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ミステリの携帯小説に含まれる記事が2060件見つかりました。

 
  • ロジック 第1部 ?

     『……………』 バスの車窓を流れる景色は、なんだか不思議と頭に残る時がある。ガラスの向こうにある、何気ない日常。俺はそれをじっと眺めていた。 『……………』 何も言葉は浮かんでこない。音も奏ではしない。ただ、無意識に、映像を受け取るだけ。実際、思考や意識は全く別のところにある。 『…待っててな、マキ……』 俺は、今、マキのところへ向かっている。 車窓の外に、ブサイクな男とそれに不釣り合いな美人
    KOH. さん作 [558]
  • ロジック 第1部 ?

     『…なんだよ』 『ユウシとミズキが…デキてる、らしい』 『…マジ、かい!?』 ユウシ、中牧雄士(ナカマキ ユウシ)といえば、容姿からしても「モテない」男なのだが、その相手が問題である。ミズキこと春山美月(ハルヤマ ミズキ)は、学年で1、2を争う美人だ。当然、ユウシなんかと釣り合うはずがない。 『なんでまたそんなウワサが?』 『うん、なんか、2人がラブホから出てくるのを、見ちゃった奴がいんのよ
    KOH. さん作 [570]
  • ロジック 第1部 ?

     …俺は暗い部屋に、独り転がっていた。特に何をするでもない。ただ、闇の中を見つめていた。手元のケータイが突然けたたましい叫びをあげ、電話だかメールだかの着信を告げるが、それにも応じない。 『…どうせ、マキじゃないんだから……』 …マキ……。それは、俺の最愛の彼女、だった。   * * *  ロジック 第1部   * * * あれから、1年−。俺は桜咲く坂道を抜け、学校へ登校する。坂の先でいつも俺
    KOH. さん作 [596]
  • 特務捜査班

    プロローグ「石川県警刑事部特殊捜査班」(以下、特捜)近年高度化する凶悪犯罪に対向するという名目で設立された。が、実際は不祥事を起こしたり上司にたて突くなどで問題刑事たちが左遷される言わば``窓際族''である。現在、特捜には班長の竹松博警部。広瀬弘一警部補。加藤圭太巡査長の3名の刑事がいる。広瀬警部補は冷静沈着、頭がよく頭脳派だ。東大卒のエリートで将来を有望されていたがある事件でと捜査の仕方で
    左京 さん作 [750]
  • 裏道12

    その日は消灯時間になっても大きい声をださないように気を付けながら、夜遅くまで二人で話をした。いずみは一学年下で隣町の高校でバレーボールを頑張っている事。家庭的に見られるが、実は料理が苦手な事。同じ盲腸で入院していて、明日には退院してしまう事。さっき初めて会ったのにそんな気がしなかった。だから総二もめったに話さない夏希との事まで話した。話をしながら仲良くなっていく中で、明日には会えなくなってしまう
    寺北 さん作 [758]
  • 裏道11

    成績は中の上、レベルの低い国立大ならなんとか合格できる。とりあえず国立大学に入ればいい。そんな気持ちで受験に望んでいた。そしてセンター試験前夜、「なんとかなる」根拠のない自信があった。明日に大勝負が控えているというのに、たいした勉強もせず床についた。そして日付がセンター試験当日になった頃、急に激しい腹痛が総二を襲った。いままで味わった事のない痛みだった。そのまま病院に直行し急性虫垂炎と診察された
    寺北 さん作 [638]
  • 裏道10

    あれから一度も会わないまま2週間がすぎた頃、ホームルームで夏希が退学した事を告げられた。ショックは受けなかった、なんとなくわかっていたから。それでも本当の理由が知りたかったけれど、先生は教えてはくれなかったし、彼女は友達がいなかったので真実はわからなかった。次の日、総二は坊主頭にして登校した。まわりから失恋したからだとか色々聞かれたが、ファッションだと言いきった。本心は失恋の為ではなく、夏希に迷
    寺北 さん作 [650]
  • 裏道9

    総二はわからなかった。つい昨日、必ず来ると約束を交わしたはずだ。今まで来なかった理由はわからないけれど、今日からは自分に会う為に学校に来てくれると思っていた。いつもより長く感じたた授業の終わりを告げるチャイムが鳴ると同時に、総二は教室を飛び出した。「早く会って理由を聞きたい」それは心配というより、むしろ怒りに近いその感情を胸に必死に彼女の家に向かって走った。着くとすぐに何度もチャイムを鳴らし、ド
    寺北 さん作 [582]
  • 裏道8

    「ありがとう」突然渡された時間割りに少し驚いたようだったが、嬉しそうにそれを受け取った。「淋しかった。ずっと会いたかった。会えなくてわかったんだ、俺は夏希の事が好きなんだ。早く学校に来てくれよ。夏希が隣にいない学校にいたって何の意味もないんだ。」夏希の笑顔を見たとたん、さっきまでせき止められていた言葉があふれだした。本当は告白するのは終業式の日と決めていたのに、自分の意志に逆らって、勝手に口が動
    寺北 さん作 [548]
  • 裏道7

    次の日もその次の日も隣の席は空いたままだった。学校に来ても虚しい日々が続いた。ちょうど一週間が過ぎた頃、総二は職員室に呼び出され、テストの時間割りを持って行ってくれと頼まれた。嬉しかった。やっと夏希に会える。もらった住所と地図を片手に夏希の家に向かった。ついて見ると想像以上に古びたアパートで驚いた。部屋の前に着きチャイムを押そうとした時、緊張して一歩手前で指が止まった。深呼吸してもう一度。押せな
    寺北 さん作 [554]
 

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