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ミステリの携帯小説に含まれる記事が2060件見つかりました。

  • 死ぬぞ

    今日こそ死のう。昨日は、ガス死しようと思ったが家が貧乏な為ガスが止まっていた。おとといは、ナイフを胸に突き刺して死のうと思ったのだが、ナイフが見つからなかった。その前の日は、水に顔を突っ込んで死のうと思ったが、やっぱり苦しくてもっと他の死に方が良いと思った。さて、今日こそ死ぬぞそうだ、首を吊って死のう。あ、でもロープをかける所がない。しょうがない、明日死のう。ふぅ。今日こそ死ぬぞ
    アヒャ さん作 [645]
  • 蝋燭の火?

     八月九日。 五郎は朝から工場に顔を出し、予定通りに辞表を提出する。 こうすることによって迷惑をこうむる人間がいるのかも知れない。いや、きっといるのだろう。 しかし、五郎は思う。 自分がこの世から消え去ることによって迷惑をこうむるような人間は、きっといないはずだ、と。  その直後に、毅の顔が頭をよぎり、五郎は苦笑いをする。 あの出来事以来、どうも自分の中に脆弱な風が吹いているらしい。まるで覇
    けん さん作 [548]
  • 残業

    僕はごく平凡な会社員だ。彼女なるものはいないのでいつもどおり、残業を終えた後、まっすぐ家に帰る。しかしどうも最近誰かに見られてる気がする。最初は女のストーカーかと思ったが、ありえない。俺ははっきり言って生まれてこのかたこれでもかというほど女っ気がない。しかし、最近それをぶち壊すかのような事態にあう。何故なら最近帰り道の途中に必ずと言っていいほどモデル体系の綺麗な女に会う。最初はたまたまかと思った
    深川四郎 さん作 [784]
  • 猫の目が見たもの?.完

    佐和子が美奈子を連れて帰って来た。散らかったリビングに入るや否や、振り上がる手が美奈子を襲う。倒れ込んだ美奈子の髪を佐和子が無造作に掴み上げる。容赦なく浴びせる罵声に、泣き叫ぶ声が入り混じる。 「おまえはなんでそんなにできそこないなの!」 「ごめんなさいお母さんごめんなさい…」
    葉桜 さん作 [492]
  • おじいさんとランド

    私は長いことこの椅子に世話になった。この柱に世話になった。この家自体にお世話になってきた。私はもう米寿を迎える老人だ。ばあさんは三年前に亡くなった。しかし私にはどうもそばにいる気がしてならない。そして愛犬のランドは、ばあさんが生きている十年くらい前から家族の一員だ。私らには子供はいなかったので愛犬のランドは我が子みたいなものだった。私はもう歩くこともままならなかったので散歩も難しかったのだが、最
    深川四郎 さん作 [590]
  • 猫の目が見たもの?

     「おはようございます」 金子佐和子が娘の美奈子を連れて幼稚園に出掛けると、毎朝出会う隣りの三上さんは今日もゴミ袋を抱えて、いつもの笑顔で挨拶をしてきた。 「おはようございます、今日もいい天気ですね」 佐和子は朝からいつもの上品な装いで、丁寧な挨拶を返した。
    葉桜 さん作 [540]
  • 蝋燭の火?

     「ああ、五郎さんやないすか。またこんな日曜にどないしたんですか?」 五郎は昨日の出来事を説明した。自分の喉がひどく乾いていることに気付く。 「う〜ん… ありえへんっちゃーありえへん話ですわな。まさか五郎さん、そのことについて本気で悩んでるんとちゃいますやろな?」 「あほ、んなわけあるかい。3日後には死ぬいうのに悩んでてもしゃあないやろ」 毅は一瞬戸惑った。五郎の答えが本気なのか、それともい
    けん さん作 [425]
  • 蝋燭の火?

    翌日は日曜日であった。 五郎は手短に朝食と身支度とを済ませ、近くの車庫まで歩いた。月極めの専用駐車ガレージが数棟続いている。自分の車を納めてあるところまで来て、シャッターを開け車に乗り込む。長年付き合ってきた彼のマーク?は、すでに廃車寸前の状態まできている。丁度いいやと、心のどこかで五郎は毒づいてみるが、状況が状況だけに、余計に気分を滅入らす結果となった。昨日の出来事によって、五郎はあるひ
    けん さん作 [376]
  • 殺人計画

    渡辺昌子は1年前に離婚した。6才になる息子博司と母子家庭の生活を慎ましく過ごしていたが、ある日恋人ができた。子供嫌いの恋人のせいで、昌子は日に日に博司の存在が疎ましくなっていった。 そしてある日立てられた殺人計画。 1、薬を飲ませて部屋にガスを充満させる。 2、鈍器で強打する。
    葉桜 さん作 [702]
  • 蝋燭の火?

    深夜一時過ぎ頃、帯びた酒気もそのままに、五郎は吹田にある自宅へと帰り着いた。足取りはおぼつかないが、誰もいない部屋に帰るには、この程度酔っているほうがいつも都合がよかった。こぢんまりとしたアパートの、1Kの床に五郎は大きく寝そべった。最低限の家具が置かれただけの、殺風景な部屋であった。 伸び縮みする意識の片隅で、昼間の毅の話を思い返す。確かに人生というものは短い。それは大体理解できる。事実
    けん さん作 [435]

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