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ノンジャンルの携帯小説に含まれる記事が5567件見つかりました。
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「口笛吹いて」上
日頃大人しかった僕の激怒に先生は驚いたようだが先生も若く僕に豪快にビンタを飛ばした僕はすっ飛び鼻血を出した…しゃあねぇなあ…僕は椅子を手にした先生も興奮したようで椅子を手にしたあ〜あ…やっちゃったでもこうなったらトコトンやるか!大人(先生)と子供(僕)が椅子を持って向かう合うという異様な光景の中でチャイムが鳴った先生は一息つきクラスのリーダーの栄二君に命令した残り物(僕と国田君)をどっちか取って
我 さん作 [377] -
alone 22=殺してやる=
晶は意味がわからず、聞き返した。「その傷を治せ。1週間待つ。またここに来るがいい…。その時に…私がお前を殺す。殺してやる…ッ」水鶴は晶を背負った。「…水鶴様、代わり…ます」圭がすぐさま水鶴に申し出るが、水鶴はそれを断った。「いい。皆神の奴らは私を攻撃するだろう…。お前はその攻撃を防いでおけ。できるな?」「勿論…です」圭は頭を下げた。(今の…)晶は ふと思った。(今の水鶴の顔…昔みたいだった…)そ
兼古 朝知 さん作 [343] -
alone 21=変わったよ=
「わかりまし…た…。水鶴様…」左手の鎌の血を振り払い、圭は水鶴の下へ戻る。「み、つる…!!」うつ伏せに倒れ込んでいる晶が、朦朧とする意識の中 水鶴の名を呼ぶ。「そうしていればそのうち死ぬだろうな、晶」水鶴は晶の近くに行き、死にかけた晶を見下ろしながら言う。「なら何故とどめを刺さねぇ…!?」「…尽きる命に興味など無い」「…なぁ、水鶴」「何だ?」「どうして…人を殺せるようになったんだ…?」「…さぁな
兼古 朝知 さん作 [339] -
僕と和子と敬太郎 第八話
敬太郎に「ちょっと話がある」と呼び出されたのは、僕がこの時代に来てちょうど一年が経つ頃だった。「今月末にある鎮守様のお祭り、三人で行く約束しとったやろ」「ああ、秋祭りね」「健を男と見込んで、ひとつお願いがある」と彼は神妙な顔つきになった。「その日、和ちゃんの両親が法事で家におらんのは知っとるな」「うん」「わしはその日男になろうと思っとる…」「え?」「つまりや、…和をわしの女にしようと思っとるんや
カルロス伊藤 さん作 [365] -
「天女とのはじまり」プロローグ
同伴で店に入ると店長が笑顔で出迎えたいらっしゃいませ!理沙さん・宇野さん(僕)出勤初日おめでとうございます今日はずっと可愛がってた(指名してる)理沙の移籍初日ふぅ銀座なんてガラやないし疲れるなあ仰々しい雰囲気に理沙が前に在籍してた錦糸町のクラブを懐かしんだしかし店長も理沙をスカウトし銀座でやっていけると思ってるのかな?理沙は小柄で可愛く甘えキャラの接客は人気があるが僕との付き合いは公然であり大型
我 さん作 [375] -
瑠海とショール?
僕は、さとばばちゃんの話を聴いて…。(お前は棄てられたんだ…。)診療所には、行かなかったんだ。そりゃあ、学校の友達は、綺麗なお母さんや元気なお母さんが羨ましかった。なんで、僕にはお母さんがいないのか、じっちゃんに何度か聞いたんだ。じっちゃん…。「ごめんな…」って寂しそうな顔するんだ。僕には、じっちゃんがいる!!だから…もう聞かないって決めたんだ。なのに…。かあちゃん現れちゃった。僕は、ショールに
萩原実衣 さん作 [312] -
「急転直下」下
事実はいやがおうでも自己嫌悪として身体を貫く…♪のたうちまわるほどぶちのめされた夜…♪死にたいとは異次元だが立てない尿意を感じても立てなく…たれがす…何日たったかもわからない…立たたなきゃあ…と思っても立てないもうろうとする意識の中で後輩達が慌ただしく救急車を呼んでる姿が見えるカッコつけなきゃ…救急車にタンカで乗せられる時に陽ちゃんに命令した小便片付けて部屋をキレイにしといてや!陽ちゃんは少し安
我 さん作 [425] -
「口笛吹いて」幕開け
転校生の宇野君です先生に紹介された小学五年生の春に僕は転校した僕なりに転校に際して考えた前の学校の繰り返しはしない…由美子ちゃんと二人で全同級生・教師・PTAを敵に回して由美子ちゃんを助けられなかった逃れられない嫌な思い出があった…毎日…転校生らしく大人しく過ごしていたが転機は五月に来た林間学校に宿泊に行く際にソフトボールの試合をするためにクラスのリーダーと副リーダーが各々キャプテンとなり一人ず
我 さん作 [421] -
alone 20=もういい=
「い゛っでぇ…!!…だ いじょう ぶか?夕…」晶だった。夕の前に立ちはだかった晶の背に、赤い線が大きく入り、そこからじわじわと赤色が広がっていく。晶は夕に笑いかけたが、その表情を見て余計に夕が固まった。「晶あんた…!!何で、何で…!?」夕は泣きそうな顔で言う。「お前は…ぐ、ぅう、沢井のオッサン…診てやんなきゃ…いけねーんだろ…!?早く…行って、きやがれ…」「でも…でも!!」「早くしねーと手遅れに
兼古 朝知 さん作 [375] -
alone 19=死にたくない=
「悪く思う…な。これが戦い…だろう?」ぼそぼそと柊が言う。「やだよ!!あたし まだ死にたくないもの!!」夕は後ろにさがろうとした。だが、足がすくんでいたせいで小石に躓き、ガクリと膝をついてしまった。「いや…やだよ…!!」夕はがくがくと震え、目には涙が溜まってきた。「一瞬…だ」圭が鎌のついた左手を振り上げる。「ぃやあぁあぁぁあ!!」――ザクッ!!「…ッぅぁあ!!」苦悶の声をあげたのは…「あき ら…
兼古 朝知 さん作 [362]