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ミステリの携帯小説に含まれる記事が2060件見つかりました。
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夢から覚めたら(第三夜)
ー 第三夜 ー 再び部屋に一人。 …どうしよう……。 中学生の頃、バカな男子同士で集まって「もしも女に生まれ変わったらどうする?」などと妄想トークを繰り広げた覚えがあるが、実際に、本当に「そうなってしまった」今のオレには、当時、描いていた「浪漫」のほんの一つも行動に移す事は出来なかった。 ただただ、その場に立ち尽す事しか出来なかった。ある日、目が覚めたら突然オンナになっていたのだから、また急に
眠兎 さん作 [486] -
夢から覚めたら(第二夜)
ー 第二夜 ー にわかには信じられない、理解しろという方が無理な状況ではあったが、素っ裸になって自分で自分の身体をまさぐり、オレは諦めつつも納得せざるを得なかった。一体、何がどうしてどうなったのか、理由も原因も全く分からないが、ある日の朝、オレは突然「オンナ」になってしまった……。 幸い、学校は夏休み中で授業は無い。とは言え、野球部の練習は朝から晩まで行われる。「こういう状態」では外に出る事す
眠兎 さん作 [473] -
夢から覚めたら(第一夜)
ー 第一夜 ー♪ジリリリリリーーー……!! 朝、一人暮らしの部屋に目覚まし時計のベルの音が響く。寝ぼけ眼(まなこ)で布団から這い出し、カーテンを明ける。♪ちゅん……ちゅんちゅん……ああ……今日も良い天気になりそうだ……。そのまま洗面台へ。鏡の中のオレは、コントの科学者よろしく、寝グセが大爆発している。 「異変」に気が付いたのは歯を磨いている時だ。歯ブラシを動かす腕の振りに合わせて違和感を、…特
眠兎 さん作 [567] -
(-.-)y-~~~長い夜?
貴博『…まぁいい』別にコイツがどこでどう調べてようが関係ない。問題は相手が本当に叶呼を殺そうとしていることだ。貴博『警察に相談できないならどうすりゃいいんだ?』未だに足をくんで偉そうな体勢を保っている博一に問い掛けた。博一『あ?だからお前に近辺警護お願いしたんだろ。自信無いのか?』守りきる自信はハッキリ言ってあまりないが…しかしそれよりも貴博『叶呼はどうしたいんだ?犯人をぶちのめして欲しいんだろ
森田 さん作 [670] -
ポリスキラー 第4話
10分後、22:30阿部と今江は現場に到着した。すでに数台のパトカーが来ており捜査が始まっていた。阿部「今江さん…俺、死体見るの始めてなんですけど…」今江「そうか。まぁ確かに最初だから怖いと思うが慣れるしかない。」2人はパトカーを降りて死体のもとへ向かった。今江「決して目を逸らすなよ。捜査にならないからな。」阿部「はい…」そこには生々しい死体が残されていた。今江「銃でやられたのか。こっちは眉間に
千葉犬 さん作 [460] -
ポリスキラー 第3話
千葉県警千葉警察署の新人刑事、阿部真治とベテラン刑事の今江拓也は暴走族の一斉検挙に駆り出されていた。しかし作戦がバレたらしくほとんど逃がしてしまった。真治「本当に逃げ足の早い奴等ですよね。俺は暴走族の一斉検挙なんて始めてなんですけど何で作戦がバレたんですかねぇ?」拓也「恐らく見張り役がいるんだろ。すぐに逃げられる様にな。暴走族も一応俺達警察と同じ様に組織なんだ。一筋縄では通用しないこともある。」
千葉犬 さん作 [560] -
廃墟?
もはや噂は事件へと昇華していた。4人の行方不明により、いよいよ調査隊が動き出す。その調査隊出動の前に、会議室で対策が講じられた。「これが1988年当時の、XX記念病院の見取り図です」「A班はこちら側からこのように迂回してください。B班は―――」「なお、調査は極秘に進められますのでくれぐれも地域住民に―――」「それではお願いします」廃病院に入っていった者たちは、例外なく行方をくらますという事実。内
けん さん作 [737] -
廃墟?
翌日のニュースで男の行方不明が報じられた。テレビ画面には廃病院の外観が映し出されている。「ねぇ見た?また行方不明だってさ」「見た見た。中で何が起こってるんだろう…」「えーそもそも廃墟のほとんどが私有地でして、勝手な侵入は――」世間やメディアはこの事件に注目した。その結果、山間の廃病院は一躍有名になった。ある夜、若い男女4人が廃病院に忍び込もうとする。「うわぁ…やっぱ怖いって」「てか足場悪いやん!
けん さん作 [463] -
廃墟
男は山間の道路脇に車をとめ、煙草に火をつけた。そして闇にそびえ立つ廃病院を見上げる。巷では廃墟ブームが巻き起こっていた。廃墟の魅力にとり憑かれた人々は口を揃えていう。あの独特の虚しさがいい。まさに滅びの美学だ、と。懐古主義を語りはしないが、男もそんな廃墟好きの一人だった。『XX記念病院』1988年創立と書いてある。この廃病院は廃墟の中でもとりわけ有名だった。廃墟としての価値があるわけではない。最
けん さん作 [537] -
ポリスキラー 第2話
夜の街に今日もまたサイレンがなり響く1台のパトカーが暴走するバイクを追っている。刑事A「そこのバイクすぐに止まりなさい!!」暴走族「うぜぇんだよ!!捕まえれるもんなら捕まえてみろよ糞ポリ!」全く止まる気配はない。そしてバイクはパトカーが入れない路地に入り込んだ。警察も負けじと近くの道を通ってバイクを追うが完全に見失ってしまった。刑事B「糞!見失ったか。餓鬼の分際が舐めやがって…」刑事A「そんな言
千葉犬 さん作 [628]