    柚木麻里 さん作 [560]
  • クルス case1/2

    「隼施さん」 マスターは買い物袋をカウンターに置き、俺に話しかけて来る。「ん?」「事務所の前で、愛理さんと怪しい人が、何か話していましたよ」「え?」 凄く嫌な予感がする、助手の愛理が勝手に依頼を受ける事は多々あるが、その全てが変なものばかりだ、勝手に契約するなと言っているのききやしない、そのおかげで何度死にかけたか、急いで阻止しなければ。「マスターありがとう。いくらだ?」「ビール七杯で千七百
    奇空の朱&海炎 さん作 [388]
  • 夢魔 ?

     その日――。私、中川則子が自宅に帰宅したときには、既に夜中の十一時を回っていた。毎週木曜日は予備校なので何時も帰りが遅い。 来年の受験に備え昨年の夏休みから隣町にある某大手予備校に通い始めて早八ヶ月。国立理系志望の私にとっては致命的ともいうべき数学の成績も、ここ最近になり、ようやく向上してきた。 つい先日行われた模擬試験では今までにないほどよくできたといっても過言ではない。実際に答え合わせをし
    柚木麻里 さん作 [775]
  • 仮装現実 ー第3回ー

     ー 第 3 回 ー 私は自分の正体・素性がバレないようにと必死だった。それまで聴かなかった速いテンポの音楽を聴いたり、観た事も無かった若者向けの恋愛ドラマやバラエティ番組を観て情報を収集し、「彼」と話を合わせようとした。突然に趣味・趣向が変わった私を見て主人が怪しむかとも思ったが、「俺の事は気にせずに、お前ものびのびと自由にやってくれ」との事だった。正直、妻の事など気にも留めないのか、と一抹の
    眠兎 さん作 [715]
  • スーパーにて

    スーパーでお買い物。子供達が一時間後には帰って来る。私は、そそくさと晩御飯に必要なおかずをカゴに詰める。「はぁ〜、終わった」レジに向かう途中、「あ、せんたくのり」娘が割れないシャボン玉を作りたいので買うように頼まれていたものだ。私は、洗剤コーナーへ走る。“のり、のり、洗濯のりはどこ〜?”すると、背の低い私の頭上に半透明のひょうたん型をした洗濯のりが…。私は、おもむろにそれに手を伸ばし掴む。…と、
    kozma さん作 [617]
  • 近辺警護?

    貴博『で、どうしたんだ?これで呼んで見ただけとか抜かしてみろ、半殺しにして線路に寝かすぞ』博一『気付かないか?』貴博『ん?』いつになく真剣な表情で俺を見てくる。博一『さっきからずっと、つけられてるぞ』叶呼『え?』貴博『………!』意識しなければ気付かないほどの、微妙な何かだった。何ととは言い表し難いが、言うなれば視線だ。貴博『お前の友達か?』見に纏わりつくかのように不快な視線。博一『ストーカーに共
    森田 さん作 [749]
  • 近辺警護?

    身支度を終え、家の外で叶呼を待っている野郎二人組こと俺達。貴博『眠い…』飲みなれたコーヒーなど眠気覚ましにもならなかった。非常に眠い。博一『眠眠打破飲むか?』博一がどこからかドリンクをだして差し出してきた。貴博『サンキュ』なかなか気が利く奴だ。フタを捻り開封する。博一『隠し味に俺の遺伝子を入れておいた』俺は瓶を逆さにしたと同時に、前言も撤回した。地球の重力にのっとり瓶の内容液は道路にブチまけられ
    森田 さん作 [590]

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