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ミステリの携帯小説に含まれる記事が2060件見つかりました。
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落下中にて
落ち続けていると墜ち続けていると堕ち続けているとある地点から、急上昇している様な逆に昇っている様な奇妙な感覚に陥る事がある。ふと気付くと気を抜くと微睡むと。全てが逆様になる。景色は変わらないのに状況は変わらないのに存在は変わらないのに。真っ逆様にオチテ真っ逆様になる。墜ちて上って落ちて登って堕ちて昇って。洋館である。ホラー映画やミステリー小説に登場するあの古びた館だ。ツタが壁を覆い庭は荒れ果て蝙蝠
をんさん作 [585] -
ROOM 24 〜かかってこい、俺が絶対守る〜
反抗したい。けど、反抗して、これ以上相手を興奮させたら、元も子もない。どうするか迷っていると、拓也が咄嗟に入ってきて、岬の前に立った。「ずっと聞いていたよ。岬に対する悪口。」「拓也も来たか。どうせなら2人まとめて殺しちゃうか?」拓也は岬を庇った。「これ以上岬を傷つけたら、俺が許さねぇ。」「なんだよ。個室で1人で寝れなかったビビりのくせに。」「ビビリはそっちだろ。」拓也の目は、正義に満ちていた。「拓
るーROOMさん作 [807] -
ROOM 23 〜殺してやろうか〜
5日目。朝、岬が起きると、いつもの場所にオノがない。拓也は、まだ寝ているのだろうか、部屋の中。岬は、きっとオノを持っているのは圭吾だと思った。それを予測したのにも関わらず、岬は圭吾の部屋に入った。あの…リモコンを持って。「…ノックぐらいしろよ…。」驚く圭吾をよそに、岬は問い詰めた。「このリモコン…使ったよね?」圭吾の眉がピクッと動いた。岬はそんな一瞬の動揺も見逃さなかった。「やっぱり…これで、拓也
るーROOMさん作 [727] -
ROOM 22 〜岬の異変〜
キャラだったら、好感度ガタ落ちだ。「…大丈夫だよ。心配いらない。」「…そっか。」拓也は、部屋を出ていこうとした。すると岬が、「ひとつ…聞きたいことがあるんだ。」「…何?」「誰かの仇をとることは、殺しには入らないのかな…。」岬がこんなことを言うなんて…。拓也はぞっとするも、「殺しには入ると思う…でも、それで誰かを救えた気持ちになれるなら…。」「そう…」岬は、ずっとテンションが低い。ましてこんなことを
るーROOMさん作 [734] -
ROOM 21 〜許さない、理性の限界〜
食材配達ロボは、リモコンによって制御されていた。「じゃあ、今朝…。」誰かが遠隔操作をして、弘貴を殺した。リモコンの裏には、「1回限り」と書いてある。「バカな…。」また、人を疑わなくてはならなくなった。でも、拓也は自分の前にいて、ドアを見ていたのだ。リモコンを操作することは出来ないし、相当怖がっていたし…ということは。「やっぱり圭吾…?」あの時の状況を思い出した。『今度俺がのぞく。2人はそこにいろ。
るーROOMさん作 [762] -
ROOM 20 〜裏切りなしで過ごしたい〜
拓也も悲しいのだ。しかし、もっと悲しんでいる人がいるのなら、手を差し伸べてあげ、支えることが、筋なのではないだろうか。岬は、若干ふらつきながらも、イスに座った。「無理せず、食べられる分だけ食べろ。」「はい…。」岬は頷いて、悲しみを堪えながら食べ始めた。「うまいか?今日俺、少しはりきっちゃった…。」確かに。朝から魚料理。「うん…。」「ほら、圭吾も食べて。」「…まるで父親みたいだな。」笑いが起こった。
るーROOMさん作 [774] -
ROOM 19 〜絶望〜
オノで、弘貴は首に深い傷を負っていた。岬は、その傷を直視できず、ただ泣いていた。どれほどの時間が経ったか。ドアをノックする音がした。岬はふらふらになりながらも立ち上がって、ドアを開けた。そこには拓也。「朝飯…作ったから食おう。」岬は首を横に振った。あまりにも残酷な現実を、受けとめられないでいた。「いらない…。」閉めようとする扉を、拓也は押さえた。「まだ、ひとりじゃない。」「…。」「俺と、圭吾が…い
るーROOMさん作 [719] -
ROOM 18 〜ついに〜
「や…やべぇ…。」圭吾、岬も驚く。「気づかれてたら、殺されてるところだった。」拓也はもう一度、「今度俺が覗く。2人はそこにいろ。」拓也は決死の覚悟で覗いた。そこには、誰もいないリビング。1日分×4人の食材が並べられていた。拓也は再び扉を閉じようとした。すると、異変に気づいた。「…弘貴の部屋…開いてるんだけど。」拓也が震え始めたので、2人が慌てて駆け寄ると、「…血が…ついてる…。」岬は一目散に弘貴の
るーROOMさん作 [616] -
ROOM 17 〜2人目の被害者?〜
「じゃ、寝るか」と拓也。偉そうに自分の部屋のように振る舞う。そう言って、3人は寝た…と行きたいのだが、拓也が一言。「岬の隣、圭吾がいいって。」「…俺?まぁ、いいけど。」岬の隣は相当嫌だった拓也が、圭吾を隣にしようと仕向けた。「岬。隣、圭吾だから。」「よろしく。」最後の「よろしく」がどうも気になるが、岬も眠りについた。朝方だろうか。圭吾は岬の酷い寝相に耐えていた。「学校に遅れる〜。むにゃむにゃ。」ど
るーROOMさん作 [640] -
ROOM 16 〜実行しよう〜
圭吾の提案に、弘貴は、「外が…危険だったら?」と反論。しかし、圭吾の主張は続く。「4人で、この部屋を脱出しよう。」『自分に自信を持つ。』この日から、圭吾は少し変わったように見えた。2日目。「ちょっと入るぞー。」拓也がまた、布団を持って岬の部屋に入ってきた。そして圭吾も。「今日ここで寝る。」「3人〜?」さすがに岬も、困る。でも、頼もしいし、淋しくない。岬は2人を受け入れた。これに弘貴が入ったら、この
るーROOMさん作 [641]