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ミステリの携帯小説に含まれる記事が2060件見つかりました。

  • 仮装現実 ー第2回ー

     ー 第 2 回 ー インターネット生活を楽しむ中で、「私は某大学の園芸科に所属している学生です」という書き込みを見つけた。書き込みと一緒に、観察中の植物やキャンパスの様子を写した写真も掲載されていた。季節の草花も素敵だったが、中学校しか出ていない私には大学の様子やキャンパスの風景の方が魅力的だった。 掲示板の中で会話をする内に、学生さんから「メル友になりませんか」とお誘いを受けた。その頃の私は
    眠兎 さん作 [503]
  • 30万で良いよ

    優奈『ねぇ翔、ムカつく奴いるんだけど殺してくれない?』翔『良いよ。誰?』優奈『彼氏。…いくら?』翔『…30万。』優奈『30万で殺してもらえなんて最高。』翔は度々こんな感じで人を殺しているのです。翔『結構、殺してるから30万でも十分なんだ。』優奈『そっか。でも多くの人を殺して逮捕されてないのが凄いよね。』翔『だろ?』優奈『なんで捕まらないの?』翔『天才だから。』優奈『なにそれ。マジでウケる。』翔『
    さん作 [996]
  • 仮装現実 ー第1回ー

     ー 第 1 回 ー 私は、俗に言う「団塊の世代」の人間である。 結婚して三十数年、子供達は結婚して独立し、孫を連れてちょくちょく遊びに来てくれる。先日、主人も定年を向かえて退職。「ご苦労様」「お祝いに」という事で、子供や孫達が連名で主人にゴルフ道具一式をプレゼントしてくれた。そして、「えっ? 私にも……!?」少し大きめの袋の中には、1台のノートパソコンがあった。 私は典型的な機械オンチであり、
    眠兎 さん作 [609]
  • もっと声が聞きたくて5

    二発、三発と男の身体に銃弾を叩き込んでいった。男の身体は何度も身体を痙攣させながら、冷たい床に叩き付けられた。男は激しく身体を震わせながら。「瀬尾、お前は騙されている。O国は既に現政権と若いの交渉に入っている。真田晃と言う男は!」男は最後の力を振り絞って話をしたが最後まで話し終えなかったのだろう。「真田晃は・・・」という言葉で息絶えた。菜々美は男の言葉を真面目に聞いている時間はなかった。すぐさま
    里咲 愛理 さん作 [496]
  • もっと声が聞きたくて4

    菜々美は晃の身分を証明する物を着ていたスーツの中から全て、取り出した。警察からは初動捜査で混乱させて時間を稼ぐつもりだ。管轄内の警視庁に連絡したのは、警視庁の捜査が菜々美や警察庁の核心部分に迫って来たら、警察庁から圧力をかけて、晃の死亡をうやむやにする狙いがあった。下手に神奈川県警に捜査されても逆に、警察庁が苦境に立たされることになる事も頭に入れて置く必要があった。明日の午後には蒲田署に帳場が立
    里咲 愛理 さん作 [482]
  • ポリスキラー 第7話

    弾丸は防弾チョッキを貫き阿部の脇腹に命中した。「ぐぁぁ…ぐぅ…あぁぁ!!」あまりの痛みに阿部はうめき声を上げその場に倒れた。「もうこれでオシマイだよオッサン。これであんたの25年の人生は終わる。」少女は倒れている阿部に止めを刺そうとしている。「死ねぇぇ!!」「パーン!」弾丸は頭部に命中した。もちろん即死である。だが死んだのは阿部ではなく少女の方だった。そして背後には男が立っていた。「ご愁傷様。こ
    千葉犬 さん作 [428]
  • らくがき?

     毎日同じことの繰り返し、つまり平穏の日々を送っている。普通の人からするとこんな毎日つまらないのかもしれない。20代の女性なんて華盛り、合コンしたり、彼氏とデートしたり、そんなのがないとつまらないのかもしれない。けれど、私にとってはこんな平凡で何もない毎日が嬉しくてたまらない。合コンなんてしなくていい、彼氏なんていらない、週末に何も予定が入ってなくてもいい。平凡な毎日が保障されているだけでいいの
    じゅり さん作 [467]
  • あなたの声が聞きたくて4

    菜々美は愕然とした。仕事柄、死体は何度も見ているし、自分で死体を作ったこともある。しかし、死体は晃の物だ。エレベーターがが閉じそうになるのを分け入って、菜々美は自分の身体をエレベーターの中に入れた。顔は長時間殴られ、いたぶり続けられたのであろう。眼球は二つともなかった。頬から横に向けて銃を打つとこのような顔の形状になる。それから更に。頭部を形が無くなるまで殴ったに違いなかった。それ以外は外傷は無
    里咲 愛理 さん作 [420]
  • あなたの声が聞きたくて3

    菜々美はグラスが大きめのメガネをかけ。ブルージーンズに長袖の白いブラウス、茶系のカーディガンを羽織って外にでた。時計を見ると9時を10分程回っている。菜々美はハッとした。晃が今日は来ていない。ニュースが終わる9時頃には必ず現れた晃が今日に限って菜々美のマンションを訪れていない。こんなことは今迄、なかったことだ。もしかすると、国家公安委員会の捜査員に確保された確率を否定出来なかった。晃は普通の会社
    里咲 愛理 さん作 [346]
  • もっと声が聞きたくて2

    軽やかなピアノの旋律に会わせて。ハゲ気象予報士が8時台のニュースキャスターとともに、テレビ画面に現れた。関東地方限定の気象予報だ。ハゲ気象予報士は仏頂面だったが時々みせる笑顔が国営放送にはあっているのだろう。説明も淡々としていて、面白みも何もなかった。明日の土曜日の東京は曇り、降水確率40%、雨は一応あがるという事だった。9時が近付いて来る。晃が硬い靴底を鳴らし、菜々美の所にやってくる。天気予報
    里咲 夏美 さん作 [727]

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