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ミステリの携帯小説に含まれる記事が2060件見つかりました。
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日常茶飯事? 〜12〜
「憶えてたか?ロン毛。」「ロン毛って。まぁいーわ。何か用?さっき玄関睨んでたじゃん。」「バカかお前!オレァお前を睨んでたんだ!」「あのね、今のうちに教えといたげる。私がバカならコイツはなんなんだって。」私は右手の親指を後ろのお兄ちゃんに向けた。お兄ちゃんは、ボケッと私とこのチビの会話を見ている。「ほぉ〜。兄貴か。」「そうだよ。ってかアンタ、名前は。」「名前?あぁ、お前この表札読めるか?」「(ウゼ
梨希 さん作 [724] -
日常茶飯事? 〜11〜
「こ・・こにひっこしてきたひと よろしく・・・」「続けて?」「ココニヒッコシテキタヒトヨロシク」「吉本新○劇だったら全員ズッコケたぞ。」やっぱりダメだった・・・。も〜っ。ここまできたのにぃ。「んじゃぁ、今度、もう1回、仮名入力にしてやってみるからね。」「カナ!?カナさんか!!」「ほら、画面見る。」あ゛ぁ。不覚。カナさんの事を忘れていたわ。お兄ちゃんは大人しく画面見てくれてるから良かったけど、『カ
梨希 さん作 [646] -
日常茶飯事? 〜10〜
「蓮!」「何?」「寂しい時は、オレの部屋、いつでも空いてるからな!」「・・・優しいね、お兄ちゃん。」「妹には優しくしないとな!妹叩くとか(おかわりしたのに残すとか)ありえねぇからな!」「・・・なんかどっかで聞いた事あるけど、ま、いーや。ありがと。」「ヘヘヘッ!」寂しくてお兄ちゃんの部屋に行くよりか、お兄ちゃんが寂しがって、私の部屋に来ることの方が多いと思うけど。怖がりなクセに稲川淳二見るかっつー
梨希 さん作 [638] -
ジャージ貴族〜?〜
「被害者の遺体はこちらです」そう言って竹松警部は、土田宮を喜多の遺体のもとへ案内した。「こちらです。喜多博さんで間違いありませんか?」「間違いありません。喜多君です」「そうですか…。ところで、被害者があなたの会社の秘密情報を売っていたという話を聞かせてもらえませんか?」「はい。最近、我が社が進めていたあるプロジェクトがあったのですが、そこに使われる予定だった我が社が開発した新しいテクノロジ
すぎした さん作 [625] -
日常茶飯事? 〜9〜
「れぇぇ〜ん〜〜!手伝って〜!」・・・そう言えば引越しの片付けまだだったな。さっさと済まして、私の部屋つくろ♪(子供)「広!」「いい部屋でしょ?勉強がしやすいと思って!」「勉強はしないと思うけど、ありがと♪」「お兄ちゃんみたいにはならないようにね、絶対だからね? その為にはもう今頃から塾に行かせておいた方が…あっでも蓮は 出来がいいと思うし〜…今はとりあえず通信教育と学校で…」「お母さ〜〜ん!!
梨希 さん作 [614] -
ななほし・てんとうVol?
「犯人は私、七星 ルナが捕まえる!今は亡きおばあちゃんの名にかけてっ!」おいっ、ばーさんかよっ!っていうか、お前のばーさんはまだピンピンしてるだろが。全ては、この一言から始まった。遡る事2時間前。僕の部屋にて。フローリングの床に直接置かれたノートパソコンが、小さな機械音をあげている。そして、その画面を一心に見つめながらソーダ味のアイスバーにかじりついている女が一人。僕はベッドの上で寝そべりながら
ウグイ さん作 [527] -
ジャージ貴族〜?〜
「被害者の身元は?」竹松寛警部が現場に到着して最初に発した言葉がそれだった。「喜多博。IT企業の土田宮ネットの営業課長です」竹松警部の問いに部下の広瀬刑事が答えた。「俺と同じ名前かよ…。それでなんでガイシャがライバル企業の白根ネットの応接室なんかにいるんだ?」「それはまだ分かりませんね」「恐らく我が社の秘密情報を白根ネットに売っていたからじゃないのでしょうかねぇ」「そうか…ん!?あんた誰だよ
すぎした さん作 [655] -
ななほし・てんとう☆人物紹介☆
七星 ルナ・自称、名探偵を名乗る高校二年生の女子。物事を冷静かつ客観的に見ることができるが、一旦スイッチが入ると暴走状態に陥る事もしばしば。童顔がコンプレックスな為、普段から大人な発言を心がけているが、ミニマムな身長と『電波』的な思考が、その頑張りを見事に相殺している。幼なじみで腐れ縁の天道 明日とは助手と先生の関係らしい。ちなみに、こんなんでも本作の主人公。写楽・都市伝説サイトのチャットの中に
ウグイ さん作 [557] -
ななほし・てんとう
東京……渋谷。最近になって、この界隈を脅かし始めた連続殺人犯、笑憎愚魔(エニグマ)この物語は、エセ探偵(自称探偵)である七星 ルナと、ネットハッカー写楽(ハンドルネーム)、そして普通少年、天道 明日を軸にくり広げられる天才殺人犯とエセ探偵集団との緻密かつ繊細な頭脳攻防戦……だったりする。
ウグイ さん作 [535] -
日常茶飯事? 〜7〜
「お父さん!!開けてー!」「ダメだ。ダメだ、ダメだ。」「頑固者。」「カナさんについて教えてやれ。」「非協力的親父ィ」お父さんはマジで頑固者だから、もう無駄だって事は百も承知。けど悔しいッ。なんであの時気付かなかったんだもぉっ。腹立つなぁ。自分に。「蓮〜!カナさんって、一体誰なの〜?」お母さんとお兄ちゃんはもうソファに腰を下ろして、私を待っていた。そんなにカナさんの事が気になるんですか?お二人さん
梨希 さん作 [637]