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ノンジャンルの携帯小説に含まれる記事が5567件見つかりました。

 
  • 微少年

    「おい、何度言ったらわかるんだもう一度、一からやり直しだな」「はい、すみません」と言って僕は自分の席についたすると、いつもの柔らかい椅子が固くなっていたしかし、居心地は悪くないそして、デスクのパソコンを操作しようとすると、前には黒板が塗り壁のように立ちはだかっていた横には先生だろうかしきりに生徒に質問する僕はそれを聞いていた「今、電線に12羽の小鳥が止まっています最初は8羽止まっていましたでは、小
    比呂さん作 [434]
  • 冷房の夢

    今日はありがとうあたし嬉しかったわいろいろな話しができてそう言うと、洋子は電話を切った。僕はもう少し話をしたかったが、電話を切られてしまった。洋子にしては珍しかった。いつもならいろいろと、掴み所のない話やぶっ飛んだ話で盛り上がるのだが、その日は違った。だが、僕はそういう日もあるのだと思いそのまま床に就いた。その日は25度を越える熱帯夜で、むしろ30度に近いんじゃないかという暑さだった。これまで我慢
    比呂さん作 [393]
  • 篠山夢人は夢を見る。

    夢の中。僕は近所の公園内に立っていた。眩むような眩しい太陽が浮かぶ濃い青の空は、僕の心まで染めてしまいそうだった。時刻は午後3時。(駄目だ。)早く目が覚めて欲しい。不幸な『未来』なんて見たくない。不幸に出会うのはもううんざりだ。公園で喋る2人の男女。女の被っていた帽子が風に乗って飛んでいく。迫るトラック。描かれている笑う黒猫が憎たらしく見える。(駄目だ!!)女は帽子を追いかける。(止めろ!!)僕の
    夏輝さん作 [395]
  • 流狼-時の彷徨い人-No.74

    『二、三撃で終わらせるつもりだったが、意外としぶといな。 だが、こいつに時間をかけすぎるわけにもいかないか……』 口元をゆがませる段蔵はノアを一瞥した。 圧倒的な力の差を見せ付けたことで、半次郎が認識する限界値は大きく書き換えられたはずである。 あとは放っておいても、この青年は勝手に強くなるであろう。 これより先の戦闘に意味がなくなった今、段蔵の興味は本来の標的であったノアへと、矛先を戻しはじめて
    水無月密さん作 [644]
  • †消えぬ苦しみ†3

    それから零烏と鈴は一緒に暮らすことになった零烏は鈴用の寝床を用意したり木の実などを採ったりしていた鈴はそんな零烏の傍にいるだけだったそれからだいぶ月日が経ち鈴はどんどん成長していった「お兄ちゃん!男の子が倒れてる!」鈴が大声で零烏を呼ぶと零烏が走って駆け付け少年を見た「…足を怪我してるな」その男の子は短い赤髪の少年だった左足を怪我して気を失っているようだ零烏はその少年を抱き上げ自分の住みかに向かっ
    さん作 [600]
  • 「USBmemory」

    めんどくさい。友人同士のごたごた恋人とのケンカしんみに悩みに応えようとする友達だからでもそんな話が多くなるとめんどくさくなる巻き込まれたらもっとめんどくさいだからめんどくさいって誰かに言うそれを聞いてる誰かもめんどくさいかも 人ってね抱えきれる荷物の容量がそれぞれ違うんだよ1GBの人もいれば1MBのヒトもいる相談してきたその人はきっとその人の容量を超えちゃったんだねいっぱいになったんだねだから君を
    ひとりごと。さん作 [653]
  • おえっ

    わたしを愛してくれたあなたのためにもっと美しくなりたかっただけなのあなたに釣り合う女になるために自慢できる女になるためにもっと、もっと、美しく、細く、細く、細くただそれだけだった今のわたしの目の前にはトイレの便座便座の水に映るのはわたしの顔そしてこう思うの『ああ、死にたい』死んでやりたい別に不幸なわけでもないし特別嫌なことがあるわけでもないでもなんかいいや生きてその先何がある自分で命を絶つそんな勇
    みけらさん作 [520]
  • 天使が微笑んでくれるなら

    【落ちた光】止まったままの振り子時計水面に映る満ちることをやめた三日月再び大地を照らすことのない沈んだままの太陽永遠の闇に包まれ、枯れ果てた草原私の胸の奥にしまっていた小さな日記帳あの日のページから開かれることはなくなった貴方と過ごした時間私の体から消えていく貴方の温もりけしてやむことのない冷たい雨が今にも崩れ落ちそうな硝子の器をいつまでも濡らし続けるもう一度貴方の声が聞きたい夏の向日葵のように無
    さん作 [838]
  • 夜明け前

    夜が明ける誰も望んでいない光の世界輝く翼に光の鎧を身に纏い、その怪物は現われる傷つく事を恐れ、前に進むことを諦めていた誰も信じようとしない歪んだ心輝く巨大な怪物は、その荒んだ心に狙いを定めると容赦無く『絶望』の矢を放つ漆黒の闇希望を求めて夜明けを信じる光の世界から与えられた『希望』と言う名の矢永い闇に差し込んだ一筋の光その柔らかな光に手を伸ばす触れた暖かさに心が踊る夜明けは近い
    さん作 [936]
  • タイムマシーンがあったなら?

    タイムマシーンがあったならまだ小さい君にお前は字が下手だから習字を習っとけというだろうタイムマシーンがあったなら丸刈りの君に野球は向かないから美術をやれというだろうタイムマシーンがあったならゲームばかりしている君にもっと勉強しろ理系に進めというだろう髪の長い娘にさっさと告白しろというだろうタイムマシーンがあったならリクルートスーツ姿の君を探して、その会社はやめておけというだろう・・・閑静な高級住宅
    さん作 [896]
 
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