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ノンジャンルの携帯小説に含まれる記事が5567件見つかりました。
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山奥に鎮座せり
4月中旬。奈良県吉野町ではいわゆる千本桜が満開を迎える。この一帯で自生しているヤマザクラは日本固有種である。長身の樹木に成長し高い位置の枝葉に花を付けるのが特徴である。毎年この時期には多くの見物客が訪れ、地域の観光業は最盛期を迎える。この吉野山一体に自生しているヤマザクラ群は区域によって呼称がある。麓地域に咲く下千本、中腹に咲く中千本、山頂付近で咲き乱れる上千本。吉野山でこの時期に開花する桜群はま
焼き魚さん作 [196] -
我が輩は未来から来たロボットぬこである。名前はまだ無い。
今日はタイムマシンに乗って、ブラジルのリオデジャネイロに来ておる。未来は病気も無いし、餌も要らない。燃料を定期に入れておけば良い。後は、暇に明かせて、好きな時に、好きな時代に遊びに行く。誠に良い時代である。ただ、過去が変わらない様に、ただにゃあにゃあ鳴いて、ドラえもんの様に、人間と口を効いてはいけない。ただ、傍観者であるのみである。我が輩は日本のぬこであるので、ここオリンピック会場で、日本の試合を
迪加さん作 [817] -
生物としての義務
<雑文>人は人権を奪われた時一体、何を指針として生きて行けば良いのだろうか自然と共に暮らす人達はよく「動物達に学ぶ」彼等は「良く生き様とし、より良く死のうとする」人権を奪われた人達は、もはや他の動植物と同じ、ただの『生物』だだから、人権を奪われた人は他の動植物の様に「ただ、良く生き様とし、より良く死のうとする」事だただ それだけを「指針」として生きて行くのだ
幸加さん作 [835] -
流狼-時の彷徨い人-No.87
失意の帰還を遂げた信玄。 城で彼をまっていたのは、不信感をつのらせた義信と一通の親書であった。 険しい表情で信玄に対面した義信は、開口するやいなや、兵をともなって半次郎を追った事を叱責した。 そこで、実弟である半次郎の生存が絶望的な状況であることを伝えられると、義信は言葉をうしない、うなだれて一筋の涙をながした。「……父上、信之に何の罪があったというのですか?」 義信の問いかけに、信玄は口を閉ざ
水無月密さん作 [929] -
ジョークライフ
ある男は、時空の狭間で子供の頃の記憶を一つだけ取り戻した。人生の中で一番嫌な記憶である。池の中に落ちた記憶である。眠りから覚めようとしていた。男は目をさめると空に居た。居たというか落下していた。「うわぁぁぁぁぁ〜〜!!」ドッボーーンそのまま大きな湖に落ちた。「助けてくれ〜〜死ぬぅぅぅ。」男は、バタバタもがき溺れていた。「俺の人生これまでか。」諦めかけたその時凄いスピードで大きな生き物が空から男を鋭
ニポポさん作 [891] -
ジョークライフ
男は、光の中を凄まじい速さの中で気を失っていた。「ジョー!何してるんだ?」ある男が目を覚ますとそこは、昔の懐かしい風景だった。子供に戻ってる?男は子供の頃に戻ったようだった。これは夢だな。男は思った。オヤジも若いなぁ〜。「危ないからあっちへ行ってなさい。」オヤジは、車を整備していた。この展開だと、オレは池にジャポンだな。オレは、慌てて走り池に落ちて死にかけた過去がある。そのせいでオレは、今でも泳げ
ニポポさん作 [940] -
ジョークライフ
男の元に大きな人形の鳥がやってきた。大きな羽をばたつかせて上空から近づいてくる。男は、これはマズイ食われると思い走り出したが鋭い爪の足に背中を掴まれそのまま上空に上がっていった。やめてくれ〜!!「君を時空の狭間に突き落としてやる。」何故だ!!何をするつもりだ!!雪山と雪山の狭間に光を放つ場所が上空から見えてきた。「さあ、行ってくるがよい。記憶のない男よ。」うわわわ!!!男は、光の中へ落とされてしま
ニポポさん作 [939] -
ジョークライフ
ある男が目を覚ました。とても寒い雪山の高原地帯にいた。「寒い!!ここは何処だ!」男は、驚いた。自分の着てる服が女の子の服だったのだ。「うわぁ〜〜!!」右手には、西洋風人形を持っておりとっさに向こうへ投げた。気持ち悪い!!ピンクのレースがついた赤い生地に白の水玉模様のワンピースに白のレースのソックスに赤い靴を履いていたのだった。ガッチリした大きな男は、寒い寒い雪山で顔から体から真っ赤にしながら周りに
ニポポさん作 [832] -
ジョークライフ
ある男が、部屋に通された。「今日から君は、ここで暮らしてもらう。」男は、記憶がなかった。ここは、一体何処なんだ?その部屋は、女の子の部屋だった。可愛いぬいぐるみが山ほどベッドの上に置いてあった。よく見ていると、だんだん不気味な部屋に思えてきた。ピンクの花のレースの部分がドクロ模様だったり目玉が転がっていたり、大きなクモが箱の中で飼われていたりするのだ。よく見れば見るほど、可愛らしい部屋が不気味に侵
ニポポさん作 [755] -
流狼-時の彷徨い人-No.86
帰路についた武田兵は、皆が等しく無口だった。 強さこそが全ての時代にあってその最たる存在であるはずの彼らは、たった一人の女性に戦慄し、敗走したことでその矜持を著しく傷つけられていた。 さらには、彼女がはっしたオーヴは彼らの知る気の概念とは大きくかけ離れたものであり、未知なるものへの恐怖が彼らをいっそう寡黙にさせていた。 一団の統率者である武田信玄も同様に無口であったが、その心情においては兵士たち
水無月密さん作 [847]